資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 長浜市木之本町木之本にある、木之本地蔵院 (きのもとじぞういん)です。

 

 境内に立つ6メートルの地蔵像は秘仏である本尊を模しており「木之本のお地蔵さん」が全国から訪れる参拝客を出迎えます。

 

 寺の歴史は古く、白鳳時代に遡ります。空海、木曽義仲、足利尊氏、足利義昭も参拝した記録が残ります。

 

 庭園は書院の北側にあり、北方に芝生に覆われた築山を設け、右手に枯滝石組を、池中に亀島を作っています。

 

 正面にある出島は鶴島を意匠し、一種の蓬莱様式の庭となります。

 

 木之本地蔵院は、眼の仏さまであり、片目をつむった身代わり蛙たちが住んでいます。

 

 お寺に住む蛙は、多くの人々が眼の病気で困っているのを見て、「すべての人々の大切な眼がお地蔵さまのご加護をいただけますように」と、自らが片方の目をつむることによって身代わりの願をかけたと言い伝えられています。

 

 絵馬には、片目をつむった身代わり蛙が描かれています。