資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

岐阜県垂井町宮代にある、朝倉山真禅院(あさくらさんしんぜんいん)です。
天平11年(739年)行基によって創建されました。当初は象背山宮処寺と称されましたが平安時代初期に最澄が南宮寺と改め南宮大社の神宮寺とされました。
南宮寺では近世末まで神仏習合の信仰が行われ、神社内に仏堂、仏塔、僧坊などが建てられていましたが、明治初年の神仏分離に伴い、三重塔、本地堂などが神社西方の現在地に移され、朝倉山真禅院と称するようになりました。
岐阜県の美濃地域に位置する天台宗の古刹で、美江寺、横蔵寺、善学院、円興寺、真禅院の五寺院を総称して 美濃五山と称されています。
五ヶ寺とも創建は奈良・平安時代まで遡り、1200年にわたる悠久の信仰と歴史と文化財を有する寺院です。
絵馬は、七福神が宝船に乗った七福神が描かれています。
来る人も 又来る人も 福の神と書かれたおめでたい絵馬です。
美濃五山は、室町時代頃より始まり、美濃(岐阜市、揖斐川町、神戸町、大垣市、垂井町)の各地にある伝教大師最澄ゆかりの五ヶ寺を巡拝する観音霊場となっています。
