資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 東京都品川区南品川三丁目にある、品川寺(ほんせんじ)です。

 

 真言宗醍醐派の別格本山で大同年間(806~10)開創と伝えられる品川区で最も古いお寺です。

 

 本尊は水月観音で、東海七福神の毘沙門天をお祀りされています。

 

 入口にある大きな銅造地蔵菩薩坐像は「江戸六地蔵」の一つで神田の鋳物師 太田駿河守正義の作。東京都有形文化財に指定されています。

 

 鐘楼にある大梵鐘は「洋行帰りの鐘」と呼ばれています。

 

 梵鐘は慶応3年(1867年)パリ万国博覧会出品後に行方不明となりましたが、スイス・ジュネーヴで発見され、60余年を経て昭和5年(1930年)に里帰りを果たしました。

 

 境内の大イチョウは幹囲5メートル、35センチ、樹高25メートルで樹齢は約600年。秋にはこのイチョウから取れる「厄除開運ぎんなん」が人気となっています。

 

 絵馬は、金生(かのう)七福神が描かれています。

 

 金生七福神は、品川寺境内の3mほどの盛土上に建てられた鐘楼の周りに置かれている。 鐘楼の周りを半周ほどすればすべての七福神像を巡拝できるお手軽な七福神めぐりが楽しめます。