パリ優先権について

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こんにちわ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

パチプです!
先ほどのブログで記載ましたが私は短答試験が終わってから初めてパリ優先権主張の要件を知りました。
以下、
15分で作ったテキトー事例問題と
割と丁寧に書いた解答になります。


《問題》
パリ同盟国であるドイツに在住しているドイツ人甲は独自に化学物質イを発明した。甲はH30.2.5にドイツにて特許請求の範囲及び明細書にイを記載して特許出願Xを行なった。
H30.4.15に甲は、特許請求の範囲及び明細書にイを記載し、我が国にXを基礎としたパリ優先権主張を伴う特許出願Yを適法に行なった。
本事例についてパリ優先権主張が認められるか検討せよ。
なお、Xは正規かつ最先の出願である。


《答案例》
①発生要件の検討
1甲はパリ条約同盟国のドイツ国民である(パリ2,3)。
2同盟国であるドイツに特許出願Xをしている(パリ4A1)。
3題意よりXは正規かつ最先の(パリ4A1・C1)、4特許出願である(パリ4A1)。
以上より発生要件を満たしている。

②主張要件の検討
1Xの出願人である甲がYを行なっているため出願人が同一である(パリ4A1)。
2ドイツ以外の同盟国である我が国に特許出願Yを行なっている(パリ4A1)。
3Xにかかる発明とYに係る発明は共にイであり客体が同一である(パリ4A1)。
4YはXの日から12月以内であるため優先期間内の出願である(パリ4C1)。
5題意より甲は適式に手続きを行なっている。(43①②、パリ4D1)
よって1-5の要件を満たしているので主張要件を満たす。

③結論
以上より主張要件と発生要件を満たしているのでパリ優先権主張は認められる。





まあざっくりこんな感じです。
実は論文の問題作成が密かな趣味なので、ここではじめて自分の問題公開ができて幸せな気持ちになってます笑。
3年前はパリ条約の趣旨、2年前はpctの趣旨、今年は特許法条約の趣旨、来年はpct規則の趣旨なので(←来年に関しては嘘ですごめんなさい)
国際出願ネタが最近めっちゃおおいですよね。

今年もパリ優は聞かれているし、来年他の法域で出題される可能性も大いにあると思います。
入門コースは、一発合格を目指すために過密なカリキュラムが組まれており論文試験の国際出願ネタに対してのフォローが弱いです。
こんな簡単な事例でいいので発生要件主張要件は抑えるべし!!!
以下に発生要件主張要件をまとめてます。

①発生要件
1同盟国民等であること(パリ2,3)
2いずれかの同盟国に出願してること(パリ4A1)
3正規かつ最先の出願の(パリ4A1・C1)
4特許出願であること(パリ4A1)


②主張要件
1出願人が同一(パリ4A1)
2第一国と異なる同盟国に出願人(パリ4A1)
3客体が同一(パリ4A1)
4優先期間内に出願すること(パリ4C1)
5適式な手続をすること(43①②,パリ4D)



あ、ちなみによくみるけど「パリ優先権主張は認められるか」と聞かれてるのに①発生要件と②主張要件の検討のみして③の結論の記載がない人多いけど、それはダメよーん!!

発生要件と主張要件の両方を満たしてはじめてパリ優先権主張が認められるので

③の結論の記載がないというのは
数学でいうと
(3×4)+(4×5)
=12+20

で終わってるのと同じレベルなので要注意を!!