遅ればせながら第26回東京学生映画祭終了致しましたこと、ご報告いたします!
ゲスト審査員、学生監督、たくさんのご来場者様
その他ご協力頂いた方々ありがとうございました!
第26回東京学生映画祭の結果は以下の通りです!
<グランプリ>
『コップの中の子牛』 朱 彦潼監督(東京藝術大学大学院)
父は4才の娘ヌヌに牛乳コップに牛がいるという嘘をついた。ヌヌはそれを信じて牛乳を飲み干すが、牛はいなかった。色々な嘘をつく父と嘘を信じる娘、中国の江南地方を舞台にした物語。(11分3秒)
<準グランプリ>
『花芽-Flower bud』 中野 咲監督(東京藝術大学大学院)
大人になる瞬間の不安定さ、葛藤、喜び。子守唄と鼻唄のあいだ。男の人と私のあいだ。それは過ぎてしまえば忘れてしまうほんの一瞬のささやかな揺らめき。その瞬間をずっと忘れませんように…。(5分52秒)
<観客賞>
『Sun Rise&Set』 木村 元監督(多摩美術大学)
浮遊感をテーマに少年の夢の世界を描いた「BUOYANT」。色彩やライティングの表現を追求し、ある日常の一部を壮大に描いた「FADE」の二本で構成されたアニメーションです。(8分13秒)
☆実写部門
<グランプリ>
『ふざけるんじゃねえよ』 清水 俊平監督(多摩美術大学)
「在日が嫌い」と話す男、金(キム)は利き腕の力を失くした在日朝鮮人三世で韓国籍の元プロボクサーであり、彼は今日も生活保護費で女を買った。金に買われた女、櫻は夫からの激しいDVを受ける日本人女性であり、聞けば主婦売春を繰り返しているという。櫻の母性ともいえる優しさに惹かれる金と、金と逢瀬を重ねることで人を愛する感覚を取り戻していく櫻。朝鮮と日本、破滅的な男女が書き殴る、反抗のメロドラマ。(41分)
<準グランプリ>
『終わりのない歌』 甫木元 空監督(多摩美術大学)
家 族 の 死 を き っ か け に フ ワ フ ワ と 浮 か び 上 が る 家 族 の 現 在 と 過 去 。
浮 か び あ が っ た 今 を 生 き る の か
地 に 足 つ い た 過 去 を 生 き る の か
終 わ り の な い 歌 を 歌 い な が ら ど こ へ い く の か ?
(68分)
<観客賞>
『あがきのうた』 中村 有里監督(慶応義塾大学・映画製作パーティBMT)
舞台は学生劇団。師岡と上級生の忍はあるコンクールへの出場を目指していた。少し冷たい仲間の声をはねのけ、ついに忍の戯曲が選考を通過する。
それでも、一本の芝居を作っていく。私にとって二人の話、誰かにとって一人の話。
(56分)
<役者賞>
『ヴェロニカの憂鬱』 矢島 愛さん(成瀬 朱海)
<予告編ムービーアワード 最優秀作品>
『オールドフレンド』 内田 裕基監督(東京工芸大学)
高校生であるみかこにはかほという友人が居た。
みかこはかほが同じ学年のゆずきによる虐めを抵抗せずに受け入れている事 が不満だった。そしてついには虐めが原因で二人は仲違いし、距離が離れてしまう。
そんなかほの前に、転校生のはすみひなこという少女が現れるのだが......(68分)
受賞作品の監督ならびにスタッフの皆様おめでとうございます!
これからのご活躍を楽しみにしています!
来年度も今回の素晴らしい作品をもしのぐような作品が観られることを期待して、これからスタッフ一同来年度へ向けて準備をしてまいります。第27回東京学生映画祭も宜しくお願い致します。