東大実戦 1日目感想 (私が書いた現代文の答案も。) | 東大国語で高得点を目指すブログ

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東大現代文の過去問20年分の私の解答をこのブログに保存していきます。
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東大オープンは、仕事の日とかぶってしまったため受けられませんでした。申し訳ないです。


東大実戦ですが、数学国語ともに去年よりは明らかに難しい問題。




《数学》
・大問1(数列・微積):標準
(1)はn=1〜4ぐらいまで実験したら何となく答えが推測できました。
あとはその計算過程を一般化するだけです。anを係数に含むxの2次方程式を解いて、xの値をf'(x)の中に代入することで、an+1がanを使って表せるから、あとはその教科書レベルの二項間漸化式を解いて終わりです。
(最初は数学的帰納法の利用も考えたが、わざわざ数学的帰納法を使わなくてもできた。)
(2)は面積を「三角形の部分」と「定積分をする曲線の部分」の2つに分けて足すだけだと思いましたが、指数計算がかなり多くて面倒くさかったです。この大問だけで45分も使いました。そして多分どこかで計算ミスしてるだろうだから完答はできてないと思います。
(追記:普通に6分の1公式を2回使って引き算すれば良かったのか。。)


・大問2(軌跡):標準〜やや難(?)
文理共通問題らしい。中点の座標を定めて点と直線の距離の公式を使ったところまで解いたものの、そこで詰まって終了。
パラメータは、傾きよりも角度にした方が良かったか?2015年らへんの東大文系の過去問に同じような問題があった気もするけど。


・大問3(整数・確率):標準(?)
まずは、n=2の場合の最小公倍数を36個全部表に書き並べて法則化させました。
(1)はn=2の時に出てきた数全部と、あとは60を加えれば良いのかな?ただ私は60を答案に書き忘れた疑惑もありますが。。
(2)は「全部1,2,4になる確率」-「全部1,2になる確率」の計算をすれば良いと判断しましたが自信は無い。
(3)は場合分けがかなり多そうだったので途中でやめましたが、せめてn=2の時の確率だけ求めておけば良かったです。
おそらく、問題集とかによく載ってる「サイコロの最大値と最小値がどちらも決まっている時の確率の問題」と同じ解法が部分的に適用できると思われますが、L=60の存在が本当に鬱陶しいなという感じ


・大問4(2次関数):標準
なんか文系プラチカと全く同じような問題が登場しましたが、
私このタイプの問題を昔やったことがあって、「これは解法知識があるかどうかだけを問う、東大には絶対出なさそうなタイプだから覚えなくていいよな」とか考えて結局解法覚えなかったんですよね。まさか東大実戦で出るとは。
結局、中途半端に覚えてたばかりに、分母を払って不等式を作るところまではできたものの、その後の連立方程式を作って実数解条件から2つの判別式を作るところまではできませんでした。
部分点で5点ぐらいか。
まあ、、知識問題を落とすのはあまりにも痛いです。。




《国語》
大問1(評論):標準 → やや易
大問2(古文):やや難(?) → 標準
大問3(漢文):標準〜やや難(?) → 標準
大問4(随筆):標準(?)
ぐらいかなと思いました。
分量が多くて150分ギリギリで終わったため、私の書いてきた解答を問題用紙に写経できませんでした。なので今回は簡単なメモだけ書きます。


大問1は「枠組みの境界の範囲内」と「その範囲外」という対比軸から環境問題を論じる文章。

(1)は、主語を具体化しつつ「環境問題」の性質を傍線部アの直前にある限定条件の部分や第1段落などを使って詳しく説明してみました。
環境問題と「環境問題」という表記の違いがポイントか。
ただ、傍線部直前の「学習回路が開かれてない」は、これだけだとあまりに漠然としすぎているので、その学習回路の具体的内容を第4段落からもさらに引用。
・環境問題は
・物理的な環境破壊の問題だけでなく、
・人間が認識できる範囲を逸脱した問題について
・自らの知見や領域を越えて
・他者と協働し
・新たな解決策を探るという
・学習回路が開かれてないような、
・人間集団の精神が正しく作動していないという問題としても
・現実化した形で存在すること。


(2)
「しかし」とか「その」の中身も具体化した方が良さそうか。対比を反映。
・人間は
・境界を作って
・規則を決め
・因果関係を限定しようとするが、
・物質や生物は
・そうした人間が認識できる境界の範囲内からその外側に至るまで
・移動したり拡散したりしつつ連続した地球環境の中で存在すること。


(3)
意味上の主語を補って、「学問研究」と「盲点」を同義反復表現に言い換える。比較的平易な問題か。
・私達は
・特定の学問分野における
・専門的分析の精度を高めるために
・視野を絞り込み
・方法論を絞り込むが、
・それによってかえって(=逆説)
・その枠組みの外側にある事象や問題が見えなくなったり
・無関心な態度に陥ってしまうこと。


(4)
「どういうことを言おうとしているのか」という問題は、単に傍線部を「どういうことか」言い換えるだけでは筆者の本当の主張が充分に反映されない時に問われる形式のようです。
よって、筆者の主張を反映させるために、傍線部の後半部分の「◯◯に無関心で△△が欠如している」という文章を「◯◯と△△が必要だ」という風に読み替えをしてみました。
前半部分はそのまま「どういうことか」と言い換えれば充分だと思います。
・人間は
・自分達に都合が良いように
・合理的に境界を作って規則を設け、
・経済活動をすることで
・生態系を破壊してきたが、
・その環境問題に対処するために、
・自らが認識できる知見や領域を超えて
・他者と協働し
・新たな解決策を探るという
・学習回路を開くべきであること。


大問4は「人為的な点の集合体」⇔「自由で主体性のある星座」という対比の軸。

(1)
・日本語としての星座という単語を出会っていなかった当時の筆者は、
・星座を擬人的・主体的なものとして認識できておらず、
・単なる人為的で不自由な点の集合体としてしか星座を捉えていなかったから。

(2)
「変化」が問われているから、二項対立をしっかり反映させる。
比喩は一般的な表現に簡潔に置き換える。
(てか、今気づきましたが「擬人化」云々は(1)じゃなくてむしろこの(2)の答案で書くべきだったかも。)
・筆者は
・来日して星座という単語を知る前には
・星座を単なる人為的な点の集合体に過ぎないと思っていたが、
・その後は夜空にある星座が
・主体性を持ちつつ座っているような
・自由で新鮮なものとして捉えることができるようになったこと。

(3)
難しかったです。「悠長」の部分を答案に入れるべきかどうか迷いましたが、結局入れませんでした。時間が無かったからこの問題に5分ぐらいしかかけられなかった。レベルの低い答案なのでご了承ください。
・筆者は
・暗闇に光る星座に似たホタルを見て、
・先人達が闇と向き合いつつ
・闇の造形を見つけるために星座の星を使い、
・星座の形を想像して星座の名前をつけたことに
・気がついたこと。

(4)
これも比喩の抽象化が必要か。
・人間と人間のつながりは、
・暗闇を照らし旅の行き先を教えてくれる星と星のつながりである星座と同様に、
・暗い社会の中でも
・互いの存在を照らしあい、人生の行き先を指し示すような目印になりうること。



以上です。


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追記:
Twitter上で、今日の東大実戦の現代文の解説をYouTubeにアップロードしながら紹介している人がいらっしゃるようです。私はとても勉強になりました…!