昨日は作曲の話で、録音の話は後々とはいいながら、写真を探したら出てきたので、続けて録音のお話をしちゃいます。
一番最初に多重録音をしたのは高校生の時、80年代最初ですね。
当時はラジカセを2台使用して、録音した演奏を1台目で再生しながら、さらに演奏を重ねて
2台目のラジカセに録音するというのを繰り返すという方法でした。
もうバランスが難しいので、まず1発録りは難しかったですね。
リズムマシーンを持っていなかったので、ほぼ弾き語りの重ね録りだったかな?
そして、少しまともに録音状況が整ったのが、高校3年の時だったかな?
TASCAM PORTA05 というMTRです。
これは通常は両面で2chのカセットテープに片面使用のみの4chを録音できるものでした。
ミックスダウンを活用すれば、疑似的にチャンネル数が増やせます。
そして最後トラックダウン時にカッセトデッキに録音するというやりかたです。
ドラムパートは写真は残っていませんでしたが、BOSSのDr.Rhythm DR-220を使用していました。
これで最初に作曲したオリジナル曲をフルパートで録音できたのに感動してました。
DR-220でドラムパターンをポチポチ打ち込んで、1chに接続して、2chでベースを弾いて
3chでギター、4chでキーボードを録音したのをミックスダウンして、またギターを重ねて
最後にボーカルを入れてトラックダウンするという感じだったかな?
おかげで多重録音の楽しさに沼りました。
次にグレードアップしたのが、BOSSのBR-532でした。
カセットテープからメモリーカードにメディアが変わりました。
そしてトラックダウンもカセットテープからCD-Rに出来るようになりました。
基本4ch構成は変わりませんが、カセットテープより音が劣化しにくいので音質が向上しましたね。
そして、Dr.Rhythm もDR-550に、さらにDR-670にグレードアップしました。
そして時代が進み、MTRとしては最後になりましたが、BOSSのBR-1600になりました。
チャンネル数も倍以上になり、直接CD-Rに書き込めるようになりました。
ただこの機器を購入してすぐに、PCでのDAWソフトの体験版を試したところ、予想以上にPCでの作業が面白くなって、製品版を購入して、PCに移行してしまいました。
サブ的というか、ほぼミキサー感覚での使用になってしまいました。
なので、DTMとしては一番使用していない機器になってしまい、今でも綺麗な状態で残っています。
現在はPCに移行して10年以上が経ちますが、これらの写真を見ながら懐かしさがこみ上げてきますし、改めて当時の音源を聞きたくなりました。
しかし、当時のカセットテープが探し出せるか?もう40年は経ちますし、みつかってもカビが発生していて再生はできないでしょう?
一応、カセットデッキはあるんですけどね。