銀色の風船 | フィギュアスケート妄想・新宝島

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♪このまま君を連れて行くよ~
連れて行かれるのは髙橋大輔さん?村元哉中さん?

ネイサンの今季のショートを観て思い出す。昨季のグランプリファイナルのショートプログラムで、頭をかすめたものを。

今更なんだけれど、一年近く経っているんだけれど、ちょっと書いておこうかな。


ちなみに今季のネイサン、やっとかっこいい衣装を着てましたね〜。うん、やっぱり決まった衣装での演技を観るのは楽しいわ。






「ラ・ボエーム」。

年齢を重ねた、憂いに満ちた声の渋い歌い方と、クルクルと軽いネイサンの動き。

最初は合ってないと思った。なんでこんなに元気なんだ、おかしくない?と。とはいえ競技プログラムだ、のんびり動けないよねえ。なんでこの曲選んだんだろう。


重力の縛りから逃れているような軽い動き。ふっと、変な物を連想した。銀色の風船。

ゴムじゃなくてビニールの、中にヘリウムガスが入っている風船。



(上の風船は銀色じゃないけど、こんな感じの質感のもの)
以前、「おうち水族館」って、魚の形の風船流行ったよね、あんな感じのやつ。


で、かなりガスが抜けていて、アスファルトの上を転がったりしてる。ちょっとした風で浮き上がり、移動し、そしてまた地上ギリギリに揺れながら浮いてる、そんな感じの風船。その風船には、とぼけた感じの若い男の姿が描かれている。風船に描かれた男は、あっちにいったりこっちにいったり、フラフラと軽く動き回ってるようにも見える。


あれ、この歌ってひょっとして?

”若くて愚かしくてあっちにいい話があればあっちへ、こっちにいい女がいればこっちへ、と頼りない暮らしをしていたかつての自分、その姿を追憶する。”

そんな歌だったりする?

ヘリウムガスが中途半端に入った風船は、ほんの少しの風でも動く。しかし大空へと舞い上がることはできない。

ネイサンの動きは、そんな青春の頼りなさを表しているように思えたのだ。


ネイサンの演技があり、その外側に彼を見つめる大人になった男が存在する。そんな二重構造のプログラムなのかもしれない。



とはいえ、その私の妄想が正しいかどうかは、もう一度演技を見てみないと自信持って書けないと思った。

だから四大陸選手権が終わったらこの話書こうか、と思ってたのにネイサン欠場。

世界選手権が終わったらにしたら、世界選手権自体がキャンセル。


そして、今季ショートは別のプログラムになったわけで。


私は、自分の妄想を確認する機会を失ってしまったのである。

ちょっと残念。











ちなみにネイサンイメージのペンギンを描こうとして失敗したのが下の絵である。