フィギュアスケート全く関係ありません。子育て話です。
昨年の出来事なんだけど、書いて残して置こうかな、と思ったもので。
ビブリオバトルというものがあるということくらいは知っていた。
確か観客の前で本の紹介をして、多くの観客に「読みたい」と思わせた方が勝ち、というものだったっけ?という程度の知識の私に、ある日下の子が言った。
「今度国語の授業で、ビブリオバトルやるんだよね。」
あ、今の学校ってそんなことやるのか。
ちなみにビブリオバトルというのは、こういうものだそう。
「ビブリオバトル(知的書評合戦)とは?」
<引用>
1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
2.順番に一人5分間で本を紹介する。
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2?3分行う。
4.すべての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
<引用終わり>
「だから図書館に行って本借りてこないと。」
借りた本でやるのか。
「で、どんな本を紹介するの?」
「水俣病についての絵本。二つあって、どっちにしようかどうか迷ってる。」
「公害?そういうのじゃ勝てないんじゃない?話が暗いのは受けないんじゃないかな。」
「勝てなくてもいいの。紹介したいから。」
水俣病に興味があった、ということを初めて知り、ちょっとびっくりした。
で。その後。
「おかあさん。今回、勝負なんてどうでもいい、水俣病のことをみんなに知ってほしかったんでこの本を選びました、と最初に話していいかなあ。」
と、質問に来た。
「そりゃまずい。どうでもいい、という言葉は勝負を真面目に考えている人にとっていい印象与えない。『勝負よりも知ってほしいという気持ちの方が強くてこの本を選びました。』とか。どうでもいい、というマイナスな印象の言葉は使わない方がいいよ。」と思わずアドバイスをする。
(私、フィギュアスケート競技において勝負は二の次の人ですが…競技である以上、勝負を大事に思っている人を否定しちゃいけないのと一緒である。)
その後、つい尋ねる。
「水俣病のこと、そんなに知ってほしかったんだ。いつぐらいから?」
「小学校のとき、図書室で本を読んで。だから、医療系に進もうと思ったんだ。」
ガーン。衝撃。
下の子が医療系の道に行きたいというのは聞いていたんだけど、なぜ医療系かはそのときまで知らなかったんだよね。
まあ、こちらも聞かなかったからなんだけど。
聞きにくかったのである。
この子が幼稚園の年長から小学校低学年にかけて、私は闘病中で。
年長の発表会はうちの子主役なのに私欠席(免疫力落ちているので感染防止)、卒園式も入学式もカツラかぶって出席の人で。
抗がん剤で髪が抜けまくるところもこの子、見ているわけで。
「おかあさん見て医療系行こうと思った。」なんて、もし言われたら嫌だなあと思って聞けなかったのだ。
私の体調が良かったら小学校低学年のときに色々外遊びさせたのに、なんて思ってもいて、いささか勝手に負い目を感じていたところがあったのである。
(上の子のときは連れ回したからなあ。)
しかし。
ぜーんぜん関係なかったわけね(笑)。
いやー、話してみないと分からないものである。
当たり前だけど、子どもは子どもで、勝手に自分の世界を広げていっているのである。
それにしても今どき公害病ねえ。私自身は小学校五年生の時、当時の担任が社会の授業で調べ物学習をさせる人で、「小学生年鑑」で見た公害病の写真を未だに覚えているんだけれど。
自分の子どもが、そういうものに目を留めるとは正直思っていなかった。
ちなみに「知らせたい」という思いは伝わるらしい。
ビブリオバトルの結果は「三位だった。ただ、三位は三人いるけど。浅く広く票が散らばってたって先生は言っていた。」そうな。
そうか、今の若い世代は暗い話題でもちゃんと受け止める人がそれなりにいるのか。
これにもちょっとびっくりした。
バブルに浮かれた私たち世代より、割としっかりしているのかもしれないな、と感じたのである。
昨年の出来事なんだけど、書いて残して置こうかな、と思ったもので。
ビブリオバトルというものがあるということくらいは知っていた。
確か観客の前で本の紹介をして、多くの観客に「読みたい」と思わせた方が勝ち、というものだったっけ?という程度の知識の私に、ある日下の子が言った。
「今度国語の授業で、ビブリオバトルやるんだよね。」
あ、今の学校ってそんなことやるのか。
ちなみにビブリオバトルというのは、こういうものだそう。
「ビブリオバトル(知的書評合戦)とは?」
<引用>
1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
2.順番に一人5分間で本を紹介する。
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2?3分行う。
4.すべての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
<引用終わり>
「だから図書館に行って本借りてこないと。」
借りた本でやるのか。
「で、どんな本を紹介するの?」
「水俣病についての絵本。二つあって、どっちにしようかどうか迷ってる。」
「公害?そういうのじゃ勝てないんじゃない?話が暗いのは受けないんじゃないかな。」
「勝てなくてもいいの。紹介したいから。」
水俣病に興味があった、ということを初めて知り、ちょっとびっくりした。
で。その後。
「おかあさん。今回、勝負なんてどうでもいい、水俣病のことをみんなに知ってほしかったんでこの本を選びました、と最初に話していいかなあ。」
と、質問に来た。
「そりゃまずい。どうでもいい、という言葉は勝負を真面目に考えている人にとっていい印象与えない。『勝負よりも知ってほしいという気持ちの方が強くてこの本を選びました。』とか。どうでもいい、というマイナスな印象の言葉は使わない方がいいよ。」と思わずアドバイスをする。
(私、フィギュアスケート競技において勝負は二の次の人ですが…競技である以上、勝負を大事に思っている人を否定しちゃいけないのと一緒である。)
その後、つい尋ねる。
「水俣病のこと、そんなに知ってほしかったんだ。いつぐらいから?」
「小学校のとき、図書室で本を読んで。だから、医療系に進もうと思ったんだ。」
ガーン。衝撃。
下の子が医療系の道に行きたいというのは聞いていたんだけど、なぜ医療系かはそのときまで知らなかったんだよね。
まあ、こちらも聞かなかったからなんだけど。
聞きにくかったのである。
この子が幼稚園の年長から小学校低学年にかけて、私は闘病中で。
年長の発表会はうちの子主役なのに私欠席(免疫力落ちているので感染防止)、卒園式も入学式もカツラかぶって出席の人で。
抗がん剤で髪が抜けまくるところもこの子、見ているわけで。
「おかあさん見て医療系行こうと思った。」なんて、もし言われたら嫌だなあと思って聞けなかったのだ。
私の体調が良かったら小学校低学年のときに色々外遊びさせたのに、なんて思ってもいて、いささか勝手に負い目を感じていたところがあったのである。
(上の子のときは連れ回したからなあ。)
しかし。
ぜーんぜん関係なかったわけね(笑)。
いやー、話してみないと分からないものである。
当たり前だけど、子どもは子どもで、勝手に自分の世界を広げていっているのである。
それにしても今どき公害病ねえ。私自身は小学校五年生の時、当時の担任が社会の授業で調べ物学習をさせる人で、「小学生年鑑」で見た公害病の写真を未だに覚えているんだけれど。
自分の子どもが、そういうものに目を留めるとは正直思っていなかった。
ちなみに「知らせたい」という思いは伝わるらしい。
ビブリオバトルの結果は「三位だった。ただ、三位は三人いるけど。浅く広く票が散らばってたって先生は言っていた。」そうな。
そうか、今の若い世代は暗い話題でもちゃんと受け止める人がそれなりにいるのか。
これにもちょっとびっくりした。
バブルに浮かれた私たち世代より、割としっかりしているのかもしれないな、と感じたのである。

