【プロ野球】
またも快投!虎ドラフト6位ルーキー岩崎、勝利呼び込む106球「チーム勝ってうれしい」
2014.4.9 23:21

頼りになるルーキー
 4月9日、甲子園で行われた阪神-DeNA戦。阪神先発のドラフト6位左腕、岩崎は自身の2勝目は逃しても、価値ある106球を投げ抜いた。初登板でプロ初勝利を挙げた2日の前回登板に続き、7回1失点の好投。チームを甲子園今季初勝利に導き「自分が投げた試合でチームが勝ったのでうれしい」と初々しい笑顔で話した。四回にブランコに低めのボールを左中間席に運ばれ、プロ初失点。「一番得意なところに投げてしまった」と反省したが、動揺はなかった。六回2死一塁からバルディリスを左飛にうち取ると、七回は巧みな牽制で一塁走者を誘い出してピンチを切り抜けた。「六、七回は大事と自分の中で気持ちを引き締めた」と岩崎。頭の中は常に冷静だった。和田監督は「細心かつ大胆に持ち味を出した」とほおを緩め、次回登板での先発起用も明言した。またも前夜の悪い流れを断ち切り、輝きを増した背番号67は「前回の反省を生かし、今日は落ち着いて投げられたと思う」。派手さはないが、気概としたたかさを持った新人が、不安だらけの投手陣にあって実に頼もしく映る。

神4―3D(9日)
2014年 04月 9日 21:50

 阪神が競り勝った。一回にマートンの適時打で先制。1―1の八回には暴投や失策など相手のミスに乗じ、3点を勝ち越した。岩崎が7回1失点と好投。福原が2勝目。呉昇桓は九回辛くも逃げ切り2セーブ目。DeNAは自滅を連発。

【プロ野球】
阪神、呉昇桓ヒヤヒヤのセーブ
2014.4.9 23:55

 4月9日、甲子園で行われた阪神-DeNA戦。阪神の新守護神の呉昇桓が、初の甲子園マウンドでヒヤヒヤのセーブを挙げた。九回2死一塁から荒波に左前打、黒羽根に中前打と連打を許して1点を失うと、2死一、三塁から代打金城に投じた5球目の変化球を暴投。2点目を失って1点差に迫られた。しかし、最後は落ち着いて148kmの直球で右飛に仕留め、2セーブ目をマーク。呉は「力みはなかったが、制球ミスで打たれてしまった」と反省を口にした。和田監督は「日にちの間隔を空くので乗り切れない。毎日(呉を)出せる展開にしたい」と振り返った。

【サッカー日本代表】
「夢の舞台に立ちたい」…南野、思いにじむゴール
2014.4.9 20:17

世界を目指す19歳
 サッカー日本代表候補は9日、千葉県内で関東大学リーグ1部の流通経大と練習試合を行い、後半に南野拓実(C大阪)が決めて2-0で勝ち、3日間の合宿を打ち上げた。得点でアピールしたい、という思いがにじみ出た。後半から出た南野は何度もゴール前に顔を出す。実ったのは35分。頭でそらした球がDFに当たってこぼれると、逃さず蹴り込んだ。「W杯という夢の舞台に立ちたい。狙えるところまで来ているから、思いは強くなっている」という執着心をゴールにつなげた。大阪府泉佐野市出身。合宿最年少の19歳ながら遠慮は感じさせない。ほぼ表情を崩さない端正な顔立ちにはふてぶてしさも漂う。「年齢は関係ない。今までもそうやってきたし、いつも通りの自分でやれた」という口ぶりに、3日間でつかんだ手応えがにじんだ。

【ボクシング】
井岡3階級制覇に向けて「勝つ自信ある」…最速王者・井上との対戦は「ひとつの楽しみ」
2014.4.9 20:33

井岡一翔
 国際ボクシング連盟(IBF)フライ級タイトルマッチ(5月7日、大阪市ボディメーカーコロシアム)で、世界3階級制覇に挑む井岡一翔(かずと)(井岡)が9日、大阪市内の所属ジムで報道陣に練習を公開し「12ラウンドの(気持ちの)ぶつけ合いで勝つ自信はある」と抱負を語った。対戦相手は同級王者のアムナト・ルエンロン(タイ)で、井岡はフィリピン人と日本人の計3選手を相手にしたスパーリングで軽快な動き見せた。2011年にプロ7戦目で成し遂げた世界王座獲得の日本選手最速記録が井上尚弥(大橋)に6戦目で塗り替えられた。対戦について問われると「階級が近いので、ひとつの楽しみにしている」と話した。