履正社0―1岩国商
2013年 03月 22日 16:52
岩国商は左腕の高橋が5安打完封と快投した。変化球を丁寧に低めに集め、バックも好守でもり立てた。打線は五回にワンチャンスを生かした。横田の左翼線三塁打を足場に1死満塁と攻め、東野の暴投で先制。これが決勝点となった。履正社は投手陣が粘り強く投げたが、打線は七回1死満塁などの得点機で、あと一本が出なかった。
常葉学園菊川9―5春江工
2013年 03月 22日 18:58
常葉学園菊川が14安打9点で打ち勝った。2―2の五回2死二塁から遠藤の適時打で勝ち越し、六回に桑原の2ランで加点。1点差に迫られた直後の八回には今坂の2点二塁打で突き放し、九回にも遠藤の本塁打で2点を追加。堀田―穂積の継投でリードを守った。春江工は2点を先行したが、坪田が制球の甘くなった中盤以降につかまった。
【センバツ】
国歌独唱で球児にエール 北星学園女子高・鈴木美郷さん
2013.3.22 13:44

君が代を独唱する北海道・北星学園女子高3年の鈴木美郷さん(代表撮影)
兵庫県西宮市の甲子園球場で22日、開幕した第85回選抜高校野球大会。開会式では、札幌市中央区の北星学園女子高音楽科3年の鈴木美(み)郷(さと)さん(18)が「君が代」を独唱し、のびやかな歌声で熱戦を前にした球児にエールを送った。「予想以上に緊張したけど、『皆さん頑張って』という思いを込めて歌えました」。記念大会の今回は例年よりも4校多い36校が出場。数万人の観衆が見守る中、前年の全日本学生音楽コンクール全国大会の声楽部門・高校の1位が毎年務める大役を果たした。2歳から音楽教室に通い、ピアノの腕を磨いた。小学生の時にボランティアで訪れた介護施設でピアノを披露。「元気づけられた」と感動する寝たきりの患者に「音楽には人を勇気づける力がある」と実感したという。高校から声楽に力を入れ、持ち前の努力でメキメキと上達し、大役を射止めた。この日は最低気温4・1度の肌寒さと慣れない屋外での独唱という悪条件だったが、「声もしっかりと出たし、のびのびと歌えました」と合格点。「選手の皆さんは背中が大きくてびっくりした。私の歌で鼓舞できたらうれしいです」と笑顔で話していた。
3月23日の試合
第1試合
遠軽(北海道) 8:30 いわき海星(福島)
21世紀枠対決は遠軽が優位か。主将の柳橋を中心に攻撃力は高い。前田、大城ら複数の投手がいるのも強み。いわき海星は左腕・鈴木が踏ん張り、守備陣もそれをもり立てるのが勝利への条件。打線は打率5割の大河原の前に走者をためたい。
第2試合
鳴門(徳島) 11:00 宇都宮商(栃木)
春夏連続出場の鳴門は河野、稲岡ら甲子園経験者が多い。チーム打率は36校中2位タイと打線が強力。ただ、投手力に不安が残る。宇都宮商は飯岡、新井、柴山らの目先を変えた継投で接戦にすれば、強みであるバントなどの手堅い攻撃が生きる。
第3試合
聖光学院(福島) 13:30 益田翔陽(島根)
聖光学院は主戦左腕の石井に安定感がある。打線は園部が主軸で、その前を打つ選手の出塁がポイント。益田翔陽は守りが堅い。柳井、寺戸雅の2枚看板が粘り強い投球をしてロースコアの展開に持ち込めば、勝機が見えてくる。
第4試合
盛岡大付(岩手) 16:00 安田学園(東京)
安田学園は大黒柱である大金の投球の出来がすべて。持ち前の堅守で支え、小技を絡める攻撃につなげたい。盛岡大付は三浦、松本らを中心に打力があり、打ち合いに持ち込めば分がある。投手は及川、松本の2枚看板を擁する。

