2012年7月29日 07:17 (日刊スポーツ)
大津、酒井宏モロッコ戦強行出場へ
$とっちゃんのブログ
【ニューカッスル(英国)28日=福岡吉央】1次リーグ初戦スペイン戦で左足首を打撲した男子五輪代表のFW大津祐樹(22=ボルシアMG)が、今日29日のモロッコ戦に強行出場する。大津は28日の全体練習に復帰。関塚隆監督は「次の試合に間に合わせるための準備」と明言した。スペイン戦で決勝ゴールを決めた男は、次戦でも2試合連続得点を狙う。モロッコ戦を前日に控え、全体練習に大津の姿が加わった。26日の試合後、左足首の打撲と診断され、27日は全体練習には参加せず、同じく左足首を捻挫したDF酒井宏樹(22=ハノーバー)とともにチーム宿舎のプールで別メニューをこなしたが、この日は冒頭15分のみ公開の練習で、元気にボールを蹴った。関塚監督は負傷した2人について「間に合わせるために別メニューをやっている。最善を尽くす」とモロッコ戦起用を明言。大津はスペイン戦の序盤、相手と競り合った際に左足首を負傷。前半34分に得点を奪った後、前半で交代。だが試合後には「次もやります」と出場に意欲を見せていた。酒井宏も左足にテーピングをし、普段通り体を動かした。大津はこの日、自身のブログを更新。スペイン戦勝利から2日たったこの日も、祝福のメールが殺到していることを明かし「このままの勢いで何事も上を目指し続けます」と思いをつづった。スペイン戦の決勝ゴール効果で、ブログも一気に注目度がアップ。この日のアメーバブログアクセス数急上昇ランキングで3位に浮上し、同総合ランキングでも10位のDF吉田を抜いて7位に。「ついに…吉田麻也様を抜いた」と、驚きは想像以上のようだ。勝てば1次リーグ突破が決まるモロッコ戦。「1点1点です。終わってそういうものがもらえたら」と五輪得点王にも意欲を見せる大津。ピッチ外ではチャラ男でも、ピッチ内ではキメ男に変身し、2000年シドニー五輪以来の決勝トーナメントへとチームを導く。


五輪=元王者グリーン氏、「ボルトは技術面の修正が必要」
2012年 07月 29日 11:29
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[ロンドン 28日 ロイター] 陸上の男子100メートルの元世界記録保持者、モーリス・グリーン氏(米国)は28日、同種目の五輪王者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)について、技術面の修正を早急に行わない限り連覇はないと述べた。ロンドン五輪でテレビ解説者を務めるグリーン氏はロイターに対し、ボルトはことしのレースでスタートから60メートルまでの走りが弱点だと露呈させ、同じジャマイカのヨハン・ブレークに敗れたと指摘。「北京五輪同様の走りができれば誰もかなわないが、現在のボルトはそうではない」と述べた。昨年、世界選手権の男子100メートルでブレークの優勝予想を的中させたグリーン氏は、「才能ならボルトだが、技術的により優れたレースができるのはブレークだ」とコメント。ボルトがコンディション不良との憶測は信じておらず、「ボルトの問題はすべて技術的なもの」と述べた。今大会の男子100メートル決勝についてグリーン氏は、ことしのボルトの状態を見る限り北京五輪のようなぶっちぎりのゴールはないと予想。ボルトとブレークがトップを争い、3位争いはジャスティン・ガトリンとタイソン・ゲイ(ともに米国)、アサファ・パウエル(ジャマイカ)、ケストン・ブレッドマン(トリニダードトバゴ)らの混戦になると語った。


柔道
ロンドン五輪 柔道女子48キロ級・福見友子 母、娘の「世界一の努力」誇り
2012.7.29 10:32
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3位決定戦でハンガリーのチェルノビチュキーに一本負けし、福見友子は畳に正座した=28日、エクセル(森本幸一撮影)
 【ロンドン=田中充】「友(とも)は、本当にずーっと頑張ってきたんです」。柔道女子48キロ級の福見友子(27)の母、早苗さん(56)は娘の頑張りを評価する。女手一つで育て、二人三脚で歩んできた日々を越えて、ようやくめぐってきた五輪の舞台。メダルには届かなかった。だが、早苗さんは万感の思いでロンドンの畳に立つ娘を見守り続けた。茨城県土浦市出身の福見が柔道を始めたのは小学2年。柔道は減量との闘いだった。学校から帰ると冷蔵庫を開け、黙って閉めた。目は涙で潤んでいた。「食べられるときにはおいしいものを口にすればいい」。早苗さんは天ぷらや刺し身を食べに連れ出した。昭和63年6月。福見があと19日で3歳になる日、銀行員だった父の茂さん=当時(36)=が交通事故で亡くなった。福見には父の記憶はほとんどないが、早苗さんは娘に夫の面影を見つける。「やせてチビで人見知りだけど負けず嫌い。お父さんそっくり」福見は平成14年、現在は参院議員の田村(現姓・谷)亮子さん(36)を全日本選抜体重別選手権で破って、一躍脚光を浴びた。だが、金星は逆に福見を苦しめた。目立つのが苦手な性格が災いして、スランプに陥った。早苗さんが道場の練習を見学にいくと、技が決まらずに泣いて畳をたたいて悔しがる姿があった。北京五輪前には谷から2回目の勝利を収めたが、「実績不足」を理由に日の丸を背負うことはなかった。そして迎えたロンドン。早苗さんは夫の遺影に「一緒に見に行こうね」と手を合わせ、日本をたった。「あの子は世界中の誰よりも練習してきました」。奮闘した娘の姿を母は誇らしく思っている。


2012年7月29日 08:00 (サンケイスポーツ)
「抜かしてええわ」ぶざま7連敗…虎党キレた
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うつろに戦況を見守る和田監督(中)と片岡打撃コーチ(右)と有田ヘッド(左)(撮影・森田達也) (サンケイスポーツ)
 (セ・リーグ、阪神1-3DeNA、14回戦、DeNA7勝6敗1分、28日、甲子園)怒りを通り越して、応援もや~めた。阪神が最下位DeNAに1-3で敗れ、2007年以来の7連敗。もうおなじみの見せ場のない敗戦に、ファンは4ゲーム差に迫ったDeNA・中畑清監督(58)に「もう抜かしてええわ」と逆エール。この虎党の声、和田豊監督(49)、届いてますか?ショッキングなヤジが甲子園に響いた。「キヨシ~! ありがとう!! もう抜かしてええわー!」観客席に手を挙げるDeNA・中畑監督に虎党が叫んだ。グラウンドには無数のメガホンが転がっていた。もはや聖地とは呼べない無残な光景。そこに不甲斐ない虎を見捨てたファンの声が激しく降り注いだ。2007年以来、5年ぶりの7連敗。借金「14」は「最低」とファンからヤジられた真弓政権1年目の2009年のワーストに、初めて指揮を執る和田監督が早くも並んだ。先発・岩田が立ち上がりに制球を乱し、2失点。さらに三回に失策絡みで1点を追加され、打線も新井の適時打のみに終わった。指揮官は「初回の2点が『たった2点』と思えないのが今のチーム状況のような感じもする」と唇を噛んだ。が、黒星が続き、悔しいという時期を過ぎ、半ばヤケクソ気味に声をからしているファンもいる。かつての暗黒時代を知らない人も多い。五輪が本格開幕した中、4万5364人の観客が期待にマンモスを揺らしたが、その夢も度重なる拙攻に打ち砕かれてしまった。ファンの興味が離れていくのは時間の問題だ。87試合で32勝46敗9分(勝率・410)。このペースでいくと年間55勝80敗9分。過去に6度しかない80敗(すべて最下位)という大台に乗る。今月中旬には甲子園での巨人戦後、坂井オーナーは過激な虎党から「お前がオーナーやってる限り勝てんわ」と罵声を浴びたこともあった。和田監督は「選手はもがきながらでも何とかしようという気持ちは出ているが、それが結果として出てきていない」という。タイガースというブランドの陥落。1つ1つの勝利を積み重ねて、信頼を取り戻すしかない。


2012年7月29日 08:53 (日刊スポーツ)
内村2度落下…不吉な初日/体操
<ロンドン五輪:体操>◇28日◇男子団体予選
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体操ニッポン復活に黄信号がともった。体操男子の日本は、団体総合予選2班を終えた時点で暫定3位。最初の鉄棒からエース内村航平(23=コナミ)が落下するなどミスを連発。前半3種目で3人が計5度落ちる最悪のスタートだった。後半は持ち直して同じようにミスが続いたライバル中国を抜いて合計270・503点。点数は進出を決めた30日の団体決勝には持ち越さないとはいえ、悲願の王座奪回に不安が残った。まさか…。内村が鉄棒、あん馬で落ちた。誰も寄せ付けない正確で美しい体操が、音を立てて崩れていった。前半3種目でトップバッターを務めた田中3きょうだいの兄和仁がミスを連発。悪い流れがミスの連鎖を生んだ。「チームの流れをつくろうと思ったが、それができなかった」と、悔しそうに振り返った。最初の鉄棒で、田中和がひねり大逆手の右手をつかみ損ねた。続く山室は倒立で止まった。内村は終盤の離れ技、F難度のコールマンで落下。最終演技者の田中佑も、離れ技のコバチで落ちた。技の正確さを示すE得点(実施点)は、日本の武器。10点満点中9点台が当たり前だったのに、全員が7点台だった。信じられないスタートだった。予兆は、25日の本番会場での練習にあった。内村がこの日と同じコールマンとリューキンで落下した。硬いはずのフランス製の器具が、会場では台上に乗るため、予想外に軟らかかったと考えられる。最初の2種目でミスがあった鉄棒と床運動は、特別種目として強化してきたもの。しかし、予選に関しては努力が実らなかった。内村も「応援してくれた人に申し訳ない。今日まで何をやっていたのか分からない」と、力なく話した。後半はミスをなくして挽回。最後の平行棒で田中和、加藤、内村が高得点を出して中国を逆転して3位に入った。それでも田中和は「失敗したのが今日でよかったと思えるよう、決勝で頑張るしかない」と話した。決勝は、予選の点数を持ち越さない。そのため、金メダルに向けて、やり直しができる。しかし、予選が4人演技して上位3人の合計だった得点は、決勝では3人が演技し全員の合計となる。この日のようなミスは許されない。大きく構想が狂った体操ニッポンが、崖っぷちからはい上がる。