テニス=上海マスターズでナダル敗退、錦織はベスト8
2011年 10月 14日 09:14

[上海(中国) 13日 ロイター] 男子テニスの上海マスターズは13日、当地でシングルス3回戦を行い、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)は第15シードのフロリアン・マイヤー(ドイツ)に敗れた。
ナダルは第1セットをタイブレークの末に落とすと、第2セットも取られ、まさかのストレート負け。試合後「これがスポーツだ。彼は私よりもいいプレーをした。私は大会を去り、彼が明日プレーする。それで終わりだ」と話した。第2シードのアンディ・マリー(英国)、第3シードのダビド・フェレールは勝ち上がった。また、錦織圭はサンティアゴ・ヒラルド(コロンビア)を7─6、4─6、6─3で下し、マスターズ・シリーズで初のベスト8進出を決めた。錦織は準々決勝で第12シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦する。
2011年10月14日 08:00 (サンケイスポーツ)
阪神、新監督に和田コーチ最有力昇格

横浜戦のベンチで戦況を見つめる真弓監督(中)の隣でメモをとる和田打撃コーチ(撮影・前川純一郎) (サンケイスポーツ)
阪神の来季新監督に和田豊1軍打撃コーチ(49)の内部昇格が最有力になっていることが13日、サンケイスポーツの取材で明らかになった。クライマックスシリーズ(CS)進出を逃した場合、球団首脳は「真弓監督の続投は厳しい」と初めて明言。シーズン終了と同時に新体制づくりに着手する。
巨人との最後の3連戦を連夜のサヨナラ負けで負け越し、自力3位が消滅した真弓阪神。この日の勝利で3位・巨人とは3・5ゲーム差に縮まったとはいえ、逆転CSは絶望的な数字だ。
そして、来季続投という既定路線から、Aクラスを逃せば“白紙”となっていた真弓監督の去就問題は一気に加速した。4位のままなら解任-。すでに東京都内で、真弓監督本人にも事情は説明された。球団の下した決断。そして同時に動き出すのが、新しい監督の候補者探しだ。
CSを逃した場合を想定し、すでに水面下では着々と調査は進められてきた。順位が決まるまではまだ“仮定”の段階に過ぎないが、リストアップ作業の中で最有力候補となっているのが、和田1軍打撃コーチだ。
1985年の日本一をルーキーとして味わい、以来17年間、猛虎一筋で活躍した。通算打率・291、1739安打など球界屈指の好打者として輝かしい実績をマーク。さらに引退後はコーチとして、打撃コーチなどを歴任。03、05年のリーグ優勝にも貢献した。
球団にとって、貴重な生え抜きの指導者。49歳と若いが、楽天・星野監督は39歳で中日を率い、オリックス・岡田監督は46歳で阪神の指揮官に就任した。決して、若すぎることはない。
解説者として一度も外から野球を見ておらず、しかも1軍でのコーチ経験が主のため、指導のキャリアを不安視する声もある。実際、フロントは来年、真弓監督を続投させた場合は、和田コーチを2軍監督に配し、育成の“帝王学”を学ばせてから、満を持して1軍監督へ、という青写真も描いていた。
今回は多少、前倒しという形にはなるが、チーム内のことを、すでに熟知していることはもちろん、球団内から「生え抜きで数少ない幹部候補」とラブコールも多く、ファン人気も高い同コーチだけに、この虎の過渡期を救う人材として、白羽の矢が立っている模様だ。
今後はチームの戦況を見守りながら、他の候補者を含めて最終調整。コーチ、スタッフの新人事も同時進行で行っていく予定だ。6年連続V逸の屈辱から、新体制で生まれ変わろうとしている阪神。その“顔”となる新指揮官に、大きな注目が集まる。
2011年10月14日 08:00 (サンケイスポーツ)
89打点王!阪神・新井、4安打4打点!

新井は二回に17号先制アーチを放つなど4安打4打点の活躍だった (サンケイスポーツ)
(セ・リーグ、横浜0-10阪神、21回戦、阪神11勝8敗2分、13日、横浜)自力CS消滅、阪神・真弓監督解任問題の渦中で、皮肉にも阪神は横浜に10-0で大勝。新井貴浩内野手(34)は先制17号アーチを含む4打点で、通算89打点とし、打点部門のトップに立った。
空気の変化は肌で感じているはずだ。だが、何もいわない。正式決定したことを知るまでは、言及することはできないと考えている。真弓監督の解任報道が飛び交った1日。新井は100%のプレーで野球に専念した。
「試合に入ったら、選手は1試合1試合集中していくだけ。最後まで(3位の)可能性がないわけじゃないから」
巨人に2日連続でサヨナラ負けを喫し、自力でのCS進出が消えた。重苦しい雰囲気。観客の少ないスタンド(観衆9425人)。“異変”は嫌でも感じ取れた。
「先制点がとれてよかった。少しでも可能性がある限り、そこに向かってやっていくだけ」二回先頭。三浦のスライダーを豪快に振り抜いた。自己記録を更新する20試合連続安打となる中堅左への17号ソロ。三回二死二、三塁では右前2点打、六回二死一、二塁では右前適時打でこの日4打点。今季89打点は、試合のなかった栗原(広島)を抜き、2点差をつけ、打点王争いでトップに立った。
「意識してないよ、本当に。それを目標にやっているわけじゃない」
八回二死一塁でも打球が一塁ベースに当たって右前に抜けるラッキーな安打で4安打。和田打撃コーチは「きょうは新井が申し分ないバッティングをして、4番が引っ張ってくれた。気持ちが切れるなんてあり得ない」と称えた。
大勝で3位巨人に3・5ゲーム差としたが、自力CSは消滅したままだ。巨人が残り4試合で2勝2敗でも、阪神はあと10試合を9勝1敗で終えなければ、勝率は上回れない。数字上は厳しいが、あきらめるわけにはいかない。「まだ、CSの可能性があるから」
これからもグラウンド外では、様々な情報が流れることは想像できる。ただ、選手にできることは、勝利を目指して戦うことだけだ。
2011年10月14日 09:59 (サンケイスポーツ)
阪神・小嶋、1642日ぶり白星「長かった」

先発して4季ぶりの白星を挙げた阪神・小嶋=横浜(撮影・岡田亮二) (サンケイスポーツ)
(セ・リーグ、横浜0-10阪神、21回戦、阪神11勝8敗2分、13日、横浜)今季初先発した阪神・小嶋が六回途中3安打無失点の好投で、1642日ぶりの白星をつかみとった。「(今季初先発は)問題なかった。勝つことしか考えてなかったです」。一回こそ2四球などで一死二、三塁のピンチを背負ったがゼロ封。二回は3者連続三振斬りで、波に乗った。勝利投手はルーキーイヤーの07年4月15日の横浜戦(甲子園)以来。「長かった。悔しいシーズンを過ごしてきたのでうれしいの一言です」という言葉にも実感がこもっていた。