香川大会
日程 7/11~7/25
参加チーム数 40チーム
球場 レクザムスタジアム
開幕試合は英明―三本松 高校野球香川大会組み合わせ
2011年7月2日0時45分
第93回全国高校野球選手権香川大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が1日、高松市天神前の朝日新聞高松総局であり、参加40校の組み合わせが決まった。レクザムスタジアム(県営野球場)で11日に開幕する。抽選会場には被災地を励ます「がんばろう! 日本」の横断幕が掲げられた。大会会長の井上直樹・県高野連会長は「復興を目指して頑張る被災地に熱いエールを送って」と激励した。副会長の中村正憲・朝日新聞高松総局長は「いま野球が出来る喜びを感じてほしい」と話した。続いて、シード1位の香川西、2位の寒川を除く38校の主将が引き締まった表情で次々とくじを引き、番号を読み上げた。張りつめた雰囲気の中、対戦カードが決まった。開幕試合で、昨年優勝の英明と三本松が対戦する。英明の井口文登主将は「2連覇したい。いつも通りの自分たちのプレーをしっかりやる」。三本松の水口景太主将は「注目されるので緊張するが、思い切って戦いたい」。両主将はがっちりと握手した。春の甲子園に出場し、四国大会を制した香川西は高松一と戦う。ほかのシード校は、寒川―高松中央、坂出―坂出商、丸亀城西―志度の対戦となった。開会式の入場行進の先導者は丸亀城西3年の三木賢人君が務める。学校紹介のアナウンスは、高松一3年の田中早紀さん、丸亀3年の湯口せりかさん、観音寺一3年の大坪明日香さんの3人に決まった。(林亜季、神宮桃子)
■Aブロック、強豪ひしめく
本格派投手2人を擁する香川西、長打力抜群の英明、打線充実の高松商と強豪がそろう。香川西の宇都宮健太主将は「昨夏の準々決勝で敗れた英明にリベンジしたい。守り勝つ野球を貫く」。香川西と対戦する高松一の藤田陽介主将は「速球対策をして臨む」。パワーと機動力の藤井、粘り強い石田にも注目だ。
■Bブロック、すべて公立校
ブロック内はすべて公立校。春の県大会でベスト4に進んだ坂出が頭一つ抜け出る。大山史靖主将は「お互い手の内を知っているが、勝ち進みたい」と、坂出勢対決となる坂出商との初戦を見据える。春の準々決勝で坂出に敗れた高松は、思い切りのいい打線で雪辱を期す。昨夏ベスト8の多度津も侮れない。
■Cブロック、寒川がリード
抜群の攻撃力で春の県大会を制した寒川がリードしている。春ベスト4の観音寺中央、力のある2年生がそろった尽誠学園、堅守の丸亀が追う。寒川の多田英佑主将は「粘り強く勝ち上がりたい」。観音寺中央の高橋史弥主将は「部員に気合を入れて頑張る」。硬式移行2年目の大手前高松も力を付けてきた。
■Dブロック、丸亀城西が軸
投手力と攻撃力を兼ね備えた丸亀城西が軸になりそうだ。他ブロックよりも試合間隔が短いが、大川拓馬主将は「完投能力のある3投手がいて問題ない」。ともに春ベスト8の高松工芸と志度、豊富な投手陣と堅い守備の観音寺一、中軸に長打力のある高松北も上位進出を狙う。高松東も調子を上げてきた。
【香川・見どころ】堅守の香川西 英明が追う
2011年6月16日11時51分
春の選抜大会に出場し、四国大会を制した香川西が一歩リードし、甲子園初出場した昨夏のメンバーが多く残る英明が追う。香川西はともに球速140キロ台の宇都宮、岡田の本格派右腕を擁し、堅い守備にも磨きがかかった。英明は、高校通算50本塁打を超す中内をはじめ、田中玲、田野、西岡ら打線が強力。左腕松本は長身から繰り出す直球に威力がある。春の県大会優勝の寒川(さんがわ)は俊足で打率5割近い冨田が攻撃の軸。丸亀城西は主戦宮武が好調を保ち、攻守に安定している。昨夏準優勝の観音寺中央、制球のいい主戦石井の坂出、打線充実の高松商、2年生中心の尽誠学園も優勝争いに絡みそうだ。(林亜季)

