マートン3打点、3位Gに半ゲーム差
(デイリースポーツ - 06月25日 09:40)

2回、マートンは左前に適時打を放つ(撮影・吉澤敬太) Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
「阪神4-2巨人」(24日、甲子園)
プロ野球は交流戦が終了し、リーグ戦が24日再開。阪神は3位の巨人に快勝し、0・5ゲーム差に迫った。マット・マートン外野手(29)が、四回に決勝の2点二塁打を放つなど、3打点の活躍。先発岩田からの継投策もピタリと決まった。最高の勝利でのリスタート。猛虎の逆襲、見せてもらおう。
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甲子園の空気が変わった。マートンも、チームが変わりつつあることを、感じていた。 「自分だけではなく、チーム全体が良くなると走者を置く場面が増えて点が入る。その状態が続けば(各打者に)重圧がかかることもなくなる」 同点の四回だった。ライアルの“トンネル”が絡んでつくった2死二、三塁の好機。「簡単に歩かせることはない」と待ちかまえた初球、真ん中高めの137キロ直球を、引きつけて右中間へはじき返した。 打球は浜風を突っ切り右中間を真っ二つに破る、勝ち越しの2点二塁打。巨人のエース・東野をこの回限りでマウンドから引きずり降ろす会心の一打に、聖地が六甲おろしで揺れた。 開幕から調子に乗りきれない戦いが続いた。なかなか、つながらない打線。交流戦も10勝14敗と負け越した。だが、終盤の8試合は6勝2敗。兆しは見え始めていた。マートンは言う。「ここ2週ぐらい、チームはいい戦いができている」。リーグ戦再開後、初戦となる伝統の一戦で、その勢いをさらに加速させた。 二回の第2打席では、2死二塁から外角スライダーをバットの先で拾う左前適時打を放った。直後に今季初盗塁となる二盗も決めた。今季最多の3打点。真弓監督も「同点にされたあとのタイムリーが大きかった」と、その勝負強さを絶賛したが、それでもマートンは「本当にきょうはチームの勝利」と言った。 今年の開幕直後、マートンは一冊の古本を手にした。約20年前に祖国・米国で大反響を呼んだ「和をもって日本となす」(ロバート・ホワイティング著)。80年代、プロ野球で活躍した選手や、活躍できなかった選手たちを通し、ベースボールと野球の違いについてつづられたものだ。 同じスポーツながら、考え方、理論などまったく異質の文化として歩んできた日米の野球。「自分の中でもすごく興味深い本だった。20年以上も前のことだけど、今と通じる部分もあったしね」と感想を口にした。 和の一文字に象徴される日本のスタイルを知り、積極的に取り入れようとする姿勢。借金7からの巻き返しに必要な要素‐。“和の信念”を、助っ人は誰よりも理解している。 投打がかみ合った「本当に大きな1勝」で、3位・巨人に0・5ゲーム差と肉薄した。「シーズンは長い。これから一生懸命頑張りたい」という言葉でお立ち台を締めたマートン。異国で結果を出し続ける男がチームにいる限り、上昇気流は衰えない。
U-22、中東の五重苦…PKで逆転負け
(サンケイスポーツ - 06月25日 08:10)

気温40度のピッチに日本イレブンは試合後、ピッチにへたり込み、GK権田(左)は頭から水をかぶった。右は山村 ロンドン五輪アジア2次予選(23日=日本時間24日未明、クウェート、モハマドアルハマド・スタジアム)気温40度を超えるアラビアンナイト。熱風がピッチを吹き抜け、砂塵が舞い上がる。90分間、ボールを追ったエースFW永井の顔は赤黒く、色濃い疲労感を漂わせた。
「全然走れなくて、走ったらすぐ、のどがカラカラになった」
ホームで3-1とリードを奪い、迎えた敵地の第2戦。アウェーの洗礼に手加減はなかった。
日中は気温50度を超える乾燥地帯。こまめに水分補給するなど対策を講じたが、「サポートの動きが遅かった」とMF山村。前日22日はMF東、GK安藤が熱中症を訴えた。体調不良を押して先発したMF山本は、後半17分に途中交代。さらに、でこぼこピッチに苦労して攻め込まれた。
前半21分にDF酒井宏が先制点を決めたが、苦戦は続く。「納得がいかない笛が続いた。正当に体を当ててもファウルを取られた」とDF鈴木。1-0の後半5分、相手FKを与えると同点弾に直結。9分後、鈴木がFW、Y・ナセルを倒しPKを献上。抗議もむなしく1-2と逆転され、あと1失点で延長戦突入のピンチに立たされた。
「時計を見たら(後半の)10数分。もうやるしかないと開き直った」とGK権田。前半にナセルと接触して右肩強打。DF比嘉も悪質タックルでプレー不能に陥るなどDFラインは手負い。砂塵で声が出にくい中、必死で守備陣形を整えた。
猛暑、砂、ピッチ、不可解判定、ラフプレー。「収穫はこの暑さでやれたこと」と、東の全身から湯気が立ちのぼる。夢のロンドンへ、いばら道は続く。
全米女子、宮里藍は予選落ち
2011年 06月 25日 09:24
【ピッツフォード(米ニューヨーク州)共同】女子ゴルフの全米女子プロ選手権は24日、米ニューヨーク州ピッツフォードで第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行い、97位と出遅れた宮里藍は通算4オーバーの148で決勝ラウンドに進めなかった。32位スタートの上田桃子は通算3アンダー、141として浮上した。宮里美香は2日連続の72で、通算イーブンパーの144だった。
竹田氏がIOC委員就任へ
2011年 06月 25日 09:35
【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長は24日、来春の理事会で日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(63)を新しいIOC委員の候補者として提案することを明言、ロンドン五輪開催時に開かれる総会で「委員に選ばれるだろう」と見通しを語った。竹田氏は4月の理事会で新委員候補から漏れ、現在の2人の委員が今年末に退任後は、日本人委員の歴史が途絶える。
米映画監督G・ルーカス娘日本デビューへ
(デイリースポーツ - 06月25日 09:30)

会場に放映されたジョージ・ルーカス(右)の愛娘アマンダ・ルーカスの告知VTR Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
「スター・ウォーズ」で知られる米映画監督ジョージ・ルーカス(67)の娘アマンダ・ルーカス(29)がDEEPの8・26後楽園大会で日本デビューすることを佐伯繁代表(42)が24日、明らかにした。アマンダの戦績は1勝1敗。海外ルートから打診があり、この日までに出場で合意したもの。佐伯氏は複数契約を結ぶ意向でアマンダ用に女子70キロ級王座を新設する計画も明かした。タイトル戦となれば父の来日もあり得るという。