阪神久保コーチ三女予選通過／女子ゴルフ
（日刊スポーツ - 06月19日 10:40）
予選を通過した久保宣子（右）は、キャディーを務めた双子の姉啓子と喜ぶ
＜女子ゴルフ：ニチレイレディス＞◇２日目◇１８日◇千葉・袖ケ浦ＣＣ新袖Ｃ（６５４８ヤード、パー７２）◇賞金総額８０００万円（優勝１４４０万円）
阪神久保康生投手コーチの三女、久保宣子（２４＝フリー）が通算１オーバー４１位で、初のツアー戦予選突破を果たした。主催者推薦選考会を通過してのプロ４戦目となった今大会では、プロ転向後初めて双子の姉で同じプロ選手の啓子をキャディーに起用。双子ならではの「以心伝心」で、使用クラブ決定やグリーン上のライン読みなどをスムーズに行い、実力を最大限に発揮した。 双子ならではの不思議な意思疎通が働いた。１４番パー４の第２打。妹宣子はピンまで１５０ヤード地点で、姉啓子と同じタイミングでつぶやいた。「７番アイアン」。ニヤリと笑った妹のショットはピン横５メートルにオン。さらにグリーン上でも「フックライン」と２人の声が重なった。見事にラインに乗ったバーディーパットで、結果的に予選通過を決めた。 宣子は「ショットを狙う場所も『右サイドのバンカーの横』とか言わずに『あそこ』でいい。双子ならではですよね」と笑う。以心伝心の姉はまさに最高の相棒。プロ入り後初めてキャディーを依頼すると、初の予選通過につながった。 既に７戦で賞金を獲得した先輩プロ啓子は「ノンちゃんがこんなパット入るの初めて見た」と自分のことのように喜んだ。２人は５月、同じ千葉・浜野ＧＣが拠点の日本女子プロゴルフ協会の樋口久子相談役とラウンドする機会に恵まれた。フェアウエーウッドの正確性、飛距離に驚き、その後競い合うようにウッドの練習に取り組んだ。 その成果で啓子は直後のヨネックスレディスで予選突破。宣子も今大会で姉に続いた。「私たちは本当に人との出会いに恵まれています」。またしても異口同音に言う姉妹にとって、双子に生まれたことが最高の出会いなのかもしれない。【塩畑大輔】
美女明暗…好調豊永７位浮上／女子ゴルフ
（日刊スポーツ - 06月19日 10:40）
２番、ティーショットを放つ豊永（撮影・江口和貴）
＜女子ゴルフ：ニチレイレディス＞◇２日目◇１８日◇千葉・袖ケ浦ＣＣ新袖Ｃ（６５４８ヤード、パー７２）◇賞金総額８０００万円（優勝１４４０万円）
主催者推薦選考会を首位通過した２１歳の豊永志帆は７位に躍進した。この日２つスコアを伸ばし通算３アンダー。「後半２メートル前後のバーディーチャンスがあったが、決めきれなかったことが残念。明日はトップ１０と言わず、もっと上に行ければ」と意気込んだ。一方１８歳の「ミキティ似」美人アマ、森美穂は通算２オーバーで１打及ばず予選落ち。それでも１アンダー７１のラウンドを「母校の福井工大福井高が団体戦で中部地区優勝したと聞いて、気持ちが高まっていた。悪いなりに耐えて頑張れた」と前向きにとらえた。
水泳界の｢長沢まさみ｣両親故郷で五輪切符
（日刊スポーツ - 06月19日 10:40）
世界選手権へ向け、猛練習するプールをバックに笑顔を見せる馬淵優佳
水泳界の「長沢まさみ」が、両親の故郷で五輪切符をつかむ。水泳の世界選手権（７月１６日開幕、上海）飛び込み代表の馬淵優佳（１６＝ＪＳＳ宝塚）が１８日、辰巳楓佳（ＪＳＳ宝塚）寺内健（ミキハウス）とともに兵庫・宝塚市内で練習公開。馬淵にとって上海は、父崇英コーチと母が生まれた地。「私の故郷でもあるし、五輪出場が親子の夢なので、力を出し切りたい」と気合を込めた。
目鼻立ちがはっきりし、透き通るような色白。「１回だけ、長沢まさみさんに似てると言われたことが…」と恥ずかしそうに打ち明ける。映画「ラフ」で飛び込み選手を演じた美人女優に負けない、さわやかな笑顔を振りまくが「そんな、自分じゃ分からないです。長沢さんに悪いです」と顔は真っ赤。中国でも「美少女」として知名度が高く、注目されている。
世界選手権で決勝進出１２人に入れば、ロンドン五輪出場権を得る。馬淵かの子ヘッドコーチは「まだまだ」と厳しいが、定評ある入水技術と１６３センチの大柄な体でのダイナミックな演技は無限の可能性を秘める。父の両親も観戦に来る会場で「おじいちゃんとおばあちゃんへ感謝の気持ちを込めて演技したい」と誓った。【近間康隆】
