12月に引き続き、1月21日22日に2回目の道普請ツアーを開催しました!
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました
12月・1月と連続で参加してくださった方も数名いらっしゃいました。
道普請ツアーの経緯については前回の記事 をお読みください。
1月21日
コースは折立から玉置神社への登山道で、3班に分かれて作業を行いました。
1班は登山道入り口から中間まで
2班は登山道中間から
3班は玉置神社周辺の大峰奥崖道を担当。
落ちているシバを脇に寄せて通りやすくしたり
崩れかけた石段を積み直したり
道の状態に応じて各自作業を進めます。
こちらの道は大量の水が通った痕と思われる筋があり、ぼこぼこでした。
この先で車道と繋がっているのですが、そこの側溝が石で詰まっていたため
溢れた水が走り、洗われたのだと思います。
作業すること30分強・・・
なんと!あんなにボコボコだったのに跡形もなく平らな道になりました。
誰からともなく「やりきった~!」と達成感に溢れた声がこぼれました。
みんなでやるとこんなにきれいになるんだ。
と、力を合わせて頑張ることのすごさを実感しました。
途中で、上からくだる2班と、下から登る1班が出会い、作業は終了。
その後はお互いに相手が整備した道を歩き車道まで出ました。
この日は朝から小雨が降ったり止んだりしていましたが
夕方近くなって雨脚が強まったためバタバタと帰路へつくことになってしまいました。
3班は奈良教育大学から学生さんと引率の先生が参加してくれました。
↑昔はこの道から和歌山へ抜けて・・・と奥駈道についての説明中。
みなさん真剣にきいています。
一緒に作業したスタッフが「みんな一生懸命作業していてすごく良い子だった」と
絶賛しておりました。
1月22日
前日とは変わってぽかぽかの良い天気でした。
コースは
1班が本宮辻から玉置神社へ。
2班は玉置川の近畿自然歩道(1月18日に作業した所)の登り口付近。
3班は前日に引き続き奥崖道の整備を行いました。
↑鉄板橋を退けて、つまった石を取り除き中。
作業中に偶然地元のお母さんと出会いました。
山から生活用水をひいている為、この道を通ってみなくちを見に行くことがあるそうです。
普段から利用している地元の方から
「歩きやすくなって助かるわぁ」と感謝の声をいただき
みなさん嬉しそうでした。
1班と3班は玉置神社でお昼を食べ、一部の方はふすま絵などの見学も。
その後、神社の少し下の方にある松平という地区で作業を行いました。
(2班も松平まで行く予定でしたが、作業量の都合などにより近畿自然歩道の入り口付近のみの作業となりました)
松平地区は、昔は玉置神社で使う米を作ったりととても栄えた地区だったそうです。
ちなみにその歴史は古く、江戸時代初期1801年(享和元年)に開かれたと伝えられています。
今は誰も住んで居らず、杉檜が育っていますが
きれいに積まれた石垣が多く残っています。
ここを整備したら近畿自然歩道の中間地点として
きっといいビューポイントになると思います♪
きちんと整備するにはまだかかりますが、今回の作業でかなり変化しました。
本宮辻で記念撮影。
参加された皆様、本当にありがとうございました。
「楽しく作業できた」「また十津川に来たくなった」と言っていただけました。
ただ、作業の時間配分や予定変更に伴う問題など、反省点も多々ありましたので
次回に向けて改善策を練りたいと思います。
今後については、ありがたいことに2月・3月の全日程がすでに定員に達している盛況ぶりです。
2月はいよいよ小辺路へ!と思っていましたが
三浦は積雪のため難しそうなので、現在別の場所を検討中です。
地域雇用創造協議会 オカ