前回からの続きです。





先生は丁寧に、子宮全摘オペを説明してくださる。



①オペはお腹に数カ所穴を開け

直腸ガン、子宮筋腫ともに、

ロボット支援オペとなる。



②オペは婦人科で子宮全摘のあと、消化管外科で直腸ガン切除の順番になる。



③子宮と頸部、両側の卵管を切除して、摘出する。



④膣は切り取った所を蓋状に縫い合わせるので、膣全体の長さは ほぼ変わらない。



⑤切除した子宮は一旦お腹の中に置き

直腸ガンオペで切開した穴から、直腸と共に取り出す。







ヒゲメガネ先生

「後は、、卵巣をどうするかですよね。」





「はい。実はそういう話になると思って(←ググり過ぎた結果)

とても悩んでいます。


取った場合と取らない場合の、メリットデメリットが知りたいです。」




先生はとても丁寧に説明してくださった。 




ガーベラ卵巣を残した場合




《メリット》

卵巣を残せば、子宮全摘しても、ホルモンバランスは今までと何も変わらない。

更年期障害が一気に押し寄せるという心配はなく、通常の人と同じ、適正期にやってくる。




《デメリット》

卵巣の疾患にかかる可能性がある。

今回のオペが原因で癒着などが もしあれば、卵巣を摘出しないといけなくなった場合、オペが難しくなる可能性がある。





ガーベラ卵巣を切除した場合





《メリット》

卵巣の疾患を一生心配する事はない。

卵巣ガンは発見がとても難しい疾患で、見つかった時には手遅れになるケースも多いが、そのリスクが皆無になる。




《デメリット》

外科的に生理が強制終了。

卵巣からのホルモンが、強制的に止まる。


まだ生理のある私だが、強制的に生理が止まるので、更年期障害が一気に押し寄せる事もある。





ただし、エストロゲン(女性ホルモン)のパッチ(シールみたいなもの)をお腹に貼る、ホルモン療法を受ける事により、ほぼ問題は無くなる。




もしも卵巣を残しても、いつかは卵巣は機能を失う事になる。(もうすぐ閉経を迎えるだろう私は、閉経後あと一、二年後くらいとの事。)

その時は、普通の女性と同じ条件となる。(つまり、更年期障害の症状が出るタイプの人は、出てくる)




星星星星


(ここで一つお勉強したのですが、

更年期とは、閉経前後の10年間くらいの期間のこと自体を指すそうです。


50歳に閉経する人は、4555歳くらいが いわゆる《更年期》。


私は、多分ここ一、二年で閉経を迎えるだろう。


つまり私は、とっくに更年期を迎えているのだ。



《更年期障害》とは、いわゆるホットフラッシュ、火照りなどの症状だが、それは人によって程度が違う。


何にも症状がない人、重い人、軽い人など、様々だそうです



つまりは更年期=更年期障害では無いという事。


更年期は期間を指し

更年期障害は症状を指します。



ここまで詳しく知らんかった!!星星星







さて卵巣を残すのか、取るのか。






ヒゲメガネ先生「悩みますよねー。なかなか結論は出ないと思いますので、自分でじっくり考えてみてください。


取るか取らないかは、前日までに決めてくれたらいいですよ!」





え??

前日まで?!


そんなギリギリでいいんや!!ガーン








ヒゲメガネ先生と、顔長い先生の診察を受けて、私はすっかり気が落ち着きました。




いい先生で良かった!!



前日までにしっかり考えよう。


(いや正直、このあと

メッチャ悩む事になります。)









その翌日、消化管外科の病棟から連絡が来た。




入院は815日の11時。

オペは817 朝の9時から12時間予定。







え?!!


12時間もオペするの?!


え?!!!!






いくらロボットオペとは言え、


人間って、、12時間も、オペに耐えられるものなんだろうか、、、。






一瞬、和らいだ気持ちは

またズーーーンとなったショボーンショボーン



とりあえず

卵巣を取るか取らんか  やけど、


心乱れるわショボーンショボーン