正直テンポは悪いが、アメリカの警察などの司法内部の汚職や癒着を描いたメッセージ性のあるサスペンス…
1990年の《殺人調書 Q&A》
監督は『セルピコ』や『狼たちの午後』等の作品で80年代までは評価が高かった?シドニー・ルメット
ちょっと青臭い新米の検事補にティモシー・ハットン
もはやクセ者役一直線のニック・ノルティ(ケープ・フィアー、トロピック・サンダー)が見てて本当に憎らしくなる刑事役を好演
他にルイス・ガスマンが口は悪いが、根は真面目な刑事役で印象的だった
この手のテーマを取り上げた作品は多々あるが、警官にマフィアの構図はあるが、検事局や判事までも汚職に絡んでいる姿を描かれると一般市民としては何を信じて良いのやらと考えさせられてしまう
政治・経済・治安・医療・行政全ての面において裏金や汚職が蔓延っている世の中に一体『真実』ってあるのか『真実』は追及してはいけないのかつくづく心が痛い
本当に悪い人間、怖い人間は決して表には出てこないし、分からないようになっているのが世の中ってヤツなんだな………。
まぁ、こうやって色々と考えたり勉強させてもくれる映画に感謝
See Ya!