ご無沙汰しております。

 

今回は、時価総額が1000億円以上のIT企業についてまとめてみたいと思います。

その前に…

まず、そもそもとして日本には、時価総額1000億円以上の企業が3725社上場している中でも798社(2017年7月30日現在)あり、5社のうち1社が1000億円以上の企業となります。

その内、IT企業が(テレコムとメディアとSIerは除く)24社を占めています。

 

24社のうち、初値の時価総額で1000億円以上の企業は、8社あります。

ただ、上場廃止した企業も含めたり、現在は1000億円に満たない会社も含めると、11社になると思われます。(もちろん漏れはあるかとは思いますので、あったら教えていただけますと幸いです。)

 

・初値の時価総額と公募価格の時価総額の関係

初値が公募価格を割ったのは楽天とアカツキの2社。

初値が一番跳ねたのが、GMOペイメントゲートウェイ。

初値と公募価格の関係を平均すると、224%程度上がる。

 

・初値の時価総額と現在時価総額

時価総額で一番伸びているのはヤフーで、600,051%成長。

ついで、スタートトゥデイ(4,887%)、エス・エム・エス(4,088%)、カカクコム(3,077%)、MonotaRO(2,977%)、エムスリー(2,679%)の順に並ぶ。

初値の時価総額が2桁億だった会社が1社。ただ、公募の時価総額が2桁億だった会社が4社。

 

(単位は100万円)

 

・上場時のPL

売上は平均で90.89億円だが、LINEを除くと47.98億円。

営利は平均で11.88億円だが、LINEを除くと16億円。

最も営利率が高かったのはミクシィ(48%)で、全体の平均営利率は28.21%。

営利で赤字だったのは、3社のみ。

 

・現在のPL

最も売上成長率が高かったのはヤフーで、46,500%。ついで楽天(12910%)、サイバーエージェント(8,139%)、ミクシィ(平均4,702%)、カカクコム(3599%)の順で並び、上場時からの平均の売上の成長率は3,531%。

最も営利率が高かったのはカカクコム(47%)で、全体の平均営利率は25.6%。

 

 

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本日(7月22日)の2時に日経から突如こんなニュースが出ました。

 

メルカリ、東証に上場申請 時価総額1000億円超も

 

そこで以前、「メルカリのこれまで」というものをまとめたものがあったので、それに加筆する形でメルカリの4年間を振り帰ります。

 

左軸がDL数で万、右軸が資金調達額で億円です。

 

 

順調に伸びてるなぁ〜ってなんかもう桁が違うんですw

 

2013年2月 登記、富島寛氏参画 

2013年5月 石塚亮氏参画、石川篤氏がアドバイザー就任

2013年7月 「メルカリ」Android版、iOS版リリース、イーストベンチャーズから5000万円調達 

2013年8月 ユナイテッドから3億円調達(14.5%)

2013年9月 日経ビジネスに初掲載

2013年10月 掛川紗矢香氏参画

2013年11月 メルカリに社名変更、日経MJ一面に掲載

2013年12月 小泉文明氏参画、Google Play「ベストアプリ2013、ベストショッピングアプリ」を受賞、「App Store Best of 2013 今年のアプリ」を受賞

2014年1月 ITmedia、週刊アスキーに初掲載

2014年2月 Tech in Asiaに初掲載

2014年3月 米国に子会社設立、本社を新六本木ビルに移転、グローバルブレイン・グロービスキャピタルパートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMOベンチャーパートナーズから14.5億円調達

2014年4月 仙台オフィス設立、ダイアモンドオンライン・女性セブンに初掲載、山田和弘氏参画

2014年5月 TVCM、WBS・めざましテレビで紹介される

2014年7月 デザインリニューアル

2014年9月 US進出、JP手数料開始

2014年10月 TVCM、グローバルブレイン、WiL、グロービスキャピタルパートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMOベンチャーパートナーズ、イーストベンチャーズから23.6億円調達

2014年11月 TVCM、リアルフリマ開催(2万6千人が参加)

2014年12月 「CNET Japan Startup Award」の最優秀賞を受賞、Google Play「2014年ベストアプリ」に選定、濱田優貴氏参画

2015年3月 TVCM、本社を六本木ヒルズに移転、伊豫健夫氏参画、CM記念友達招待ポイント増額キャンペーン

2015年4月 TVCM、「らくらくメルカリ便」開始(ヤマト運輸と提携)、キャリア決済追加、現金100万円プレゼントキャンペーン

2015年5月 リアルフリマ開催(4800人が参加)、松本龍祐氏参画、柄沢聡太郎氏参画

2015年6月  長澤啓氏参画

2015年7月 「ありがとう2周年キャンペーン」実施

2015年9月 伊藤錬氏参画、ソウゾウ設立

2015年10月 TVCM

2015年11月 TVCM、おはよう日本で紹介される

2015年12月 TVCM、Google Play「2015年ベストアプリ」受賞、「まとめ売り」出品キャンペーン

2016年1月 BASEに4.5億円出資、リアルフリマ開催(1万8千人が参加)、今夜くらべてみましたで紹介される

2016年2月 TVCM、『渡辺直美のおそうじヒーローズ』をプロデュース、「merci box」導入

2016年3月 ファミリーマートが「らくらくメルカリ便」に対応、川嶋一矢氏参画、グロービスキャピタルパートナーズ・WiL、グローバルブレイン、三井物産、日本政策投資銀行、ジャパン・コインベスト、経営陣から84億円調達、日本初のユニコーン企業へ、Webサイトからも商品購入が可能に、「メルカリアッテ」iOS版リリース、新卒採用開始、

2016年4月 「ZIP!」で紹介される

2016年5月 TVCM、mercan公開

2016年6月 TVCM、Nianticと提携、3億円分のポイントが当たるキャンペーン、

2016年7月 TVCM、米国のiOSランキングで3位、webサイトからも出品可能に、「メルカリアッテ」Android版リリース、名村卓氏参画

2016年9月 TVCM、田中慎司氏参画

2016年10月 TVCM、US手数料開始

2016年11月 「JCB」「Diners Club」「Discover」が決済対応

2016年12月 TVCM、コルクと提携、「BOLD INTERNSHIP in USA」募集開始

2017年1月 スポーツ活動支援

2017年2月 TVCM、田面木宏尚氏参画、「こじはる卒業キャンペーン」開始,

ザワットを買収

2017年3月 TVCM、「TGC GIRLS CHARITY PROJECT supported by メルカリ」開催、「メルカリフリマ」開催、メルカリがUKでローンチ

2017年4月 TVCM、益田尚氏参画、『 あなたの未来を変えナイト』が放映開始、「大型らくらくメルカリ便」サービス開始、小泉文明氏が取締役社長兼COOに(山田進太郎氏が代表取締役会長兼CEO)、鹿島アントラーズのオフィシャルスポンサーへ

2017年5月 TVCM、『スターフェスティバル Supported by メルカリ』協賛、「メルカリ カウル」開始

2017年6月 John Lagerling氏参画、「メルカリボックス」開始、日本郵便と提携し「ゆうゆうメルカリ便」開始、「メルカリ月イチ払い」試験運用開始

2017年7月 メルカリカフェ期間限定オープン、『メルカリ presents 旅チャレ!』放送開始、メルカリファンド開始(フラミンゴに投資)

 

売上の推移

単位は100万円

 

 

iOSから出す会社が多い中メルカリは、Androidからリリースしています。

また、TVCMの数がすごいですね…

 

FinTechの文脈や投資の文脈でも最近出てくるメルカリ。

今後どのような戦略で、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」のか。

そして、仮に本当に上場するのならば、時価総額はいかほどになるのか。

楽しみです。

 

訂正などがありましたらツイッターなどでご連絡ください。

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1位Apple、2位Alphabet、3位Microsoft、4位Amazon、5位Facebook…

 

最近、就活を終えた大学の友達(友達いるんだwとかは抜きでw)と話すことがあり、その度に話していることをまとめてみます。

 

1.時価総額ランキング

「時価総額 = 株価 × 発行株式数」のことで、要するに「お前の会社買うのになんぼなん?」ということがわかります。

高ければもちろん買いにくいし評価されていることになりますが、低ければあまり評価されていないことになります。

 

そこで、世界の時価総額ランキングと日本の時価総額ランキングを比較してみます。

現在は1ドル=111円なのですが、わかりやすくするために1ドル=100円としてみてみます。

例えば、トヨタ自動車であれば19兆1200億円で、Appleについては79兆6400億円となります。

 

ここでいつも自分が言っていることをまとめると、

 

・世界6位のBerkshire Hathawayは、世界最大の投資家のウォーレン・バフェット氏の会社

・世界2位のAlphabetは、Googleの親会社

・世界の時価総額トップ10のうち、7社はIT企業。そのうち2社(AlibabaとTencent)については中国企業。

・世界の時価総額トップ10のうち、5社は1990年以降に生まれた会社。

・「バンドエイド」で有名なJohnson & Johnson(通称ジョンジョン)は、世界で7位の時価総額

・世界の時価総額トップ50のうち、日本企業はトヨタ自動車のみ。それも47位。(Appleの1/4しかない)

・世界の時価総額トップ50のうち、アジアの企業が10社入っているが、そのうち6社は中国企業

・世界の時価総額トップ50にGoldman Sachs(時価総額844億ドル)やMorgan Stanley(時価総額791億ドル)は入っていない

・世界最大の広告の会社は、電通ではなくAlphabet(Google)

 

・ファーストリテイリングはユニクロの親会社

・日本の時価総額ランキングトップ10のうち、5社が民営化によって生まれた企業(KDDIの前身のKDD、ソフトバンクの前身の日本テレコムは元々、国営企業ですがここでは含めていません)

・日本の時価総額ランキングトップ10のうち、戦後に0から創業された会社は2社

のみ(ソフトバンクとキーエンス)(KDDIはトヨタ自動車の資本などが入っていたことなどから0からというのは難しいので除外)

・広告の電通は、時価総額1兆5500億円なのでトップ50には入っていない

・日本の時価総額ランキングトップ50のうち、IT企業はヤフーのみ(リクルートHDは難しいところ…)

・日本の大企業は世界からするとあまり評価されていない

 

2.世界の未上場企業の評価額ランキング

これまでは、上場している企業についてのお話でしたが、次に、ベンチャー企業(未上場企業)の評価額のランキングトップ10です。

単位は1億ドルで、タクシー配送アプリの「Uber」であれば、6兆8000億円です。

 

 

・アメリカと中国のベンチャー企業にお金が集まっている

・国別の評価額の合計だと、中国の方が上

・Uberの評価額のまま日本で上場したとすると、8番目の規模になる

 

3.メルカリの業績

日本のベンチャー企業で一番評価額が高くてかつ、身近なアプリのメルカリの業績についてです。

 

 

創業4年目ながら、既に122億円の売上と32億円の営業利益が出ています。

 

4.クックパッドの収益の上げ方

「クックパッドってあれ、どうやって儲かってるの?」

売上の半分以上が有料会員です。

「レシピを並び替えるため」「プロのレシピを見るため」に192万人が月に280円を課金しています。

 


以上です。

知って損してたらすみませんw

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「お前暇なのか!」というお叱りを受けそうですが、上場IT企業の代表取締役の生年月をまとめてみました。

 

ソースはUlletです。

「うちの代表取締役違うんですけどw」「生年月違うんだけどw」などありましたらご連絡いただけますと幸いです。

 

(以下敬称略)

 

 

現時点で40歳の方は、1976年6月生まれの方

現時点で30歳の方は、1986年6月生まれの方

 

一番多かった年は、1974年生まれの方で14人、ついで多いのが1973年生まれの方で13人でした。

最年少は、先日上場が発表されたGamewithの今泉氏で、初の平成生まれの代表取締役(社長)となります。

 

一番多かった月は、1月の17人で、ついで多いのが11月と9月の16人です。

 

40代前半の代表取締役が多い中、着々と30代の代表取締役も増えてきています。

 

自分も早くのれるように頑張ろう。

最近注目している楽天。

その理由は、「90年代に設立され、ほぼ独自資本だけで時価総額1兆円以上まで作り上げられたほぼ唯一の企業」であり、強固な経済圏を作り上げたからです。

突然ですが、まずは売上と営利から見てみます。

単位は全て100万円です。

2016年についに野球などのその他もECに統合されてしまいました…

 

 2016年にはついにFinTechがECを超えてしまったという…

 

そして、楽天というと、切っても切り離せないのがM&Aです。

そして失敗という話をよく聞くかもしれません。

 

そこでまず、これまでの楽天の特別損失(特別利益は入れてません)をまとめてみます。

特別損失とは、減損損失(かつては連結調整勘定償却費)や事業再編損、投資有価証券評価損などの、「将来成長すると思って買収したけどうまくいきませんでしたごめんなちゃい!」というのをまとめたものです。

ここではあえて、特別利益の方は足さずに計算してみると、約4435億円にもなりました。(最初見たときやばいと思ったお・もっとある可能性もあり)

 

楽天のM&Aには大きく3つの時代が廣川なりにはあると思っています。

(もちろん例外もあります。)

 

まず、第一期。(2000年〜2003年くらい)

これは、ソフトバンクの買収を追いかけて買収したもの。

例えば、通信であったり、インフォシークなどのポータルサイトなどです。

正直成否は難しいところです。(2004年に連結調節勘定償却費が噴出してますねw)

 

次に、第二期。(2004年〜2010年くらい)

これは、ライブドアの買収を追いかけて買収したり、プラットフォーム強化を目指したものです。

例えば、DLJディレクトSFG証券などの証券であったり、あおぞらカードなどのカードなどで、金融を強化したり、旅の窓口を買収してプラットフォームを強化したり、メディアを強化するために行っています。

 

この時期、ちょうどライブドアも証券会社やカード会社を買収しており、売上の60%弱・営利の60%以上を金融が占めています。

現在ライブドアの金融部門は、かざかフィナンシャルグループになっています。

 

楽天のこの時期の買収は、大成功しています。(2008年に噴出しているのは、東京放送ホールディングスの買取請求権を行使したことから。メディアは失敗してしまいましたが、他の分野における買収は上手くいっています)(訂正1)

 

そして、第三期。(2011年〜2015年くらい)

これは、海外のECを買収したものです。

例えば、アメリカやフランスなどの海外ECを買収しています。

正直成否は難しいです。(2015年に関係会社株式評価損と減損損失が噴出していますね…ただEbatesはうまく行ってるぜっていう資料を見ました。)

 

ただこの時期は、海外のEC以外にも、国内でもアクセルを踏むために、スポットライトやフリルなどを買収しています。

 

でも本題はこれから。

以上から見ると、楽天ってMAが下手なのでは?と思ってしまいがちです。(特別損失しか書いてないからかw)

しかし、楽天の稼ぎ頭であるFinTech事業もほぼ全てが買収です。

この金融事業がすごいのが、買収してきてすぐ黒字転換していることであり、どんな魔法を使っているのか…

そこで次から、楽天がこれまでに買収した金融に関する会社についての紹介です。

 

まず楽天カード。

楽天カードは、2004年にあおぞらカードを74億円で買収したものが元になっています。

また、2005年にも165億円で国内信販を買収したものの、過払金などに耐えられずにJトラストに売却しています。(国内信販はその後ヤフーに買収され、ワイジェイカードになっています。)

楽天カードも買収当時は赤字だったものの、楽天に買収されることですぐに黒字転換しています。

また、2012年頃から営業収益が増えています。これはCMをどっかんと打って会員を増やしたことがきっかけです。(会員を増やして発生した債権は、証券化して格付けをAaaにして楽天銀行にサクッと売却)

 

 

もちろん、過払い金があって伸ばしにくかったというのもあるのあると思います。

続きまして楽天銀行。

楽天銀行は、イーバンク銀行を2008年に199.8億円・2009年に99.9億円・2010年に株式交換することで買収したことが元になっています。

イーバンク銀行は、楽天銀行に買収されるまで唯一個人が筆頭株主だった独立系のネット銀行でした。しかし、2001年に銀行免許を取得してから2008年に楽天が筆頭株主になるまでに利益を出したことが1度しかなく、それも9億円しかだしたことがありませんでした。

しかし、楽天に買収されたことで、その翌年から一気に黒字転換しています。

 

続きまして楽天証券。

楽天証券は、DLJディレクトSFG証券を2003年に300億円で、FXCMジャパン証券を2015年に74億円で買収したものが元になっています。

こちらも買収してからすぐに黒字転換しています。

続きまして楽天生命。

楽天生命は、アイリオ生命として2011年などに出資していたものの、2012年に115億円を追加出資することで子会社化したものが元になっています。

最近の業績は低迷していますが、黒字を確保しています。

最後に、楽天Edy。

楽天Edyは、ビットワレットに対して2009年に30億円出資したのが元になっています。

こちらは、買収されるまで様々な株主がいたためか、とにかく数十億円単位の赤字を垂れ流していましたが、2年ほどで黒字になっています。

 

 

 

ここで、これまでの買収額とそれによって得られた営業利益(経常利益)をまとめてみます。

 

楽天証券すごいやばい。

なんとなく楽天の金融というと、楽天カードのイメージが勝手に強かったのですが、楽天証券と楽天銀行が着実過ぎてびっくりしました。

ただ、楽天銀行は国債で全く運用しておらず、証券化された楽天カードのリボ払いで運用しており、それが格付けAaaって正直怪しいなと思っています。

(確かに小口分散化されてるかもしれないけど、そもそも楽天カードでリボ払いしてる人ってどうなんですかね…サブプライムショックを思い浮かびますね。)


(楽天カードと楽天銀行を使ったユニークなスキームについては後日…)

 

と一見買収がうまく見えない楽天ですが、金融においては、数百億円前半の買収をし、全て赤®️にして黒字転換、数千億円規模の事業に育て上げる。

これができたのは、時期を掴んで買収したことやちょっと面白いスキームを使ってみたり、三木谷さんが興銀出身であり、國重さんや山田さんといった金融機関出身の優秀なナンバー2がいたからなのかなと思っています。

(楽天の領域に挑んでいるメルカリの山田進太郎さんが、大学生時代に楽天のインターンで楽天オークションを作ってた気がする)

 

今後とも楽天には注目していきたいと思っています。

 

(追記1について)

投資有価証券評価損を過払い金請求によるものだと表記しましたが、正確には東京放送ホールディングス株式に関する買取請求に関するものでした。訂正いたします。

 

 

※ビットコインの投げ銭始めましたw面白いと思った方は是非w

3QS5KBpfeaKcQ8dgkAikxwXGujZ1hdfqMG

 

先日、ふと思ったのが

 

 

 

リクルートといえばこれまで、様々なメディアや領域を作ってきました。

例えば、結婚の「ゼクシィ」、美容の「ホットペッパービューティー」、就活の「リクナビ」などなど…

そのモデルは、俗に「リボンモデル」とも言われ、nとnを集めてマッチングさせてきました。

 

ですがこのモデル、インターネットととてもシナジーがあるとされており、2000年代から様々なインターネット企業が生まれてきました。

 

そこで今回は、リクルートのメディアとそのリクルートのメディアを食おうとしている著名なメディアを比較してみたいと思います。

(人材紹介は、バイトやエージェントを使った転職の仲介まで幅広く入ってしまっていますが、ご了承ください。)

 

リクルートクラスでも、売上1000億円いくメディアが人材だけ…

 

楽天については、数年前からセグメントが、ネットサービスと金融というセグメントにバクッとまとまってしまい公開情報が不足しております。

にしても「青いR=リクルート」と「赤いR=楽天」というように、ばちばちしてますね…

 

 

ここで、リクルートの領域で展開している会社の特徴をまとめてみようと思います。

 

①:リクルート出身者によって作られている

 

もちろん全てではありませんが、「Homes」のライフルやMS-Japanなどは元リクルート出身者によって設立されています。

 

また、創業者がリクルート出身者でなくても、役員クラスに元リクルートの方が入っていることも多々あります。

例えば、リブセンスの社外取締役やRettyの顧問に、リクルートで取締役専務執行役員をやられた本田浩之氏が就任しています。楽天も吉田敬氏や島田亨氏などが取締役で就任していました。

 

②:切り口・ビジネスモデルを変えてみる

 

リブセンスは、それまで「掲載課金」だったものを「成果報酬」にしましたし、「SEO」もガンガン強化していました。

 

また、食べログも「SEO」が強いというのと、消費者から金を取るというモデルができています。

 

みんなのウェディングも、これまではとは異なる「口コミ」という切り口ですね。

 

③:一点突破

 

ベンチャーの醍醐味ですね。

例えば、エスエムエスであれば、介護の領域で一点突破しています。(そしてソフトウェアの「カイポケ」を販売しています)

 

番外編:リクルートも提供していない領域

 

また、一覧には入れていませんが、リクルートも提供していないメディアの領域が、「塾」のイトクロ、「化粧品」のアイスタイル、「物」のカカクコム(物って微妙w)、「弁護士」の弁護士ドットコムです。

 

とこれまで、リクルートに戦いを挑んでいるプレーヤーを紹介してきましたが、ここでリクルートの戦略を見てみます。

 

①SaaS強化(とともにビジネスモデルの多様化)

 

今期のIR資料を見ていて象徴的だったのがこちらです。

 

確かに、これまでも「ホットペッパーグルメ」で掲載してもらってから「タウンワーク」に乗せてもらう営業をするみたいなクロスセリングはありました。(多分w)

 

ただ今後は、「air」や「シフオプ」などのSaaSを入れていただくことで、貴社の情報をいただき解析しつつ、貴社にベストなソリューションを提供しますよ!という展開になっていくみたいです。

 

また、これまでのリクルートの中心的なマネタイズ方法が掲載課金だったものとは別に(中途採用や人材派遣を除き)、「SaaS」であると月額課金になるため、これまた面白いのかなと思います。

 

②金融進出

 

2016年8月にリクルートは、トランザクションデータを元にしたトランザクションレンディングを開始することを発表しています。

 

ただ、リクルートはこれまで何度も金融に進出しては失敗しています。

一説には3回進出して失敗してるとか。

一番大きな失敗は、バブル期の消費者金融のファーストファイナンスと不動産のリクルートコスモス(現コスモスイニシア)で、大量の不良債権を抱えてダイエーの子会社になっています。(その後ダイエーの経営不振によってリクルートが買取りましたが)

 

今回は、SaaSなどでデータをしっかり押さえた上での金融(貸付)となりますが、果たしてどうなるのか!?楽しみです。

 

③M&A

 

リクルートは、2000年代まであまりMAを行ってきませんでした。

 

ですが、2000年代に入ってから、国内の人材派遣を中心に買収し続け、日本で圧倒的トップの人材派遣会社になりました。

ですが、足し算以上のものになかなかなりにくいのが現状でした。(買収した後の景気状況というものあったと思います。)

 

また、2010年代は、国外の人材派遣や海外の販促サービスのMAしてきています。

ですが、その後の進捗が発表されているものはあまりなく、正直どうなっているのか気になるところ。(Quipperなど)

 

その中でも、2012年に買収した「indeed」が爆発的な伸びを見せています。これは、「indeed」に自由にやらせたからというのがうまくいった要因なのではないでしょうか。(Newspicks

 

とMAの成功パターンを見つけたリクルートは、どのくらいのMAをどの領域で行っていくのか。とても楽しみです。(とりあえず2020年までの目標は、人材で世界首位になることみたいですが!)

 

と廣川なりに、リクルートとその領域に挑むプレーヤーについて軽くまとめてみました。

もちろん、企業ごとに特徴も違うし、「うちはリクルートとは戦っとらんぞ!」という方もいらっしゃると思いますが、業界地図程度にみていただけると幸いです。

 

今度は、楽天とリクルートという会社の比較をしてみたいですね…

 

リクルートどうなるかなぁ。

まず初めに、以下のグラフをご覧ください。(年度が逆だというツッコミはなしでw)

グーグルやアマゾンの指数関数的な伸び、フェイスブックがようやく伸び始め、アップルが異常な伸びを見せている中、バークシャー・ハサウェイだけが安定的に伸ばしています。

 

 

 

ウォーレン・バフェット氏というとどうしても投資の方に目がいってしまいがちで、バークシャー・ハサウェイも投資会社というイメージがあります。

ですが、今回は、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、売上の構成などをしっかり見ていくと、バークシャー・ハサウェイはただの投資会社ではなく、着実に伸びている投資会社兼コングロマリットであることがわかると思います。

そこで今回は、バークシャー・ハサウェイの売上構成などをしっかり見ていこうと思います。

 

単位は全て100万ドルです。

 

まず、売上・営業利益・営業利益率の推移

 

2016年だけで、130億ドルも売上を伸ばしています。

 

 

次に、売上構成の推移

投資だけで確かに、80億ドル近くの売上が立っていますが、それほど大きな規模ではありません。

また、「GEICO」や「General Re」などの「Insurance」の比率が高いように思われがちですが、一番の事業は、「Sales and Service」です。

 

 

 

次に売上構成

実は、2008年いバフェットは、投資で失敗していますw

 

 

 

最後に、現金及び国債・現金及び国債の対売上比率

 

 

2000年代前半は、「株価が高すぎる!」ということであまり現金を減らさず、むしろ溜め込んでいた状態でした。

そこから一気に吐き出し、様々な転換社債を買い込んでいます。

それ以降は現金の比率はそんなに高くはなっていません。

 

実はバークシャー・ハサウェイですが、今年はなんと、現金の比率を下げ一気に国債の比率を上げています。

資産の保険のところを見ていただくと、U.S. Treasury Billsが10倍にもなっているのがご理解いただけると思います。

 

 

 

バークシャー・ハサウェイは、ただの投資会社のように見えて、毎年安定的に成長し続けている素晴らしい投資会社兼コングロマリットです。

 

今後ともウォーレン・バフェット氏だけでなく、バークシャー・ハサウェイにも注目です。

ご無沙汰しております。

最近、更新できなかったのには、「起業した!」というのと「ブログ書くよりツイッターでツイートした方が拡散されやすい!」というのに気づき、ツイッターでの活動に力を入れていた、というのが理由です。

すみません。

 

という前置きはそこそこにしておいて…

今回は投資の神、ウォーレン・バフェット氏の投資先でどこが一番儲かっているのか?ということが気になったのでまとめてみようと思います。

 

ウォーレン・バフェット氏の投資先は、バークシャーハサウェイのアニュアルレポートを見ることで、トップ10までを知ることができます。

以下が、ウォーレン・バフェット氏の投資先となっております。

 

(ABCD順なのやめてほしい…)

 

そしてこれをグラフ化したものが、以下となっております。

 

そして本題の「どこが一番儲かっているのか?」というものについて、「%」を使って表したのが以下です。

 

 

コカコーラといいムーディーズといいアメリカンエキスプレスといい長期で保有されているものがトップになっております(当たり前か)

そして、損しているのが唯一、IBMとなっております。

 

にしても驚いたのが、ビジネスインサイダーでも取り上げられてましたが、バフェット氏がエアラインを買っていること。

エアラインはバフェット氏も損をしていますし、90年代の伝説の3大ヘッジファンドマネージャーの一人であるジュリアン・ロバートソンも損失をだしている銘柄です。

 

エアラインはよく破綻することで有名で、日本でも日本航空とスカイマークなどが破綻しています。

なんとなく破綻というと、「大変だ!!」というイメージがありますが、一橋大学大学院の楠木 建教授によると、航空業界のチャプター11申請はもはや「ちょっとダイエットに行ってくる…」という調子だそうです。(やばいw)

 

また、アップルの持ち株も増やしています。

買い足した理由としてWSJによると、「アップル製品はユーザーの定着性が高く、そうしたユーザーにとってとても有用な製品だという印象がある」「資本の使い方は非常に賢明」が挙げられています。

また、ロイターによると「アプリやオンラインのデータストレージ、決済、音楽といったサービスは着実に伸びている」「新製品の開発に多額を投じているため、再びヒット商品を生み出せる可能性も残っている」と考えいるそうで、アップルが1兆ドルになると考えているそうです。

(ちなみに以前、リサーチを頼まれて計算した時に出たのが、最低でも0.8兆ドル、最高で1.3兆ドルでした)

 

そして、今回のアップルの買い増しの件については、僕として思ったのが、

「あくまでもITだから買ったのではなく、アップルブランドを買ったという考え方」

「ウォーレン・バフェット氏も買うほどにアップルブランドはある種成熟した」

「ウォーレン・バフェット氏は、コカコーラと同じように、アップルにはある種の依存性があると考えている」

「端末とOSは抑えているので、どこまでその上に乗せてられるサービスを自製できるか

がキーポイントで、Apple PayしかりApple Musicしかりうまくいっている」

という感じですかね。

 

ウォーレン・バフェット氏がどこまでエアラインとアップルの株を買いますか。

とても楽しみですね。

この度、ベインキャピタルの投資先でマクロミルが再上場する運びとなりました。
そもそもマクロミルは、2000年にリクルート出身の杉本哲哉氏と柴田聡氏の二人が資本金101万円で設立され、2004年に293億円で上場します。
その後、ヤフージャパンや電通の子会社を買収しますが2013年にベインキャピタル主導のもと、513億円でMBOを行います。
MBOした理由について、杉本哲也氏が東洋経済で語っています。
 
では、業績について(単位は100万円)。
売上は確かに伸びていますがしかし、経常利益率は下がっています。
また、PEの投資先あるあるの会計基準が日本からIFRSになっています。
 
創業から長らく有利子負債0でしたが、2014年にMBOされてから一気に有利子負債とのれんによって総資産が増え、更にオランダの同業者のメトリックスラボを170億円で買収したため有利子負債・総資産ともに増えています。
また、のれんが452億円分(マクロミルで388億円、メトリックスラボ64億円)計上されています。IFRSのため償却は不要ですが、収益性が落ちると一気に減損が発生する可能性があります。
 
また、グラフには現れませんが、これまたPE投資先あるあるの資本金を1億円に減資し、資本準備金も減資し、その他資本剰余金に振替られています。
社員数も増加傾向。
 
 
経営に関わり続けると言っていた杉本氏は0.48%を保有。
 
役員について
 
企業価値について
(有利子負債ー現金及び預金)+時価総額=企業価値
想定価格2050円で計算すると再上場時の時価総額は791億円。
 
最後に何となくモニタポイントの引当金w
 
確かにベインキャピタルが入ったことで、役員の方々の経歴はピカピカになりましたし外国比率も上昇しましたが、のれんと大量の負債が残っていますし、メトリックスラボの買収だけで2倍以上の企業価値になるのでしょうか?また、ベインキャピタルにMBOされないとメトリックスラボは買収できなかったのでしょうか。
 
PEは好きでしたが最近迷いが生じている今日この頃でした。
 
昨日、今は全くインターネットはとは関係のない方と話す機会があり、その際にアスキー出身者の存在を知りましたので、今回はそのアスキーマフィアについてまとめてみようと思います。
 
・宮川 洋氏
イード代表取締役
 
・工木 大造 氏
イード取締役
 
・藤村 厚夫氏
アットマーク・アイティ創業者
元アイティメディア代表取締役
SmartNews執行役員
 
・板倉 雄一郎氏
ハイパーネット創業者
 
・加藤 貞顕氏
ピースオブケイク
 
・林 信行氏
リボルバー取締役
 
・藤原 洋氏
インターネット総合研究所代表取締役
ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO 
 
・西 和彦氏
アスキーマイクロソフト創業者
元マイクロソフト米国本社・新技術担当の副社長
デザインドメイン社長
 
・成毛 真氏
元MSKK(現日本マイクロソフト)代表取締役社長
インスパイア取締役創業者
 
・古川 享氏
元MSKK(現日本マイクロソフト)元社長
元マイクロソフト米国本社極東開発本部長・コンシューマ戦略担当VP
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
 
・塚本 慶一郎
アスキー創業者・元代表取締役副社長
インプレス創業者・最高相談役 
 
・郡司 明郎氏
インプレス創業者
元インプレスHD監査役
 
・深瀬 弘恭氏
IIJ会長
 
・広瀬 禎彦氏
元日本アイ・ビー・エムコンシューマ事業部長
元セガ・エンタープライゼス代表鳥取締役副社長
元アットネットホーム代表取締役兼CEO
コロンビアミュージックエンタテインメント取締役名誉相談役 
 
・浅田 一憲氏
オープンループ創業者、代表取締役
 
・薗部 博之氏
パリティビット創業者
「ベストプレープロ野球」「ダービースタリオン」を開発

・河野 真太郎氏
元ログイン編集長
元ソフトバンクモバイルモバイルメディアコンテンツ統括部長

・高橋 義信氏(高橋ピョン太)
元ログイン編集長
元コンポジット取締役(ドワンゴ子会社で「いろメロミックス」を運営)
元ドワンゴ執行役員
オレンジリーフ創業者
 
・金矢 八十男氏
元ファミコン通信編集者
フリーライター
 
・田尻 智氏
元ファミコン通信ライター
ゲームフリーク代表取締役
「ポケットモンスター」の生みの親
ポケットモンスターの主人公の名前の「サトシ」は田尻智のサトシから。
 
・松本 隆一氏(ステルス松本)
元ログイン編集長
4Gamer.netライター
 
・塩崎 剛三氏
元ファミコン通信編集長
アイスコメット社長
 
・遠藤 諭氏
角川アスキー総合研究所
 
・小島 文隆氏
アクセラ創業者
 
・宮崎 秀規氏
アクセラ創業者
 
・小笠原 直樹氏
アクセラ創業者
 
ズラーっと並べて見たわけですが、そもそもこのアスキーができたのは、工学社の「月刊I/O」という雑誌の創刊で、西和彦氏・古川享氏・塚本慶一郎氏が関わったことからだそう。