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2016年10月27日(木) 08時00分00秒

塗装工場の4M(その17)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その17)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その17)

★★★意味

ブログの掲載間隔が
延び延びになっていました。

今回のブログをはじめるにあたって
まずはその件を
お断りしておかなければなりませんね。

じつは、病気で臥せっていました。

ウソです。

単に多忙だったからです。

これもウソ。

多忙だったからブログを書く時間を逸していた

というわけではありません。

では、どうして
ブログを書くことができなかったのか。

こんなことを言って怒らないでくださいね。

自分でもよくわからないのです。

唯一、考えられるとすれば、

ブログを書く

というアウトプットよりも

ブログを書くための

インプット=お勉強

を優先していたからかもしれません。

おかげさまで視野は広まり、かつ深まり、
人間的にも成長できました!

と、言いたいところではありますが、
これもまた自分ではよくわかりません。

というような、
要領を得ない御託並べはこれくらいにして、
ほぼ2カ月ぶりになりますが、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

今回は、

3)設備(Machine)と人材(Man)


をテーマに、
塗装設備の中でも「塗装ライン」に向き合いましょう。

「塗装ライン」と云えば、
どんなことを想像しますか?

業界関係者の皆さんであれば、

塗装ライン

と云えば、

冶具にワークを吊り下げるやいなや
自動搬送され、
予め定められた距離を進む間に

「前処理」も「塗装」も「焼付」も

処理をされて、あとは吊り下ろすだけ。

そんな仕組みのことを
一般的には“塗装ライン”というのさ


そうお答えなさるでしょう。

ですが、

“塗装ライン”なんて言葉、聞いたことないぞ


なんて方々にとっては、

冶具、ワーク、自動搬送、前処理、塗装、焼付、処理

どの言葉ひとつとっても「ピン!」とくるはずもなく

いったい何のことなの?

不満そうに口をとがらせるのがオチでしょう。

そんなとき、業界関係者であるあなたなら、
どうしますか?

1)塗装ラインの動画を見せながら解説する
2)塗装ラインの図を見せながら解説する
3)塗装ラインのマンガや絵を描きながら解説する
4)手振り身振りで塗装ラインを説明する


間違いではないでしょう。どれもが正解です。

但し、
不満そうに口をとがらせている彼(彼女)に対しては、
どれもが決め手に欠ける恐れがあります。

こんなとき、どうしますか?

最初に必要なことは、次のような質問です。

あなたの人生うちで
いまだかって見たことも聞いたこともない
「塗装ライン」について
あなたは知りたいと思いますか?興味はありますか?

(興味がない)と思うのなら、それはなぜでしょう?


おそらく彼(彼女)はこう言うにちがいありません。

「オレ(ワタシ)とは、関係ねえし」

そう言えば、
むかしむかし、ある人はこんなことをいいました。

「関係がある」と思った処から「愛」がはじまる

さかさまにすれば、

「関係ない」は「愛」のない証

とも言えます。

では、どうしたら愛は生まれるのでしょうか?

というわけで、次週、11月3日の木曜日は、

塗装ラインと愛

について考えてみたいとおもいます。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。三番目のM:Machine」
「ブログが更新されないからどーしたのかと思って」
「おじさんも忙しくってね」
「忙しい、をできない理由にしている間はアマだね」
「アマ?アマチュアのアマかい?」
「甘ちゃんのアマ」
「んじゃ、次週から気合を入れて」
「塗装ラインと愛」
「ブログ復活のお祝いに期待してくれるかい?」
「もちろん!」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

塗装設備と人材。このファクターを介して

塗装工場の4M。三番目のM:Machine

についての考察。

次週は、「ブログ復活記念」と称して

塗装ラインと愛


をテーマに考えて参ります。

これからもよろしくおねがいしますm(__)m

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆
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2016年08月25日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その16)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その16)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その16)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

前回に引き続き今週も

3)設備(Machine)と人材(Man)

をテーマに、
塗装設備の中でも「塗装ブース」に向き合いましょう。

今回のテーマは、

塗装ブースの構造上気をつけておきたい
さ・ら・にもうひとつのポイント

についてご案内したいと思います。

というのも前回のブログで、

)ワークの大きさ
)設置予定スペース(面積)
)捕捉すべし塗料の固形分


を考慮さえすれば、
万全な塗装ブースが実現するかというと、
もうひとつ忘れちゃいけないポイントがある

というお話をしていましたよね。

忘れちゃいけないポイントとはズバリ!

法規制に合致しているかどうか

です。

労働基準監督署の方々がお越しになっても

だいじょうぶ

な状態にある塗装ブースか否かです。

要するに

塗装ブースを設置するなら
世の中の決まりに従って
仕様から性能までを決めていこうね


ということなのです。

なあんだ、法規制のことだったら
あんたに言われなくたって
ネットで調べりゃOKじゃん!


そうです、「じゃん」です。

どんな法規制があって、
どう対処すればいいのかは
ネットで調べりゃOKじゃん!なのです。

たしかに。

ただね、
じっさい全国各地の労働基準監督署にお伺いすると、
じつに様々なご指摘を受けることが
決して少なくありません。

よく謂われる

総論と各論の差

というアレですアレ。

つまり、広く定められているにもかかわらず、
届出にかんしては、
どうしても個別対応にならざるを得ないのですね。

ましてやその他設備との兼ね合いまで含めると、
注意しないといけないことは、
山ほどではないけれど、丘くらいは十分あります。

というわけで、
この辺りのことをわかった上で
設備のことを考えたい

という法人のみなさまは

こちらのサイト

までアクセスしてみてください。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。三番目のM:Machine」
「いろいろあるんだね、塗装ブースの法律にも」
「言うほど複雑ではないのだけれどね」
「だったらぼくにでも、申請できるかな」
「できる?ダクトの圧損計算」
「教えてもらえれば、ちょちょいのちょいさ」
「んじゃ今度、書類作成と届け出までをトオルくんにお願い
するか」
「え~!ちょっとドキドキ」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

塗装設備と人材。このファクターを介して

塗装工場の4M。三番目のM:Machine

についての考察。

次週は、

塗装ライン

について考えて参ります。おたのしみに。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


- オガワ産業株式会社----------

すべては「塗装」のために
だからこそ「塗装環境」のために
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2016年08月18日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その15)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その15)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その15)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

前回に引き続き今週も

3)設備(Machine)と人材(Man)

をテーマに、
塗装設備の中でも「塗装ブース」に向き合いましょう。

今回のテーマは、

塗装ブースの構造上気をつけておきたい
もうひとつのポイント


についてご案内したいと思います。

というのも前回のブログで、

ワークの大きさによって
塗装ブースの大きさ(サイズ)、
しいては性能が決まるよ


とお伝えしたのですが、

塗装ブースの大きさ(サイズ)を
ワークの大小だけで決めてしまっては
いささか配慮が足りない結果を招く恐れがあります。

ましてや塗装ブースの設置スペースに合わせて
据付可能であるかどうかでそのサイズを選ぶとすれば、

本末転倒である

というそしりは免れないでしょう。

そもそも塗装ブースの役割は、
塗装ガンから吐出される塗料の、
ワークに塗着する以外の、
空を舞うそれ(別名オーバースプレーと云います)を
捕捉するためのもの。

となれば、

日々でも月々でも、
三カ月毎でも半年でもいい


任意の期間内に
どれくらいのオーバースプレーを捕捉すべきなのか
予め想定しておかなければなりません。

その想定される捕捉量次第では、
いくらこまめにブースを清掃しようが、
スラッジをかき出そうが、
そもそもブースの性能が足りない事態は起り得る。

十分起こり得るのです。

つまり、どれくらいの間隔で
どれくらいのオーバースプレー、
すなわち塗料の固形分が、
どれくらいの割合で
塗装ブースの中に混入するのかによって初めて
求められるブースの性能が決まる

これが原則です。基本です。ほんとうです。

ただし現実は、
悲しいかなワークの大きさや
設置場所のスペース等々の関係だけで
基本性能が決まっていくケースが多い。

思いのほか多いのです。

であれば、

)ワークの大きさ
)設置予定スペース(面積)
)捕捉すべし塗料の固形分

を考慮さえすれば、
万全な塗装ブースが実現するかというと、
これでもまだ足りない。

もうひとつのポイントがあるのですが、
それはまた、別のお話。

次週へつづく、と致しましょう。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。三番目のM:Machine」
「ねえ、おじさん。塗装ブースの捕捉率ってどれくらい?」
「一般的には99%、と云われているよ」
「一般的で99%なんだから、一般的でなければもっと」
「すごいことには、ならないからね、云っとくけど」
「え?そうなの?」
「一般的だろうがなかろうが、ほぼ100%の線はかわらない」
「にしてもすごくない?99%だよ」
「じつは、捕捉率には前提条件があって」
「前提条件?」
「その前提条件のおかげで、99%が実現できているのさ」
「え?そんなの?」
「ここをはき違えると、理想と現実の差に卒倒してしまう」
「卒倒?え?どういうこと?」
「次週、この辺りのことを説明しよう」
「うんうん、そうしてくれる」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

塗装設備と人材。このファクターを介して

塗装工場の4M。三番目のM:Machine

についての考察がはじまりました。

「塗装ブース」の考察も今回を入れて3回目。

次週、完結の予定です。おたのしみ。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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2016年08月04日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その14)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その14)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その14)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

前回に引き続き今週も

3)設備(Machine)と人材(Man)

をテーマに、
塗装設備の中でも「塗装ブース」に向き合いましょう。

さてあなたの目の前には、
ひとりの主婦の方があなたからの回答を待っています。

彼女はあなたに
次のような質問を投げかけていましたよね。

ということは一家に一台、塗装ブースがあれば、
わたしの家でも
塗装ができるようになるのですね?


あなたなら、
どのようにこたえますか?

できません!

にべもなく、そう返すでしょうか。

それとも

うん、まあ、できないこともないけれど、
ただ、まあ、そうだねえ~


お茶を濁すでしょうか。

こんなときは塗装ブースの

“構造”

について説明してあげてください。

たとえばこんな風に。

たしかに塗装ブースがあれば、
奥さんのご自宅でも塗装はできます。

できる・できないで云えば、
できますよ、できます。

ただ、ひとつだけ
確認しておきたいことがあります。

目的は何ですか?
ご自宅のリビングで塗装をする目的は?

要するに

何を塗装したいか?

なんです、ポイントは。

塗装したいワークの縦・横・高さ・奥行きは、
どれくらいですか?

ってことなんです。

あなたが塗装したいワークが、
手のひらサイズのアクセサリーであれば、
そんなに大きな塗装ブースは必要ありません。

逆にあなたが塗装したいワークが、
自転車やバイク、はては乗用車ということであれば、
それなりの大きさの塗装ブースが必要です。

つまり、あなたが塗装したいと考えているワークを
実際に塗装するとすれば、
塗装ガンから噴出する塗料は、
どれくらいの範囲で飛散するだろうか?

飛び散るだろうか?

じつはその想定される飛散領域によって
塗装ブースの大きさ(サイズ)、形状、
しいては性能が決まるのです。

そして想定されていた飛散領域を
飛び出してしまう塗料は、
空中を舞い、その多くは
あなたの自宅に降り積もることになるでしょう。

その覚悟はありますか?


ただし、このような説明をしても
あなたの目の前の主婦の方はおそらく

キョトン

としているにちがいありません。

なぜなら彼女には、

どんな大きさのものを
どこから
どんな風に
どんなことに注意を払いながら

塗装していくのかイメージがつかめないからです。

想像もできないのに、
あれこれ説明をされても
判断を求められても
答えようがありません。

たとえ答えたとしても、
それはウソになりますよね。

そう!塗装ブースの構造について説明するよりも前に

人間の認知とその構造

について思いを馳せるべきだったのです。

え?リビングで塗装することを考えていた
あの主婦の方はどうなったかって?

じつは彼女、リビングの壁に飾る

“金属製オブジェ”

を塗装したかったようで、
知り合いの塗装屋さんに頼んで結局、
塗ってもらったそうですよ。

だったら最初から
専門家に頼めばよかったのかもしれないのですが、
彼女にしてみたら
彼女なりの仕上がりイメージがあって、
それを実現するには

自らの手で試行錯誤するより他ない

そう思い込んでいたようですね。

つまり、彼女と私たちとでは、

前提条件

が食い違っていたのです。

相互理解を望むなら、
まずは相手のことを知り、関心をもち、
理解に努めよう。
こちらのことを理解してもらう、のは、
そのあとでも充分間に合うのだから。

というわけで、次回は、

塗装ブースの構造上気をつけておきたい
もうひとつのポイント

をお送りします。

ワークの大きさだけで、
塗装ブースのサイズが決まるわけじゃないからね

というお話をします。おたのしみに。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。三番目のM:Machine」
「塗装ブースの話かと思いきや」
「ごめんごめん。相互理解の話になってしまった」
「でも、塗装ブースのことも少しはわかったよ」
「次回は本道からは、はずれないようにしなくちゃね」
「それはそれで、興味津々なんだけど」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

塗装設備と人材。

このファクターを介して

塗装工場の4M。三番目のM:Machine

についての考察がはじまりました。

しばらくは「塗装ブース」の考察。

とはいえ残念ながら次週は、夏休みを戴きます。

再開は8月18日、
いつもの「木曜日」を予定しています。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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2016年07月28日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その13)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その13)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その13)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

前回に引き続き今週も

3)設備(Machine)と人材(Man)

について考えて参りましょう。

前回は、

「製造業の塗装」という分野に限って云えば、

人が塗装設備を使うというよりも
塗装設備が人を使う

といった事態は、
良しにつけ悪しきにつけ
早々に起こり得る


というお話をしました。

わたしたち「人材」としては、
この設備(Machine)と
いかにして向き合えばいいのか?

今週以降、このテーマでお送りします。

最初に取り上げる設備は、

製造業の塗装分野でいう

塗装設備のビック3

すなわち

□塗装ブース
□塗装ライン
□乾燥炉


のうちの「塗装ブース」です。

例によって、

□機能
□構造
□要素


に従って塗装ブースの全容を
ご案内します。

やさしく ふかく おもしろく

簡単にして要領を得た解説を
心がけます。

塗装ブースの機能)

いまのあなたは、
ご自宅のリビングにいる

としましょう。

もっとも「ご自宅」でなくてもいいのです。
「リビング」でなくても構いません。

要するに

え!マジ!?ここで塗装して大丈夫!?

思わず声を張り上げてしまうような場所であれば
どこであっても構わないのです。

静かに塗装ガンを手渡され、

「吹いてみてください」

促されたあなたは、

え?ここで!?ほんとうに大丈夫ですか?

はかない抵抗を試みるでしょう。

いま、ここで塗装ガンを引いたらどうなるか?

くらいは
小学4年生のサエキトオルくんにだって
わかることだからです。

「吹いてみてください」

もう一度促され、
いやおうなしにあなたは、
塗装ガンのトリガーを引きます。

次の瞬間、ガン先からは塗料が噴射されます。

霧吹き状に舞い飛んだ塗料は、
空気圧の力が及ばなくなると行き先を見失い、
想像以上に

ふんわり

と曲線を描きながら
リビングならリビングの床に舞い落ちます。

舞い落ちるのが



もしくは

桜の花びら

であればまだしも、なにしろ

塗料

です。

リビングが四畳半くらいの狭小スペースであれば、
当たり一面は、
まちがいなく関西弁でいうところの

わや

の状態になっています。

事実、

んも~わややん・・・・

口に出してしまうケースが後を絶ちません。

なぜ、こんなことになるのか?

そもそもなぜ、
リビングで
塗料をまき散らさなければならなかったのか?

ハッキリしておかなければなりませんよね。

答えは、

あなたに塗装ブースの機能を
知っておいて欲しかったから


実際、舞い広がった塗料を一滴残らず、
いえ一粒子残らず吸い取ってくれる何かがあれば、
このような惨状は回避できたはずですよね。

要するに、
あなたの自宅のリビングに塗装ブースがあれば、
こんなことにはならなかったのです。

台所で発生する煙を吸い込む
まるで換気扇のように
飛散しようとする塗料を
煙よろしく捕まえてくれる機能こそが
塗装ブースといってもいいでしょう。

ということは一家に一台、塗装ブースがあれば、
わたしの家でも
塗装ができるようになるのですね?


胸の高まりをおさえつつ
目を輝かせ、
問いかけるあなた。

その期待で膨らんだ心の風船を
針で突き、すぐさま割ってしまうのは忍びない。

といってこのまま期待の空気を充填しすぎて

パチン!

はじけてしまうことも回避したい。

さて、どうしましょう。

というわけで、
塗装ブースさえあれば自宅で塗装ができると
希望に胸ふくらむひとりの“主婦”にむけて、
次週、塗装ブースの

構造

についてレクチャしたいと思います。

やさしく ふかく おもしろく

ね。

(なぜ、レクチャのお相手が「主婦」の方なのかは、
後述します)

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。三番目のM:Machine」
「いよいよ設備だね、おじさん」
「そ、設備。設備の中でも一番目は」
「塗装ブース」
「この際だから基礎の基礎から教えてよ、おじさん」
「そのためには」
「ためには?」
「ブースのブの字も知らない人を想像すること」
「たとえば?」
「トオルくんのような小学生だとか」
「“主婦”の人でもいいんじゃない?」
「だね。普段、塗装とはかけ離れた人にでも伝わるのなら」
「それはほんもの」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

塗装設備と人材。

このファクターを介して

塗装工場の4M。三番目のM:Machine

についての考察がはじまりました。

しばらくは「塗装ブース」の考察。

引き続き、

やさしく ふかく おもしく

お伝えできればと。

おたのしみに。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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2016年07月21日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その12)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その12)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その12)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

今週は、

3)設備(Machine)と人材(Man)

について考えて参りましょう。

“製造業の塗装”の分野で設備と云えば、

塗装ブース
塗装ライン
乾燥炉


でしょう。いわば塗装設備のビック3です。

え?たったそれだけ?
そんなことないよ~
ほら、レシプロがあるでしょ。
集塵機もあるし、コンプレッサーに洗浄機、
そうそう、前処理槽もボイラーも、
この際だからブラスト装置も入れておく?

というご意見もあるでしょうが、
メインはやっぱり

塗装ブース
塗装ライン
乾燥炉


の3つです。

なぜならこの3つの設備を軸に
ワークの流れが決まるからです。

注)
ここでいうワークとは、
塗装の対象物
(=製品、もしくは製品の中に組み込まれる部品)
のこと。

“被塗物”と云ったり、“素地”と云ったり、
はたまた“素材”なんて云われることもあるのですが、
このブログでは、以降、

ワーク

という表現で統一させて戴きますね。

さて、そのワークとやら

塗装ブースで塗装され、
塗装ラインで運ばれ、
乾燥炉で乾燥(と硬化)を施され、

無事、塗装完了と相成ります。

要するにワークを

いかに塗装して
いかに搬送し、
いかに乾燥(硬化)させるか


を軸にして主要設備の仕様と共に
配置の大枠が決まる。

と同時に、
ワークの導線が決まり、
と同時に、
人材の配置と動きが決まる。

要するに生産性(あるいは生産効率)の8割方は、
この時点で「決まる!」
と云っても過言ではありません。

と同時に、
おおよその費用も算出することができます。

うそのようなほんとうの話。

だから、です。

現在想定されているワークの大きさ、形状、
そして重量等が

かくかくしかじか

だからと云って、

ガチガチ

に設備の仕様と配置を決めてしまうと、
遠い将来、否、近い将来、
融通が利かなくなったりします。

だから、です。

塗装ブースと乾燥炉、ほんとうは

“結んで結ばず”

の状態が望ましい。けれど

“結んで結ばず”

では導線が見えてこないから
やっぱり結んでしまう。

結んでしまったが最後、
いわゆるひとつの塗装ラインが出来上がり、
生産性のキャパ、決定~!

うそのようなほんとうの話(くどいけど)

というわけで、

人が塗装設備を使うというよりも
塗装設備が人を使う

といった事態は、早々に起こり得るのです。

良しにつけ悪しきにつけね。

そこで、わたしたち「人材」としては、
この設備(Machine)と
いかにして向き合えばいいのか?

問われるワケなのですが、
このテーマ、
長くなりそうなので次週に「つづき」ます。

いつもの木曜日をお待ちください。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。三番目のM:Machine」
「いよいよ設備だね、おじさん」
「そ、設備。ブース、ライン、乾燥炉」
「塗装設備のビック3」
「トオルくんは何に一番興味がある?」
「ラインかな」
「さすがだね。ブースと乾燥炉をいかに結ぶかが命」
「ライフライン、ってわけだ」
「うまい!」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

塗装設備と人材。

このファクターを介して

塗装工場の4M。三番目のM:Machine

についての考察がはじまりました。

さてさて、
次週はどんな展開になりますやら。

おたのしみに。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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2016年07月14日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その11)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その11)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その11)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

今週も引き続き、

2)塗装方法(Method)と人材(Man)

について考えて参りましょう。

前回のブログでは、

様々な塗装方法について
広く深く学習することは可能だけれども
これからは、
たとえば専門書1,000ページくらいに及ぶ専門知識を

やさしく ふかく おもしろく

再構成する編集能力、あるいは
従来からの知識を
あらたな体系へと組み換える
構想力を鍛えるべく、

“塗装方法”を縦軸に
“塗料の性質や状態”を横軸にして
ひとつのマトリックスをつくる


という宿題を出しました。

今週は、この宿題の解説です。

先週のブログでもお伝えしたように縦軸には、
次のような塗装方法が並びます。

塗装方法の分類

1.浸漬法    1)電着塗装
                        2)しごき塗り

2.転写法    1)ロールコーター
             2)フローコーター

3.噴霧法    1)エアー
             2)エアーレス
             3)静電


さて、問題は、横軸の項目です。

塗料に関する課題を入れるとして、
どんな課題をチョイスしますか?

私は次のような2案を考えました。

案の1)
横軸には、塗料の構成要素を並べる

1) 樹脂 2)顔料 3)添加剤 4)溶剤

たとえば縦軸の

1.浸漬法の(1)電着塗装

と横軸の

(1)樹脂

が交錯する升目には、
どんな内容がふさわしいでしょうか?

又、この表にタイトルをつけるとして、
どんな表題が考えられるでしょうか?

ちなみに私は、
こんなタイトルをつけてみました。

塗装方法によって制限を受ける
塗料の構成要素一覧


案の2)
横軸には、塗料の特性(あるいは性状)を並べる

1)膜厚付与の難易度 
2)流動性の管理幅
3)色彩の選択範囲(またはその制限)
4)乾燥方法の選択範囲(またはその制限)


たとえば縦軸の

2.転写法の(1)ロールコーター

と横軸の

1)膜厚付与の難易度

が交錯する升目には、
どんな内容がふさわしいでしょうか?

又、この表にタイトルをつけるとして、
どんな表題が考えられるでしょうか?

ちなみに私は、
こんなタイトルをつけてみました。

塗装方法によって
塗膜に求められる性状はこんなにも違う


いかがでしょう。

ひとつのマトリックスによって、
思考が促されるような印象はありませんか?

脳みそによりドライブをかけるのなら
縦軸の項目と横軸のそれは、
極力斬新なもの、
もしくは「あるようでなかった組み合わせ」が
最適です。

いずれにしても、
ひとつのマトリックスを利用して
塗装方法と塗料を交錯させることで、
あらたな地平がみえてくる。

一度社内でも
取り組まれてはいかがでしょうか。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。二番目のM:Method」
「う~ん、ぼくにはちょっと難しかった」
「おじさんだって、いっぱいいっぱいだったさ」
「でも、おもしろそうだね」
「トオルくんの、その好奇心が救いだね」
「次週はなに?」
「塗装工場の4M。三番目のM:Machine」
「ワクワクだね」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

いよいよ次週は、

塗装工場の4M。三番目のM:Machine

です。

さてさて、どんな話題が飛び出すやら。

おたのしみに。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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2016年07月07日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その10)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その10)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その10)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

今週も引き続き、

2)塗装方法(Method)と人材(Man)

について考えて参りましょう。

前回のブログでは、

様々な塗装方法について
広く深く学習することは可能だけれども
これからは、
たとえば専門書1,000ページくらいに及ぶ専門知識を

やさしく ふかく おもしろく

再構成する編集能力、あるいは
従来からの知識を
あらたな体系へと組み換える構想力
益々必要になってくるのではないかと

そんなお話をしました。

では、「従来からある情報を再構成する」
あるいは「あらたに編集する」とは、
具体的にはどんなことを指すのでしょうか?

一例を挙げてみましょう。

たとえば(工業系の)「塗装方法」について
大半の専門書は、
おおよそ次のような構成をとっています。

塗装方法の分類

中分類1.浸漬法    

小分類1)電着塗装
          2)しごき塗り

中分類2.転写法    

小分類1)ロールコーター
       2)フローコーター

中分類3)噴霧法    

小分類1)エアー
       2)エアーレス
       3)静電


いかに塗装するかという
文字通り「方法」(とその仕組み)による分類です。

このように順番に解説されると、
確かにおさまりはいい。

頭にも入り易い。

ただ、惜しむらくは次の一点。

塗装方法と
切っても切れない関係にある塗料との関係性が
見えなくなってしまうこと。

いきおい塗料については「塗料」単独で記述され、
結果として塗装方法と塗料は、
それぞれ独立して学ぶ羽目になる。

となると、

この塗装方法を適用するとなると、
塗料はどういった状態でなければならないのか?

あるいは

この塗料を使用するとなると、
塗装方法はどうあるべきか?

を考えなくなってしまう。

塗装の本質はここにあると云うのに・・・・

(これ、何かと似ているな~)

と思っていたら、

会社経営における
(たとえば)“マーケティング”と“組織化”

の関係にそっくりでした。

経営の本質から云って両者は、
切っても切れない関係にある。

にもかかわらず、
それぞれは別個に語られることが多い。

いきおい別個に学ぶことが多い。

その弊害は、
両者の関係性が把握できていないが故に、

マーケティングから見て
組織はどうあるべきか?

あるいは

組織から見てマーケティングはどうあるべきか?

首尾一貫した視点を持てなくなること。

なんとかしなくてはなりませぬ。

というわけで、

“塗装方法”を縦軸に
“塗料の性質や状態”を横軸に


ひとつのマトリックスをつくる。

そのマトリックス(=地平)から見えてくるものは、
何だろう?

いかがでしょう。

どんなマトリックスになるか
一度考えてみてください。

次週までの宿題として・・・・

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。二番目のM:Method」
「色々な塗装方法があるって話でもないんだよね」
「そうなんだ。肝心なのは塗装方法と塗料との関係性」
「そう言えば、あんまし考えたことなかったかな」
「だろ?意外と盲点なんだよ」
「それをマトリックスで見つけてみよう!てわけだね」
「ご明察!」
「宿題だね、おじさん。次週までの」
「そ。おじさんからトオルくんへの宿題さ」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

「塗装工場の4M」というテーマを通じて

編集力&構想力

について一考できればと考えています。

まどろっこしさ
を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
体系化されたいままでの知識を
ただただ継承するだけでは未来はない
とも思うのです。

ご興味のある方のみおつき合い戴ければと。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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2016年06月30日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その9)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その9)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その9)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

今週は、

2)塗装方法(Method)と人材(Man)

についてご案内しましょう。

一口に「塗装方法」といっても
刷毛、ローラーなどの比較的簡便な方法から

空気圧や静電気を利用した
塗装ガンによる塗装方法もあり、

はたまた流動浸漬やフローコーター等の
設備機器が主体となった方法もあって、

まさに百花繚乱。千差万別。多種多彩。

それぞれの仕組みを説明するだけでも、
十数時間を要します。

で、効果の程は?

と言うと悲しいかな
たとえ十数時間を要して学習したとしても、
勉強になったような気がするだけで、
お役立ち度から云うと
大いに疑問が残る結果となるでしょう。

なぜでしょう。

なぜ、このような
非効率なことが生じるのでしょう。

そもそも様々な塗装方法を横並びで解説されても
専門書を読んでいるのと
何ら変わりはありません。

知識は知識のまま継承されていくだけで、
問われるのは、

知っている・いない

ただそれだけのこと。

学ぶ側からすれば、

記憶する・しない

それだけの違いです。

ここで、次のような疑問が生まれます。

そう言えば、ありとあらゆる塗装方法が
頭に入っているからって何の役に立つの?


その答えは、

役に立つ

そりゃ役に立つでしょう。

まず、個人の知識欲は満たされるでしょうね。

業界内において「塗装知識に詳しい」
という企業イメージ向上にも役立つでしょう。

ましてや塗装アドバイザーを名乗ろうものなら
知識格差のある・なしは、
生命線でもあるわけですからね。

絶対に必要、ということになる。

しかし、です。

世界中がネットでつながり、
天文学的な情報が飛び交い、
膨大なデータの中からたちまちのうちに
有意な情報が検索(抽出)される時代になると、
“知識の有無”や“記憶する・しない”は、
ほとんどどうでもよくなってきた。

知識を保有しているという優位性は
すっかり失われてしまった。

ましてや人工知能のおでましともなれば、
人間以上に考え、
学習しはじめてくれるわけですから、

広かろうが詳しかろうが、
ただ知っているだけの状態は近い将来、

“お払い箱行き”

は必定です。

んなこと言ってたら、
勉強なんてできないやん!


そう、このままだと「できまへん」

ただし、人工知能がしゃしゃり出てくる前に、
試みておくことが
ひとつだけ残されているように思います。

わたしたちの業界にあって
鍛えておかなければならない能力が
ひとつだけあるように思うのです。

それは、

専門書1,000ページくらいに及ぶ専門知識を

やさしく ふかく おもしろく

再構成する編集能力です。

従来からの知識をあらたな体系へと組み換える
構想力と言い換えてもいいかもしれません。

それらを育むためには何が必要か。

かなりの遠回りを覚悟で次週から
この辺りのことについて私見をお伝えできればと
そう考えています。

ご興味のある方は、おつき合いください。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。二番目のM:Method」
「今回は知っている・知らない、の話だったね」
「トオルくんも、塗装には詳しい方だよね」
「でもないよ。もっとくわしい人はいっぱいいる」
「でもさ、小学四年生でそれだけ詳しい児童も珍しいよ」
「好きこそものの上手なれ、だと思うよ、おじさん」
「そのすき・きらいが大切なんだよね、じつは」
「え?どういうこと?」
「このあたりのことは次週のおたのしみさ」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

「塗装工場の4M」というテーマを通じて

編集力&構想力

について一考できればと考えています。

まどろっこしさ
を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
体系化されたいままでの知識を
ただただ継承するだけでは未来はない
とも思うのです。

ご興味のある方のみ
おつき合い戴ければと。

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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2016年06月23日(木) 09時00分00秒

塗装工場の4M(その8)

テーマ:ことばを理解する
★今週の塗装用語

塗装工場の4M(その8)

★★読み方

とそうこうじょうの4えむ(その8)

★★★意味

それでは、

1)塗料(Material)と人材(Man)
2)塗装方法(Method)と人材(Man)
3)設備(Machine)と人材(Man)


の順番で「塗装工場の4M」をひとつひとつ
見ていきましょう。

先週は、

1) 塗料(Material)と人材(Man)

☑「粘度を調整する」ということ

について次のような流れでお伝えしてきました。

いま一度整理しておきましょう。

★☆★☆★ いままでのおさらい ★☆★☆★
 
いくら希釈の手順書を作成しても
たいせつなことだと知りながら
そのたいせつなことが習慣化できなければ
手順書はやがて形骸化するでしょう


というのも

「頭ではわかっていながら
実際に行動してみるものの心がついていかない」
というようなことが起こっているからで、
人間の内にある心、その作用が
頭や身体に対して悪影響を及ぼしているからです


そもそも頭と心と身体のうち、心は、

人間の知識・感情・意思などの働きの総称

ですから

知識 感情 意思

以上3つでできていると(仮定して)
このうち、コントロールし辛い「感情」については、

自分の感情の状態を
他人のそれのように客観的に、
冷静に知覚でき、分析まで出来る能力


を鍛える必要があります。

そのためには、

いまのあなたの感情を
微に入り細に入り言語化すべく
語彙を増やすこと


が最も有効だというお話をしました。

★☆★☆★ おさらいはここまで ★☆★☆★

これを受けて今週は、
感情のコントロールに必要な

感情の知覚

がスムーズにできるようになった一人の青年を例に
彼がどのように

塗料を希釈する意義

に目覚めたかをお伝えします。

ここにひとりの青年がいます。
仮にT君としましょう。

T君は、人とのコミュニケーションが
あまり上手ではありませんでした。

人から何かを訊かれても言葉数が少なく、
又、答えになっていないこともあったので、
ほとんどのケースで対話が続かないのでした。

そんなT君に対して私たちは、
次のようなアプローチを行いました。

1)
おこなったことは既述の通り

感情に関わる語彙を増やす

ことです。

喜 怒 哀 楽

4つの領域の言葉を
まずは思いつくまま書き出してもらいました。

書き出すことに詰まったら、
心がつく言葉(心が広い、心を砕く、心を打つ等)を紹介し、
それをヒントにもう一度考えてもらいました。

これを何度か繰り返し、
ホワイトボード一面が埋まったところで、
次のステップに移ります。

2)
幼年期からいままでの間で、
記憶に残っている喜怒哀楽の感情を、
それを抱いたときのシーンや登場人物、
背景などと共に思い出してもらいました。

3)
そのときの感情を
先ほどのホワイトボードいっぱいの言葉を駆使しながら
できるだけ微に入り細に入り、
何通りかに分けて言語化してもらいました。

4)
次に思い出してもらったのは最近、
職場で抱いた喜怒哀楽です。

5)
同じように時間をかけて
幾通りかに分けて言語化してもらいました。

6)
そのとき、上司、同僚を問わず
そのとき関係のあった人々の
感情はどのようであったかを想像してもらいました。

7)
そして、自分以外の他から見て、
あなたの感情と言動がどのようであれば、
もっと仕事がうまくいくのかを
思い描いてもらいました。

尚、「自分以外の他」とは、
人でなくともよい、モノでも構わないのです。

自分以外の人、もしくはモノと
自分との関係性がどうであればいいのか

“ありたい姿”が描くことができればいいのです。

8)
で、現実はどうであったかを振り返ってもらいました。
このとき、他を責めたり批判したりせず、
いまの自分になにができるかを
思い浮かべてもらいました。

さてこの間、約2カ月をかけたワークショップのあと、
T君はどうなったか。

普段の言動や人間関係に
大きな変化はありませんでした。

ただ、そのあとに実施された社内研修において、
それまでにはなかったことが起こりました。

T君が質問するようになったのです。

それも一度ならず二度、三度。

チャンスだと思った私たちは、
彼にこんなことを伝えたのです。

近い将来、
教わる立場から教える立場へ
立ち位置が変わったときのことを
いまから想像しておいて欲しい、と。

そのときくれぐれも気をつけて欲しいことは、
次の一点。

塗料とシンナー(What)を
どのように混ぜ合わせるか(How)も大切だけれど、
なぜ混ぜ合わせるのか(Why)はもっとたいせつ。
だからそのことを忘れないでしっかり伝えてほしい。


さいわい2カ月もしないうちに
その機会は訪れました。

新入社員に対して
T君が教えることになったのです。

あとでわかったことですがT君は、
WhatやHowはもちろんのこと、
Whyについても丁寧に教えていたそうです。

しかも「次にこの塗料を使う人のことも考えて
混ぜ合わせること」も言い添えていたとのこと。

言葉は、語彙は、
次第にではあるけれどたしかに人を変えていく


そう確信した一瞬でした。

言葉を得て、
語彙を育み、
成長した人からは、
教わる力と同時に教える力が満ちてくる。

この力がそなわれば、
所定の手順を踏んで、
塗料とシンナーを混ぜ合わせる業務は
けっして形骸化することなく、
次の者へと引き継がれていく。

まずは心。次に内容の理解。
そして実行。

心が整えば頭は冴え、
身体は機敏に動きはじめる。

塗料を希釈するにもまずは心。

人が介在する限り
それはもう変わらぬ真理だと思うのです。

★★★★この用語を使って会話する

「塗装工場の4M。最初のM:Material」
「今回は感情のトレーニングの話」
「感情のトレーニングとは?がテーマだった」
「ねえおじさん。T君ってぼくの知っている人?」
「さあ、どうだろうね」
「ぼくにもやってよ、感情のトレーニング」
「大丈夫だよトオルくんは。すでに感情豊かだから」
「そんなこと言われたの初めてだよ、おじさん」

★★★★★類語

「生産の三権分立」「生産の勝利の方程式」
「7Mアプローチ」

★★★★★★今週のコメント

本文中、
トレーニングの件(くだり)を読んで
カンのいい方は、

コーチング

あるいは

ティーチング

を想起なさったかもしれません。

ただ、感情のトレーニングのそれぞれの“解”には、
双方が共有化できる部分と
個人の固有な部分が併存しているため、
どちらかといえば「独白」を「対話」へと導く

ファシリテート

に近いのかもしれません。

感情のトレーニングにご興味のある方は、
ご一報ください。

慎んでファシリテートさせて戴きます(笑

★★★★★★★この用語の性質

用語の難易度   ★★★★★
用語の深み度   ★★★★★
用語の面白度   ★★★★☆


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