信じられないほどの空白。

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なんていうことだ。

前回の記事が2007年だなんて。

今はもう、2014年じゃないか。

このブログが生きていた事に…感謝しなければ。

そして。
この前回の「肋骨事件」は
思わぬ方向に進むのだった。

肋骨を強打した夫は
近くの外科でレントゲンを撮った。

そう、結局病院には行ったのだ。

そのときは何も言われなかったのだが、
保険の請求のために
レントゲンを借りようと
再びその病院を訪れた時、
何気なくレントゲンをみた老医師が、
こう言った。

「肺に影のようなものが見えるから、
もっと大きい病院でみてもらったほうがいい」

この老医師のおかげで
夫の肺がんが見つかったのだった。

2007年、8月のことだった。

:::::::::

実は、この続きは
アマゾンKindleより
電子書籍出版が決まった。

その生還記の
出版に至るまでの
長い長い経緯も
ここに書いていこうと思う。

訳ありの治療法

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ダンナが思いっきり滑って背中から落ちた。

一瞬、息がとまるほどの衝撃だったらしい。

しか~し!

今、私達は病院に行けないのである。
理由は聞かないでほしい。


そんなわけですっかりアロマテラピーだとかレメディに関心を持ってしまった私は
海外から打ち身や骨折に効くというオイルを購入した。

しかし海外からであるから到着には10日以上かかるらしい。

そのうちにダンナの折れたかもしれない肋骨もくっつくかもしれないが、
それでもこのオイルが本当に骨に効くとしたら、それはそれでスゴい事じゃないかと思う。

ダンナも心配だが、このオイルの効能を試したい気持ちもあり、なんとも複雑である。

夏祭りのあと。

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今日、町内会の夏祭りがあった。

ダンナはこの夏祭りの主催者側であったため、夕方頃から祭会場へと向かっていった。
私はお店から出られなかったが、大盛況のうちに祭りも終了し、ダンナが戻ったのは夜の11時ごろ。

私は祭りのお土産にひとりニヤニヤ。
アイスクリームが10個以上、焼き鳥などのおつまみがいっぱいだ。
明日からしばらくはこれらのおかずだけで乗り切れそうなほどある。

ダンナはかなり飲んだらしく、戻るなり、ぐっすり眠っていた。

店の閉店時間が近づいた。
家族風呂へ行く時間が近づいている。

実はいま、訳あって家のお風呂が使えなくなっている。
そこで、少々贅沢ではあるが、深夜2時迄開いている家族風呂を利用している訳だ。

眠る前から、
「風呂には絶対行くから、起こしてほしい」
と言っていたものの、この調子では無理かなと思っていた。
話しかけても、意味不明のことばかり口走っている。泥酔者特有のリアクションである。

もう、1時10分を回っていた。
今起こして出発しなくては、ふたりで1時間2000円のお風呂が30分しか入れない。

思いきって、大きな声で起こしてみた。

「ねぇ○○、起きられる?」


するとダンナは一言、





「起きれない!」





いったい、お風呂に行きたいんだか…

結局、無事お風呂へは行く事ができたのだが、さっきの二人のやりとりは
全く憶えていなかった。



私もよく、眠りながらダンナと話しているそうだ。
しかも、しっかりとした口調なものだから、てっきり起きているのかと思ってダンナも話しているそうだ。

翌朝、その話の内容を聞かされても、全く覚えがない。


なぜ私は、意識がないのにはっきりと相手と会話をすることができるのだろう。
甚だ疑問である。


さて。
すっかり酔いも和らいだ家族風呂の湯船の中で、ダンナが今日の祭りの後片付けの時に起こったケンカ騒動の話を聞かせてくれた。なんでも、町内会のちょっとお偉いさんと、商工会の会員が後片付けをめぐって口論になったらしい。
互いにお酒も入っているのも手伝って、取っ組み合いになりそうな、危ない雰囲気のなか、皆で止めに入ってもなかなか収まらない様子。

そこで。
ダンナはものすごい大声で
「なにやっとんじゃいこら!」
「そんなケンカは酒の入ってないときにやれっちゅうんじゃ!」

…不慣れなため、台詞の記憶が不鮮明なのだが(↑明日以降要確認)。
とにかく周囲をアッと言わせ、そのケンカの当事者ふたりを両脇に抱え、
一方が「悪かった」と反省の意を示したのを
「普通ケンカの時は我が我がとなるところ、自分が悪かったなんていう人間は珍しいくらいだ。」ともう一方に伝え、
仲直りを促し、無事丸くおさまったらしい。

普段からよく観ている任侠もののビデオ。
こんなところで役に立つとは。



念のため、普段からおふざけでこういったタンカをきることはあっても、実際には言った事はなかったらしい。


直接その現場に居合わせたかった。と。
惚れ直した…かも。


…いや、もしその場に自分が居たとしたら、心配のあまり…いや、そういった大人どおしのくだらないケンカに辟易して、
自分が率先して仲裁に入り、タンカをきっていたかもしれない…いや、間違いなくそうしていただろう。
私も随分気が強くなったものだと思う。

バカ夫婦のヒトコマ。

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寒い。

あまりも寒い。

たった徒歩1分の距離でも

北国の夜風は…身にしみる。


かつて、
まだ、日曜日をのんびりとすごしていられた頃、
ダンナと起きがけのベッドの中で
めちゃくちゃ川柳大会をして、
それはそれは止められない程盛り上がったのを記憶しているのだが。


久しぶりに
今回は
寒さで脳がやられてしまったため、
めちゃくちゃ でたらめ 作曲大会が徒歩1、2分の間で繰り広げられた。

口火を切ったのは私の方で、
もう、詳しい内容は覚えていないのだが(前日のことなのにである)

私 ♪○○の肉布団があるから~寒~い~家でも~平気~なのぉ~~~♪

ダンナ ♪肉~布団~という~言い方は~ちょっと~嫌♡嫌♡嫌だぁあああ~♪

こんな風にして、どんどん展開していったのだが、
前回からパワーアップしてでたらめメロディー付きである。
歌になっているので、ちょっとしたデュエットみたいだよな、とも思ったりした。

昨日はお店でちょっとした貸し切りパーティがあり、
その主催者と自分たちで終了後に打ち上げがあり、
その時に作ったカシスグレープフルーツの残りを
5杯は飲んだと思われる。
立ちっぱなしのためかお酒のためかわからないが、
腰が抜けたような感じになった。

そして、疲労がたまっていたのか。
はじめての経験をした。
慣れないブーツをはいたのもあるが、
玄関で片足を外す時にまず足がつった。
これはもう、堪え難い痛みである。
足がつった時は伸ばした方がいいときいていたので
無理矢理にのばしてさらに痛い。

そして、
そんな悶えている私を後ろから笑いながら眺めていたダンナと
「もう片方もつったりしてね」
と冗談で言っていたら
ホントにつった。

両足、ふくらはぎ、つった。

二人揃って運動不足でカラダが日増しにカタくなって来ている私たち。

寝るだけで定期的にエビ反りになるベッドが欲しい。
お店から歩いて1分のところに引っ越して今日で1ヶ月が経った。
車で一緒に帰る必要がなくなった分、私の仕事がまだ終わらなそうな時には、
ダンナに先に帰ってもらう事がある。

今日も私は店の仕込みや発注、その他の仕事が片付いていないため、
仮眠から覚めたダンナを先に帰す事にした。

そして今は夜中の3時。

突然、携帯が鳴る。

ダンナからである。


「どうしたの?」


「ねぇ。本当は先に帰って欲しくないとか、そういうこと、ない?」



私は答えに窮してしまった。
たった1分の徒歩の帰り途でも、二人で帰った方が、それは楽しいに決まっている。
しかし、眠たい彼を無理に付き合わせるのもかわいそうな気がする。



「う~ん…なんて言ったらいいのかな…
いやぁ本音はね、やっぱり一緒に帰った方が嬉しいけど、
でもこんな遅くまで付き合わせるのは悪いし…大丈夫だよ。」




「じゃぁ、寝ないで待ってるから、早く帰っておいで」




「いいよ、いいよ!先に寝てていいよ!
帰った時に○○がいてくれればいいよ!」




「そう?…うん、わかった。
…といっても、眠っちゃうんだろうけどね(笑)」



「これ終わったらすぐ帰るから、ね。」




たった1分の距離間で交わした1本の電話。




でもなんだか、ほろっときた。

桁外れのゴミたち

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さて。

自営業を営みながらの引越。

サラリーマンと違い、自由に休んでゆっくりと~
そんな訳はなかった、少なくとも私たちは。

自営業にも色々ある。
うちは飲食業を営んでいるものだから、
厨房担当の私はどうしても店を出られない。

結局、引越は9月の月末、正味3日間で行われた。

そして、最終日。
店を閉め、その足で引越作業へ合流したのが午前2時。
うちの従業員はすでに疲れきったひどい顔つきなのだが、もう、明日の朝にはここにある
山のような荷物を運ぶか、処分しなければならない。

次第に皆、口にはしないものの、
(本当に終わるのだろうか…)
そんな不安が否応無しにも頭をよぎる。

結局完徹2日。

でも。
なんだかんだいって、
終わった。
ふう。

そして。
ゴミをしっかり分別していれば何でも引き取ってくれるという市で運営している
処理場へと向かってもらう。


母によると、結構な量のゴミを持っていっても
400円足らずだったとの事。
これはゴミの処分にかかる費用の事である。
まぁ、市営だけあって良心的であると思いつつも…

帰って来た従業員に渡されたゴミ処理料金&処理明細をみて愕然!


790kg!


処理に支払った金額、10000円超!


であった。


母が400円くらいだったよ~と言ったのは、
それが10kgだったから。
処分しなかった荷物も含めると、その100倍近い荷物があの部屋には乗っかっていたのか!!!!!!!


ダンナの語りぐさになっている、
『ぼくは△○から、ボストンバッグひとつで○○空港に降り立った』

よくぞ!そこからここまでものが増えたものである。
あっぱれである。
負けじと、私もモノを捨てられないタチであったが。


でも。
もう、そんな自分には卒業だ。
今の住居を考えると、必要最低限のものを残して生活するという事に
楽しみが見出せそうだからである。

これからしばらく、引越でとりあえずもってきた荷物を、
容赦なく処分してはすっきりするという日々が続くであろう。

ひとつ、忠告。
引越は業者を使わなければ本当にお金をかけずにできる。
しかし。
体力だけはひどく消耗する。
引越の直前には健康管理に充分注意し、
万全の態勢で臨んで欲しい。

引越にかなり消耗気味…

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今日、明日で引越である。

なんといっても、運がいい!と思ったのは、
今の住居にあふれている家財道具のほとんどが、
知り合いの手に見事渡る事になったことである。

今度のマンションは、まるでウィークリーMSのように、
ちょっとした家具はすべて揃っている。
便利なようだが、今あるものを保管しておけるだけのスペースのない私たちは、
それらを処分しなくてはならなかった。

今しがた、それらの運搬が完了したらしい。

…実は、私は、どうしても仕事が抜けられず、
今日の引越行事に参加していない。

しかも!
今度のマンションは、中を一度も見ていない。
ただ、ただ、今の仕事場から近いという理由で、決めてしまった。

でも、何か心機一転できる気がして、
最近の、私の人生史においてもまれに見る程の
落ち込みようの激しさが、少しはまぎれるような、
そんな期待感が
新しい生活というものにはもてるというものだ。

備え付けといえば、ベッドもあるらしい。

何を隠そう、今までの私たちと言えば、
別々のソファにごろ寝、このスタイルだった(普通じゃない!)。

それが、否応無しにシングルベッドに添い寝となる。

そもそも、ひとつベッドに添い寝、これが最初のスタイルだったのだから、
また戻ったというだけなのだが、
実はこれが…嬉しかったりする。

私は極度の末端冷え性なのであるが、
ダンナは対照的に湯たんぽのようにぽかぽかであるから、
寝る時など、とくに冬場は大変快適である。

これから次第に寒くなってくる季節柄、
タイミングよくダンナの肉布団(!)復活に、
心の中で喜んでいる、そんな私なのである。

鼻毛の告白(爆)

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(ある○○の告白)

私は、鼻毛に間違えられていたものである。

彼女たちが付き合いはじめてからというものの、
彼は私の存在を気にかけていたものの、
なかなか打ち明けられずにいたようである。

(ある○○の告白:終わり)


実は、だいぶ後になってから知った、衝撃的な出来事がある。


私はどちらかというと色白である。

血管は、看護婦さん泣かせなくらいに細いらしい。
(今回の話には関係があまりない)

さて、私の鼻の下、よ~く見ると、
自分でも気がつかないような細い血管がある。
それは赤く、糸くずのようにも見える。


それを、今のダンナは、ず~っと

『鼻毛』

だと思っていたというのである!


そう、思われながら重ねたデートの日々を思うと、
「早く、言ってよね~(泣)」
と言いたくもなったが、
言えない気持ちもわからなくもないので、
それを我慢(?)というか承知の上で、付き合ってくれていたダンナは
何という人なのだろうと、ちょっとだけ感心してしまった。

そもそも、私は薄化粧である。
   ↓
だから、血管が丸見えだった。

それが鼻毛ではないという事を確認するためには、
非常に親密な距離まで
近づけるようにならなければ無理である。
     ↓
まだ、そこまで接近できる関係ではなかった。


鼻毛出しっぱの彼女でも一緒に歩いてくれていた。(しつこいようだが実際は血管である)
          ↓
男性は、そのような女性でも愛せるのか?
          ↓
少なくとも、私のダンナは愛してくれていた。


とまあ、非常に恥ずかしいような、のろけのようなお話になってしまったのだが、
裏を返せば、彼以外にも私が鼻毛女だと思う人もいるということである。

もう少し、メイクは厚め…ですか。
できれば遠慮したいものである。

しかし。
ノーメイクでいるのは日本中でもごくわずかではないかと思われる、
そんな年齢に達している私なのであった。

シンプルな生活

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私にとって、人生においての、永遠の、そして究極のテーマ、

それは

『シンプルな生活』

これに尽きる。

ただ、モノが少なくて無味乾燥な生活という意味ではなく、
もともとこだわりが強い自分だからかもしれないが、
とことん好きなもの、それも色々探し求めてようやく見つけたような、
そんな、お気に入りたちに囲まれた、
そんな暮らしに憧れる。

欲を言えば、
モノは少なく。
これは、今あまりにもモノが多すぎて押しつぶされそうだからである。

夫婦揃って、
モノを捨てられない。

特に、ダンナは
もうあるのに
似たような違うものを何個も買って来ては
家がどんどん狭くなる。

    *     *     *     *     *


このブログのタイトルがなぜに、
『バカ夫婦』なんていうタイトルになったのか。

まぁ、いろんな意味を含んでいるのではあるが。

そのひとつが
『バカ』がつくほど、揃いも揃って仕事好きなのだ。

私たちは、自営業である。
去年、私も長年勤めた会社を辞め、同じ職場で毎日共働きである。
朝は10時から、夜は夜中の1時まで店を開け、その後、ちょこちょこ仕事を片付けて、
だいたい家路に着くのが毎日2時から3時、である。

にもかかわらず、
ダンナは日課であるテレビorビデオ鑑賞or新聞や本の読書、
私も負けじとDVD鑑賞or読書orちょっとした書き仕事などをしてしまうものだから、
眠りにつくのは4時、下手すれば5時である。

こんな夫婦、はっきりいっておかしい。

これしか家にいる時間がないのに、
3LDKの賃貸マンションは、はっきりいって意味がない!
かつてここは、自宅兼事務所であったため、こんなに贅沢な住居を借りてしまったのだが、
今となってはモノだけがただあふれ、
チャンスがあれば、一時も早くここを脱出したいと考えていた。


そしてついに!
その、チャンスが、ようやく、我々に…

訪れそうである!


今の仕事場の目の前に、良さげな物件を発見したのである。

もう、私たちのために物件が近づいて来てくれた!
と、思ってしまうくらい、な理想的な物件である。

家賃は半分までいかないがかなり安くなるし、
仕事場まで徒歩なら1分、
毎日ふたり手をつないでスキップして帰ってもよいくらい、
身もココロも小躍りしそうな近さである。

ただ、この物件は比較的広いものの、ワンルームである。

でも、いいのだ、

それでこそ、

究極のテーマ、シンプルライフへの第一歩が踏み出されるのである。


    *     *     *     *     *


これを機に、今の住居にあふれたモノたちを、欲しい人たちにお譲りすることにした。
使わなくなったパソコン3台、ソファ2つ(何故今3つもあるのかは申し訳ないが説明を省略させていただく)、
ロフトタイプのベッド、壊れたと思われるプリンター2台、チェスト、ロッキングチェア(場所ばかりとってほとんど使われない)、食器棚3つ、洗濯機、マッサージチェア、着なくなった洋服の山…

なんと素敵だろう!

これらがみ~んななくなって、すっきりした面持ちで満足げに新居で腕組みしている自分が想像でき…
いや、1ヶ月後には、そんな自分であっていて欲しいものだ。


ものが多いと言えば、
うちの靴下の数は半端じゃない。
多忙を絵に描いたようなこんな私たちであるから、
どうしても洗濯が追いつかない時に、
ダンナが山ほどの靴下を買って来てくれる。
ちなみに、ダンナは可愛い靴下が大好きで、しかも、よく似合う。
ピンクの靴下だって、サクランボがついていたって、なんでも似合う。

ココだけの話、ダンナは普通の常識的な○○歳の男性とは
かなりかけ離れている。
彼の普段着は、完全HIPHOPスタイルである。
それも、かなりこだわりの強い、おしゃれさんである。
私と出会った頃は、それほどでもなかったのだが、
日増しにおしゃれかつ、カッコ良くなっていったのである。

黄色や水色、オレンジなど…原色の半パンツには、かわいい靴下がよく似合う。

それで。

今、うちの居間には
靴下による神経衰弱が展開されている。
まぁ、年中開催、といっても過言ではないが。

推定100足はくだらないと思われる靴下たちが、
我々の(というか私の)時間がないことを物語るかのように、
対にならずに、そのほとんどは干す洗濯バサミも与えられずに、
先に述べたソファやロッキングチェアに片方ずつ、並べられているのである。


これだけあるのに、
毎朝、ダンナの決まり文句はコレである。

「靴下、あった~?」

「う~ん…柄は同じなのにビミョーに色が違うんだよね…」

「どうしてこんなにあるのに、どれひとつ組にならないんだろうね…???」


…なんとも、微笑ましい朝のひとコマである。



とにもかくにも、
シンプルライフへの、私の憧れのシンプルライフへの扉が今、
開かれたのである。


…だがその前に、

今この目の前の、

パソコン周りをもっとシンプルにしたら?

と、会社の同僚全員に言われてもおかしくないくらい…

私の机周りはモノにあふれ、シンプルライフとはほど遠い環境なのである…

駆け引き。

テーマ:
実は、ダンナは仕事柄、エッセイ何ぞを書いている。

そして、最近なのだが、そのエッセイをメルマガで配信する事にした。
その、配信作業担当が私である。

そのエッセイは1999年から始まっており、メルマガもその第1号から順に配信という事で、
6年前の彼のエッセイを再び、読む事になっている訳である。

そして、昨日は第8回目の配信。

私たちの出会いのころのエピソードが綴られていた。
あくまでも、人の話ということにして。

もちろん、その時のことは私もはっきりと憶えている。

今日は、それをお話ししようかと思う。


私は、彼の仕事にちょっとだけお手伝いするという形で
はじめて彼と出会った。
仕事を手伝うという意味では、私と同じような人が10人くらいいただろうか。

そのとき、なぜか一度きりのお手伝いではなく、
何か自分にできることがあれば手伝いたいという旨を
彼に伝えたような気がする。

しかし彼は、
「本気にしちゃうから、そんなこと言わないで」
みたいな返事をしたように記憶している。


そして、次に会ったのは彼と、私と、もうひとりの3人であった。
もうひとりというのは、はじめて会ったときに居た中のひとりである。
これも仕事の打ち合わせ程度のもので、
実際、それほど彼の事を気にかけていなかった。


そしていざ、お手伝いの当日である。
いわゆる取材のお手伝いだったのだが、
彼の他にカメラマンが同行するはずが、
急遽そのカメラマンの都合が悪くなり、結局、彼がカメラマンを兼任する事になった。

無事、取材を終え、
カフェに入って雑談したのだが。

…気がつくと、4時間以上、話し込んでいた。
私が彼の話を聞いていたという方が正しいかもしれない。

なんとなく、互いに口にはしないものの、
好印象を残しつつ、携帯の番号を交換してその日は別れた。

私がバスに乗り、それを見送る彼。

「何分くらいで着くの?」

「30分くらいかな。」


そして。

30分後。

彼からの電話が鳴った。



私は、極端に恋愛経験が少なく、
不器用だったのかもしれない。

電話が来る事を期待していたのに、
本当は飛び上がるほど嬉しかったのに、
いざ、電話がかかるとその電話に出るのが怖く、
携帯を耳にあてたまま、それが留守電に切り替わるのを待ってしまった。


「今日は楽しかった」
そんな伝言が入っていたように思う。


そこでまた、臆病な自分が問いかける。

(今すぐ、電話をかけるべきか?)

(少し、焦らしたりするくらいが、いいのか?)

(ちょっとここは、電話を我慢して待ってみよう)


この決断によって、
結局、このあと5日間ほど、
悶々とした日々を過ごすはめになるのであった。


彼の方はというと、
あとで聞いた話なのだが、
「調子に乗って電話をしてしまった」と恥ずかしく思い、
もう二度と連絡をするつもりはなかったのだという。

…ついに六日目、
私は我慢できず、彼に電話した。

「ごめんなさい。私駆け引きをして、電話をしたかったのにしなかった」
と。



今こうして告白すると、
なんとも…恥ずかしい。



でも、この一本の電話を躊躇っていたら、
今こうして、
私たちは、
夫婦じゃなかったかもしれない。