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ナポレオン・ボナパルトがその美しさと魅力に心を奪われ、愛して止まなかったカメオは、イタリアの芸術品であり、貴族の宝飾品であり家宝であった。ボナパルト家の先祖は、中部イタリアのトスカーナに起源を持つ貴族であり、ナポレオンは幼少期よりカメオの価値を知り尽くしていた。

ナポレオンがイタリア遠征で得たカメオを、ごっそりフランスに持ち帰ったことで、瞬く間にカメオはフランスの社交界に広まり、芸術品、宝飾品としてヨーロッパで不動の地位を築いた。

カメオの都、トーレ デル グレコから作家を呼び寄せ、ナポレオンは、自らの冠にもカメオを施した。
1804年12月2日、パリのノートルダム寺院で行われた戴冠式に冠ったこの冠は、現在でも大切に扱われ、ルーブル博物館の宝物殿に保存されている。211年前のアンティーク カメオである!

カメオの起源は今から約2500年前の古代エジプトと言われている。
太陽神のシンボルとして神聖視されたスカラベ (黄金虫) が、カメオの原型であったと思われる。

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カメオとは浮き彫り彫刻の技法のことを指し、宝飾品として彫刻された貝殻そのものではない。ただ、通称として、彫刻された貝殻をカメオと呼んでいる。
カメオには、コルニオーラやサルドニコなどの稀少価値のある貝殻、珊瑚、ヴェズーヴィオ火山の溶岩、象牙、めのうなどが素材として選ばれる。

ヘレニズム時代には宝飾品としてだけでなく、壷や甕などの調度品にもカメオが施されるようになった。
古代ローマ時代になると、カメオの技術は西ヨーロッパ諸国にも広がっていき、支配力や名誉、権力や財力を示す宝飾品として、貴族階級の男性陣に囃されるようになった。
後のナポレオンしかりである!

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このような歴史と伝統、文化を誇るカメオを敬いながら、現代の新しいデザインを取り入れ、他に類をみない新感覚のカメオを掘る偉大な作家が来日した。
チーロとジョバンニのロマーノ兄弟である。

兄弟ともにトーレ デル グレコの美術学校を卒業。その後、兄のチーロはラッファエレ・ペルニーチェ氏に従事。弟のジョバンニは国立ナポリ美術大学に入学、カメオ彫刻専門課程を選択してジェンナーロ・ガロファーロ氏に学んだ。
ロマーノ兄弟が制作するカメオは、トーレ デル グレコで掘られる伝統的な彫刻様式、例えば女神像の模写などとは一線を画し、形而上的なものが題材として選ばれることが多い。

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革新的な考えを持つロマーノ兄弟は、デッサン画をより生かしたカメオを作りたいという情熱から、エナメル加工を施した斬新なカメオ作品も発表している。
息の合ったロマーノ兄弟は、伝統と文化を守りながら、前衛的な魅力あるカメオを次々と発表し、偉大なカメオ作家として、益々活躍の場を広げていくことだろう!

こんな素晴らしいカメオ作家兄弟の通訳を仰せつかったことは、トッシ~ちゃんの誇りでもあり、自慢でもある!
最後にご紹介コーナー、笑。
カメオ一筋数十年、カメオ専門家として高名なS社長。ロマーノ兄弟と一緒のスリーショット! 社長、お疲れ様でした。