LADRONI 空き巣

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3週間近くあったミラネーゼのヴァカンスもそろそろ終わり、この土日が帰省ラッシュとなる。長~い休暇を終え我が家に到着するまでの道中、一番気掛かりになるのが、留守中の自宅が『無事か否か』である。イタリアでは長期休暇を狙った『空き巣』がヨーロッパ一多いと言われる。そして、その手口の大胆不敵さ&華麗さは、正に『アッパレ』としか言い様のないものが多い… (^。^;)

イタリアでは、通常、玄関ドアーの内側に分厚い金属板が嵌めこまれていたり、鍵をかけると、鉄棒が上下左側にニョキニョキと出て来たり、大小二重の施錠が付いていたりする。又、シリンダーは4本ついているのが一般的で、中には『特別仕様』の5本、6本という丈夫なものもある。シリンダーが4本ついていると言う事は、鍵を4回まわして、ドアーを開閉すると言うこと(これ結構めんどう…)。何れにせよ、日本では目にする事が出来ないような、複雑で頑丈な施錠システムになっている。当然、鍵をつければつけるほど、持ち歩く鍵の数も増え、毎日、玄関ドアーの開閉にモタモタ時間がかかる事になる…。慣れてしまえば何てことないが、オフィスも同様に鍵だらけなので、通常、ビジネスマンは20個前後の鍵を持ち歩く。\(>Σ<)/

玄関ドアーだけでなく『空き巣』対策の為に、自宅の部屋の1つ1つにも鍵が付いている。又、バルコニーや窓からの侵入を防ぐ為に tapparella タッパレッラと呼ばれる、上げ下げの出来るよろい戸(日本で言うところのシャッター)も付けられている。ここまで万全を期していても、プロの窃盗団に狙われると、もうお手上げだ!!!(ρ_;) 彼らは大型トラックで引越し屋を装い、白昼、堂々と家財道具や家電を運び出す。隣近所も皆ヴァカンスで居ないのだから、ゆっくり作業ができる。件の鉄壁の玄関ドアーはドアーごと外され、いとも簡単にお役目ごめん。根こそぎ持って行かれるとはこういう事なのね。信じられない事が起こるのがイタリアって所以!(;∇;)/~~

ミラノにも防犯システム会社があるが、彼らも夏休みは休暇をとる。セコムさん、イタリア進出お考えになってみてはいかが~?!(b^ー°)
Se vuoi la pace, preparati alla guerra. 備えあれば憂いなし。
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