今日は珈琲焙煎所に立ち寄った。

店主と先日渡したキース・ジャレットのアルバム「星影のステラ」について少しだけ、喋った。

「キース・ジャレットって唸りながらピアノ弾くんですね」

「ノッてくると、ドンドン唸り声が大きくなるんですね」と店主が嬉しそうに喋り出し、

自分も「唸り声が出ないと本人気合いが入っていないんだよね」と・・・

どうやら店主は「星影のステラ」大いに気に入ったようだった。よかった。

 

店主はどう見ても30前後である。

つまりは自分の息子世代というわけ。

親子ほど年の違う二人が、「星影のステラ」のアルバムが気に入っている。

不思議だ。

ジャズのスタンダードって、詰まる所は映画音楽を、

各ミュージシャンがアレンジして聴かせるわけだから

本当は誰でも知っている曲なわけで

良いねと思われる曲は、何世代にも渡って良いねと思われるんだねキョロキョロ

世代間のギャップや、年寄りとは何を話しても、通じないと思われる中で

明らかに共感するものはあるんだなって、感じる。

そういえば、自分が学生の時、東京の阿佐谷の屋台のお爺さんは

ラジカセにジャズを入れていて、ジャズかけながら、おでんと日本酒を出していた。

友達とそこに通っていた自分は、そこで初めてソニー・ロリンズを知った。

粋な屋台だったな。屋台のお爺さんから、自分にソニー・ロリンズが受け継がれたわけか?

スタンダード・ナンバーっていいね。