今日も久住山の登山でのお話の続きで、地元にお金を落とすことについてです。

 

 牧ノ戸峠の登山口にはレストハウスがあります。売店にはソフトクリームや甘酒などが売っていましたが、最初、私はこのレストハウスはこの写真に写っている飲み物を売るコーナーしかないと思っていました。

 

 ところが、同行したAさんが、「木下さん、このレストハウスの中に売店があってお土産物を売っていますよ。入ってみたらどうですか。」と言われました。外側からは全く中が見えないのですが、どうやらドアを開けると中に売店があるようなのです。

 

 入り口には、登山靴の泥を落としてくださいと書いてあったので、泥を落としてから横にスライドするタイプのドアを開けて中に入ってみました。なるほど、結構、いろいろなお土産物が売っています。久住山は大分県とも熊本県とも近いので、くまモンのマークがついているお土産や、湯布院のものなど、様々なものが置いてあります。真ん中に飲み物などを販売するカウンターがあり、奥にはそれを飲むテーブルがいくつか並ぶスペースもあるのです。このテーブルには、だれも座っていませんでした。

 

大変残念な構造でした。外から、中にこれだけのものがあることがよく分からないので、結果的に下山後に素通りする登山客も多くなります。飲食店と同じで、中が良く見えないところには人は入ってきません。中に何があるのか見えて、もっと入りやすい構造に改造されたら良いのにと思いました。

 

 私はおいてある商品の中に地元の製品がどの程度置いてあるのかをチェックしましたが、そのようなものはあまりおいてありませんでした。もったいないです。

その中で私が購入したのが、ブルーベリージャムです。お値段は一本380円。「売れてます」のPOPが出ていたので、三本、購入しました。添加物も一切ないので、通常のジャムよりも日持ちはしないようです。一本は、同行者のAさんに、そしてもう一本はAさんの息子さんの奥様で、お家で留守番している奥さん用にお土産として渡しました。

 

 奥様と息子さんの評価は、「通常のブルーベリージャムと違う点は素材そのものの味を重視している点です。甘さが市販の同等品よりも1/3程度に抑えられており、くどく感じない味でした。その分多く塗ってしまったせいか、6枚入りのパンの内の3枚で容量の半分を消費しました。」とのことでした。どれだけたくさん塗ったのかと思いましたが、それだけこの味が気に入ったということでもあります。

 

また、息子さんには、奥様には値段を伝えずに食べてもらって、食後に値段を聞いてくださいと頼んでいたのですが、「朝食を取った後に妻に価格を当ててもらうと、なんと「800円」との回答がありました。実際の値段を伝えると、身体にも良さそうな味だし、また買いたいとのことでした。」ということでした。私は値付けが安すぎると思ったのですが、このブルーベリージャムが登山客の目に触れるところにあれば、もっと売れただろうにと思います。試食もできればなお良しです。惜しいです。

 

もう一つ買ったのが、「ひやき」という大分の郷土のお菓子です。最初は「おやき」の間違いかと思いましたが、初めて見るもので、早速、一パック買いました。大分に勤務したこともあるAさんにこの商品を見せると、大分では「ひやき」というおやつがあるのだそうです。初めて知りました。

小麦粉を上げたクレープを分厚くしたようなものにイモ餡が入っていて、これも甘すぎず、素朴な味でした。美味です。帰りの車の中で、三人でいただきましたが、皆、「これはうまい!」との評価で一致しました。6切れ入っていたので、残りの3切れは、息子さんの子供へのお土産となりました。

この売店の人にとっては珍しくもなんともないお菓子でしょうけれど、異日常を求めている私のような人間にとっては、旅先でその土地のお菓子というものがあれば、是非食べてみたくなります。これも惜しい!


 

帰りの車中では、私がこのように感じたことを話したところ、運転中のAさんも、「自分ももっと地元にお金を落としたいと思っていた。朝ごはんは福岡のコンビニで買うけれど、この売店におにぎりがあれば必ず買っていくのに。」とか、「(山頂でコーヒーなどを飲むため)登山の前に熱いお湯をサービスしてくれるなら、下山してから必ず立ち寄るのに」とか、「地元の野菜や果物など置いたら良いのに」などと様々な意見が出てきました。

 

登山客が地元にお金を落とす意識を持つことも重要ですが、地元の側もお金を落としてもらう工夫がもっとあると良いですね~ この売店、とても気さくなおじさんがやっています。是非、お立ち寄りください。

 

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