今日は町の仕事で災害ボランティアセンターにしばらくいました。

するとそこに1人の若者がいました。
なぜか周りの人は訝しげな表情です。
その若者が作業で移動した後に周りの人が教えてくれました。

なんでもその若者は今日ヒッチハイクでここまで来て、泊まるところもないからセンター横に置いてあるテントで寝泊まりしてもいいか?
と、最初に聞いてきたそうなのです。

いや移動手段も寝るところもないってそれ外から避難民がやってきたようなもんじゃないか!

思わず出た私のこころの叫びです。
というか普通に声にも出ました(笑)

少し前まで迷子を発見したスーパーボランティアのおじさんの話題で持ち切りで、その時にボランティアの心得みたいなものとして移動手段・食事・寝泊まりは自分で用意する、と散々メディアに流れていたわけでして。
その記憶も新しいうちにこんな勇者が現れるとは全く想像出来ませんでした。

例えるならレストランに入って第一声で「皿洗いするから飯くれ」って感じでしょうか。

でもせっかくボランティアをしようと思い行動に移した素晴らしい若者に対してこんな批判を言ったりブログに書いたりするのは失礼ですよね。

なんかバックパック的な事して武勇伝みたいな思い出欲しいなぁ。あ、そうだ被災地行こう。ヒッチハイクで。
何か力になりたい。けど何をすればいいか分からない。良し、とりあえずまずは行ってみよう!
こう思って飛び出してきただけかもしれないし。

結局その若者はボランティアセンターの主のような方のお世話になる方向で決まったようです。
(ていうか町職員も他ボランティアさんに迷惑かかりそうならちゃんと弾かないと・・・)


まぁそんな愉快な若者も見た反面、ボランティアの人と初めて生で話し(←ここ地味にセンターへの嫌味)、中には登別に泊まって通ってる人もいて只々頭が下がります。

早く復活してボランティアきっかけでうちを知ってくれた人にも作品を有料で差し上げたいものですね!