先月、青森へ「三沢アメリカンデー2024」を見に行ってきました。その時の消防車を紹介します。米軍消防車が参加するので楽しみで今回は5年ぶりの見学です。2024/6/23
パレードに参加する消防車を待機場所で事前に待ちます。
パレードには基地の特殊車両とポリスカーそして消防車が2台、今回はハシゴ車とハズマット車が参加です。
この車両は、エマージェンシーワン(E-ONE)社製タイフーンシリーズのP33ハシゴ車、LADDER-15です。ハシゴは75FT(22.5m)水管付とポンプ1250GPM(4750L/m)、水槽500GAL(2000L)を装備した車両です。同型車が嘉手納基地にも配備。
アメリカではハシゴ・ポンプ・水槽を装備した車両を「QUINT」と言う呼び方をします。
フロントバンパーは張り出しており吸水口と放水口、消火用ホースを収納するコンパートメントがあります。後部は追突防止の「シェブロン模様」で吸水用ゴムホース(黄色)が折りたたまれているのが見えます。サイズは4インチ(100mm)。ハシゴを起梯する際に張り出す、足「アウトリガー」は後輪の後ろに左右1本ずつあるタイプです。
この写真は2019年のアメリカンデーで見た時のもの。アウトリガーを張り出してハシゴを起梯して展示していました。
消防車の周りで撮りながらウロウロしていると「中を見て良いですよ」と嬉しい一言が
中央部はエンジントンネルが大きく張り出しており前席は2シート。意外と狭いなという印象で、小柄な私でも丁度良い感じがしました
こちらは同じE-ONEタイフーンのポンパーの車内。アメ車には何故か扇風機が付いています
2018年東京国際消防防災展で見たもの。
(上)ポンプ操作盤
(下)コンパートメントには消火栓吸水用4インチ(100mm)ホースと送水用2インチ半(65mm)ホース。カップリング(媒介金具)が見えます。
もう一台は「スペシャルオペレーションズユニット」と書かれた車両で、スパルタン社製メトロスターのキャブシャーシを使用したFF車(前輪駆動)で、ソールズベリィー社が艤装したP31ハズマットトラックです。HAZMAT-3
ハズマットとはHAZARDUS MATERIALSの略で毒劇物災害に対応する部隊です。
キャブは3ドアで車内は分析作業が出来る作業室タイプになっています。
同型車が横田基地と嘉手納基地にも配備されています。
パレードでは早歩き位のスピードでサイレンとエアホーンをガンガン鳴らしていました
パレード終了後は車両展示。ハシゴは起梯し車内に乗って記念撮影する事が出来ました。
会場近くに消防署があるので行ってみました。
三沢市消防本部中央分署
朝一で立寄った時は全車が出動中でいません。スピーカーから防災放送で車両火災が発生していると流れていて分かりました。
日野レンジャー小型動力ポンプ付10t水槽車 10000Lの水を積載しています。
日野レンジャー2t水槽付きポンプ車 2000Lの水槽を積載したポンプ車で4WDタイプです。
災害から帰署した後だからなのかシャッターが開いていました。
そして次の日は、弘前・五所川原方面へ観光に行ったのでその途中あった消防署を見てみました。
弘前消防署 ポンプ車、ハシゴ車、救助車が待機中
近づけないので遠くからパチリ
五所川原消防署 訓練場が併設されているので敷地がとても広いです。
訓練棟の側に置かれていた古い消防車。近寄ってみたかったのですがこちらも遠くから望遠で撮影
フェンス越しに。
いすゞフォワード水槽付きポンプ車で3000L積載しています。 ナンバーは2桁「青森88」
こちらは三菱ふそうスーパーグレート小型動力ポンプ付水槽車です。10000L(10t)の水を積載、ナンバーはこちらも「青森88」です。
最後は八戸駅近くにある八戸消防署尻内分遣所
小型ポンプ車が待機中でした。
好きな消防車をたくさん見て存分に楽しんできました