皆さんの声
(J地区)
・農地集積が一定割合以上になると、地元の負担がない仕組みになった。県下でもトップクラスの75ha規模を進めている。
(K地区)
・少子化が田舎でも顕著である。市役所でも、少子化対策、結婚・お見合い対策をすすめてほしい。
(L地区)
・由緒あるため池のコンクリートの構造物が入っていないところが崩れてきている。また、イノシシが土手を崩しており、対策が必要。
・山手の地域で、斜面の土を取っているので、保水力が落ちている。一番の心配は、洪水等の問題だ。
(M地区)
・山間地の段々の水田地帯だが、水源が3つに分かれており、町内で負担できなくなっている。一つの集落は、もう農家はいなくなっている。
・設備も荒れ、ポンプも老朽化している。設備更新も、集落ごとに意見が違う。
・土地改良を行って40年が経つ。ポンプ等も老朽化しており、また、ため池の管理もできていない。
・稲作だけではだめだ。薬草づくりと加工の計画がでているが、具体化に至っていない。
・営農組合で、60~65歳のシルバー人材に草刈りを頼んでいるが、65歳を過ぎると、農家は廃業している。
(N地区)
・営農組合のメンバーが、10数年変わらない。再雇用で退職年金が上がっているので、退職後の集落の手伝いも高齢化している。
・県の施策で、営農組合支援事業があるが、高齢化で、対象にならないという問題がある。
・営農組合の合併を進めているが、高齢化のなかで進まない。
(O地区)
・用排水路が修復できないほど壊れている。ブロック、ジョイントも壊れてきている。多面的機能支払交付金を活用して取り組もうとしたが、1反当たり3,000円では経費を充当できない。
・イノシシが山を壊し、水路も壊している。電気柵も効果がない。
(P地区)
・大区画化と高収益作物(ハト麦)づくりについて、2年間棚上げになっていたが、ようやく地元の農業者の合意を実現できた。県の振興センターに要請している。
・都会から帰郷し、農業を仕事にしようとしているが、農地転用が認められず、自宅を建てられないでいる。息子が帰ってきて自宅を建てるにも大きな制約がある。
・営農組合の合併に苦労している。その方法を工夫すべきだ。株式会社にする方がネーミングもいいし、人気がある。
(Q地区)
・電気柵の耐用年数が切れており、これをどう解決、改善するか。整備のハードルが高くなっており、国や自治体の助成のあり方について検討が必要だ。
・森林組合は元気がない。事業の立ち上げや具体化にやる気がない。農と林のマッチングが必要。
・担い手づくりについては、JAの受け皿や、宿舎も必要。
・農事組合法人の合併で、税制問題が出てきている。200万円で済むところを2,000万円が税金で取られる問題がある。準備金を積んで財産(基金)を損金算入しながら活用できる仕組みが必要だ。