全国各地のJAは、緊迫し危機感が一杯 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

全国各地のJAは、緊迫し危機感が一杯

私は、今、全国を飛び回っていますが、各地での組合長さんはじめ皆さんの危機感は大きくて深刻だ。各地で、1県1JAをはじめ、広域合併や組織再編の取り組みが検討され、そして進められている。もちろん、この間、JA全国大会でも紹介された各地における自己改革の取り組みが展開されている。その緊迫感は相当のものだ。

 

とりわけ、5年前からのJA攻撃を続ける規制改革推進会議による「准組合員への利用規制」等の繰り返しは、しっかり積み上げてきた地域の協同の取り組みを否定するものであり、とうてい納得が出来ず、反発がある。

 

一方で、総理は、「働き甲斐のある農業づくりを目指す」「農業改革を進める」「生産規模の拡大」「輸出の1兆円に迫る動き」「40歳代以下の新規就農者も4年連続で2万人を超える」等の実績を上げていることに言及されたが、確かにそれらは評価されるものです。

 

また、総理は、農地中間管理機構による農地の集積が進んでいることにも言及されたが、これについては、当時の、JA攻撃の中で、JAをこれら政策の推進から意図的に外したものであり、またその実績たるや全く評価できないレベルのものだったわけで、改めて、今回の5年後見直しで、JAをしっかりと制度に組み込む形で改定するものであり、そのことを触れるのであれば、これまでの政策を見直し、JAをしっかりと評価していることを触れていただきたかった。

 

また、新規就農者の年間2万人の就農実績は、確かに評価できるものですが、圧倒的な高齢化のもとで、今後の大きな離農をカバーできるものではありません。さらに鳴り物入りで進めた国家戦略特区で、保険会社やリース会社等の農外の株式会社の農地所有による農業参入を安易に進めたものの、全く実績をあげていない実態にも触れていただきたかった。

 

まさに、これまでの反省のもとに、JAグループの取り組みを、きちんと制度内に取り込んで進めようとしていることを強調していただきたかった。

 

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