ヒートショック ~冬場に注意すべき健康リスク~
世田谷リウマチ膠原病クリニック新宿本院
世田谷リウマチ膠原病クリニック国分寺
東信よしだ内科・リウマチ科
新宿スカイビル健診テラス
吉田智彦
ヒートショックについて
定義
ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかることで、
心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす健康被害のことです。
発生しやすい場面
冬場、暖かい室内から寒い脱衣所や浴室への移動時や、入浴時の急な立ち上がりで起こりやすくなります。
失神、不整脈、溺水、突然死につながる危険があります。
リスクの特徴
・高齢者に多いが若年者でも発生する
・私生活中に起こることが多い
・欠勤や復職困難など職場にも影響
発生の仕組み(メカニズム)
A.寒冷刺激
暖かい部屋から寒い場所へ移動すると血管が収縮し、血圧が上昇します。
B.温熱刺激
入浴により血管が拡張し、血圧が低下します。
C.急激な血圧変動
短時間で血圧の上下変動が繰り返されることで、心臓や血管に大きな負担がかかります。
D.結果としての健康被害
心筋梗塞、脳卒中、失神、溺水などの重大事故につながります。
リスクが高い方
・高血圧、糖尿病、脂質異常症
・心疾患、脳血管疾患の既往
・喫煙習慣
・肥満
・50歳以上
・冬場の飲酒量増加
予防と対策
・住環境の整備
・脱衣所や浴室を暖める
・温度差を10℃未満にする
・床の冷え対策を行う
・入浴時の注意
・急に立ち上がらない
・長時間の入浴を避ける
・飲酒後の入浴を控える
・健康管理
・血圧管理の徹底
・生活習慣の改善
・定期的な健康診断
まとめ
・ヒートショックは予測可能で予防可能なリスク
・冬場の入浴時に特に注意が必要
・環境整備と生活習慣の見直しが重要
【□ 冬場の入浴リスクチェック】
1. □ 脱衣所や浴室を暖めている
2. □ 室内の温度差に注意している
3. □ 入浴前後に急な動作をしていない
4. □ 飲酒後の入浴を避けている
5. □ 血圧を把握している
6. □ 持病(高血圧など)を管理している
7. □ 長時間の入浴をしていない
8. □ 家族が見守れる環境がある
9. □ 冬場の体調変化に注意している
→ 3つ以上「☑」がつかない場合は、
ヒートショック対策の見直しを検討しましょう












