いろんなところで桜が咲き始めたなあ、と思ったのもつかの間、もう葉桜もちらほらでてきていますね。
季節の移り変わりは早いもので、まだまだ先だと感じていた大阪万博も開催されていました。
今回は大阪万博のフューチャーゾーンで使用されるトイレットペーパーについて紹介したいと思います。
これまで紙のリサイクルといえば、段ボールや牛乳パック、新聞紙などの古紙、といったイメージがあると思います。
市町村の古紙回収のページを覗いてみれば、意外にリサイクルできない紙もたくさんあることがわかります。
最近では、海洋プラスチックなどの環境問題の為、プラスチックの代わりになるような紙製品や、今までになかった機能を備えた紙が開発され、将来的にも増加することが予想されています。
ただ、機能性を付加するためのコーティングや加工、プラスチックの代わりに使用することで汚れたものや匂いのついたものは、紙としてのリサイクルが難しく、燃やして処理することがほとんどです。
そういった紙製品が増加すると、新たな紙を作るために木を伐採しなければならなくなります。
大阪万博のフューチャーゾーンでは、これまで燃やすしかなかった難再生古紙も紙として回収し、独自の再生処理技術でトイレットペーパーにリサイクルしているそうです。
難再生古紙を回収することで、焼却処分されるごみが減り、資源として活用できれば、森林伐採やプラスチックによる環境問題への大きなアプローチになります。
皆さんも今一度、古紙の回収やリサイクルについて知識を深めてみてはいかがでしょうか。
資源として活用できるもの、古紙回収に出してはいけないもの、、、新たな発見があるかもしれません。
by ikeda