和室の柱や木枠の傷を防ぐ方法：日常的にできる手入れのコツ

ウッドリペア・むらおかHP

（合同会社　むらおか）

httpｓ://www.wood-muraoka.com

和室の柱や木枠は、和の風情を感じさせる大切な要素です。しかし、木材は繊細で、ちょっとした衝撃や日常の使用によって簡単に傷がついてしまうことも。今回は、和室の柱や木枠を傷から守るための日常的な手入れのコツをご紹介します。

柱や木枠に埃が積もると、見た目が悪くなるだけでなく、木材の表面が傷みやすくなります。日常的な埃取りを心がけることで、木材の表面を保護しましょう。

柔らかい布や羽ぼうきを使用：埃取りには、柔らかい布や羽ぼうきが適しています。木材の表面を優しく撫でるようにして、埃を取り除きます。強く擦ると木材に細かな傷がつく可能性があるので、注意が必要です。
掃除機の使用：掃除機を使う場合は、ブラシ付きのノズルを使い、弱い吸引力で丁寧に掃除することがポイントです。これにより、細かな埃もしっかりと取り除くことができます。

和室の柱や木枠の中でも、特に傷つきやすい箇所には、あらかじめ保護を施しておくと安心です。

角や取っ手周りの保護：柱や木枠の角や取っ手周りは、頻繁に触れられるため、傷がつきやすい場所です。透明なコーナーガードや取っ手カバーを取り付けることで、物理的な衝撃から守ることができます。これらはホームセンターで手軽に購入できます。
家具の配置に注意：家具や物を柱や木枠に近づけすぎると、擦れたりぶつかったりして傷がつく原因になります。少し余裕を持たせて配置することで、こうしたトラブルを防ぐことができます。

木材は、日光によって色褪せや劣化が進みやすい素材です。これを防ぐためには、日常的な対策が必要です。

カーテンや障子で日差しを遮る：和室では、カーテンや障子を利用して直射日光を遮ることが効果的です。特に、南向きの部屋では、日中の強い日差しを防ぐために、遮光カーテンを使用することをおすすめします。
UVカットフィルムの利用：窓にUVカットフィルムを貼ることで、木材に直接当たる紫外線を軽減できます。フィルムは透明なので、光を取り入れながらも、木材の色褪せを防ぐことができます。

万が一、柱や木枠に小さな傷がついてしまった場合でも、早めに対処することで美しさを保つことができます。

クレヨンや専用補修剤で補修：浅い傷であれば、木材用のクレヨンや専用の補修剤で簡単に修復できます。傷の色に合わせて塗り込み、布で軽く擦って馴染ませることで、目立たなくすることが可能です。
オイルやワックスの利用：木材の保護には、オイルやワックスを使うのも効果的です。定期的に塗布することで、木材の表面に保護膜を作り、傷を防ぐと同時に、木材の風合いを美しく保つことができます。

和室の柱や木枠を長く美しく保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

年に一度の大掃除：年に一度は、和室全体を大掃除し、柱や木枠も丁寧に手入れしましょう。埃を取り除き、必要に応じてオイルやワックスを塗ることで、木材の劣化を防ぎます。
小さなダメージは早めに修復：小さな傷や凹みを放置しておくと、木材全体が傷んでしまう可能性があります。早めに補修することで、木材の寿命を延ばし、美しさを保つことができます。