今、私は、毎週日曜日の午前中に、心理カウンセリングの家族療法について、学校に通って学んでいる。
この歳になって学校に行って学ぶというのは楽しい。
とっても贅沢な時間だと思う。

「学校に行くのって楽しいの?いやじゃないの?大人が行く学校ってどんな感じなの?怒られたりしないの?先生厳しくないの?」と10歳の娘。
もっともな疑問だ。
「面白い質問だねぇ。学校楽しいよ。大人相手だからね、先生もむやみに叱ったりしないしね」と答える私。
「ふーん、そうか」と娘。
そしてハッとした。

大人同士なら、むやみに叱られない。
ダメ出しをするにしても、相手のメンツを潰さないように配慮してくれるという安心感がある。
しかし相手が子供だと、大人はむやみに叱る。
相手が傷つくような言い方で、当然のようにダメ出しをしてしまう。

それってやっぱ、おかしいよね。
相手が子供であっても一人の人間としてリスペクトして接しなければ、自尊心など育てられるわけがない。
また何か言われるんじゃないかと、いつもびくびくして通っていたら、学校など楽しくなくて当然。
勉強も楽しくなくなって当然。

子供を一人の人間としてリスペクトするところから、本当の教育は始まる。
子供にダメ出しするときだって、大人に対するときと同じように、細心の配慮をするべきだ。
一人の人間として扱われれば、子供だって早く一人前になろうと、自分から伸びようとする。
自分で考えて、自分で判断して、自分の行動に自分で責任をもつようになる。

子供に対してつい管理的になってしまうのは、子供を信頼していないから。
子供を信頼して、裏切られて、傷つくのが怖いから。
子供の前でむやみに威圧的な態度を取ってしまう大人は、子供のことが怖いのだろう。
そんな大人が、たくましい人間を育てられるわけがない。