おはようございます。

前回の「アナログ機器メンテ(ターンテーブル/Technics SL-1200MK2/2号機)のすべての修理が完了してテスト(総合試験)を行なってます。この間にテスト後、このターンテーブルを収納する専用段ボール箱を作成することにしました。


ターンテーブルの専用段ボール箱のクッションの材料は、電気屋から頂いた発泡スチロールから作成します。この発泡スチロールの形は、歪な(いびつな)形なので、整形する為、ある高さでスライスして、クッションに使える所だけを取り出します。


発泡スチロールをスライスする道具(電熱線を加熱、発泡スチロールをスライス(切断))=スライスカッターします。

出来上がりは、機能的には、想定の範囲です。



しかし、通常、電熱線には、ニクロム線(ニッケル・クロムの合金)を使用するのですが、今回は、安価に仕上げため、100均の細いステンレス線を使用しました。ニクロム線も同様に金属を加熱すること、(膨張により)伸びがあるので、カットに緩みが発生してカットの精度の低下となりました。


このカット時における緩みを機械的にキャンセル機構を考案します。


緩みを取り除くため、ピンチ(洗濯バサミ)の摘む(つまむ)時の跳ね返りの力(ちから)を使うことにしました。



当該、洗濯バサミを取付る台座(マウント)を取付ました。



スライド板に洗濯バサミを取付


洗濯バサミの摘み、跳ね返りの力(ちから)をステンレス線をピンチ(洗濯バサミ)に留める。


但し、洗濯バサミのプラスチックなので、放熱の為、適当な個数の六角ナツトを取付ます。



これで、ステンレス線を加熱することの伸びがキャンセルされます。


スライスした発泡スチロールを組み合わせ・貼り合わせて、板状のクッション材を作りました。



ここで凸凹であっても構いません!

最後、スライスカッターで平坦にしますので問題ありません。


編集後記

この部材を約10枚作成して、立方体をして、ターンテーブルを収納する予定です。

(としじ)