小学生の頃、日課を中心に夏休みの計画を立て、それだけで満足していた私。いつも実行は最後の三日ほど。急場をしのぐ火事場の「くそ力」。計画好きで中身が伴わないのは、不言実行とは正反対の有言不実行。それが多分、私の本質。自己改革をするなら、まず、この点から始めなくては。

そう思い続けておきながら、創作予定を立てることの、いかに楽しいことでしょうか。「捕らぬ狸の皮算用」は、結局は何の足しにもならないことは分かっているのですが、それ自体が楽しいので「やめられない」のです。そして、今が、その法悦のとき。

 

私の一番円熟している時期(あと三年後あたりでしょうか?)は、このブログでも冒頭部分を転載したことがある大河小説「いざデルフォイのもとに」に捧げなければなりません。この作品に本格着手する前に、これまで書き溜めている中途半端な小説を、それぞれ形にしなければならないのですが、その順番が問題です。

あるきっかけを与えてくださった方がおられて、とても嬉しいヒントをいただきましたので゛、これもブログで途中まで書いていた「バックハウスのミスタッチ」を、大幅に改作しようと思っています。改作と言えば、もう一つ、これはメルマガで書いていたのですが、「私が訴えない理由(わけ)」も改作が急がれます。

どちらも、私が小説の書き方を間違って考えていた(書き流していた)頃の作品なので、短くまとめて、引き締まった作品に書き直そうと思っているところです。どちらも数か月は掛かると思いますが、かなり煮詰まっている小品が溜まっているので、大急ぎで書きあげなければなりません。

小品と言っても、新人賞などに応募するつもりの作品ですから、いずれも三百枚(四百字詰め原稿用紙)程度は書くことになると思われます。後、最近思い付いたばかりの反戦小説と、「火葬志願」(ほんの数日前に思い付きました)という奇妙な小説も早く世に出たいと叫び声をあげています。

 

そのようなわけで、相変わらず「忙しい」と思いながら、無為な時間を過ごしてしまう自分に呆れる毎日を過ごしています。けれども、今、一番気になっているのは、週末に来るかもしれない台風なのですが。