韓流ドラマは長いものが多いと書きましたが、私の小説
も長編が多いので、その辺りの共通点が、私を韓流ドラマ
に導くのかもしれません。短編には短編の味がありますが、
長編には、宇宙的な構想と表現意欲があるのです。
 もちろん、長いから名作だとは限りません。肝心の構想
が破綻(はたん)していたり、やむに已まれぬ表現意欲で
はなく、単なる時間稼ぎや枚数稼ぎになってしまっている
駄作も少なくないからです。
 私の作品が世に認められないのも、作品としての締まり
がないからではないかと、いつも考えています。もっとも、
長編は完結していない作品ばかりですから、まずは全容
を明らかにすることから始めなければなりません。

 その意味では、全72話(話数は、たまたま私が見てい
るものが、72話の編集だということです。ご承知のように
韓流ドラマの大半は、日本放映では少なからずカットされ
ている部分があるので、一回当たりの放映時間や話数が
違ってくるのです。)で放映されている、この物語は、長い
物語ではありますが、百数十話も続くドラマからすれば、
まだ短いとも言えます。

 そのような中で、物語の盛り上がりが、どこで来るのか
については、かなり難しいように思えます。物語を紹介
するサイトで、このようなコメントがありました。
[ご参考] あらすじ、キャストの後で、レビューが書かれ
       ています。
http://korea.yapy.jp/drama/whyfamily/

 引用します。「暇じゃないと見れません。ドラマ展開を
期待したけど、もう待ちきれません。リタイア。」何とも、
切ない気がするではありませんか。