言語化(その③) | ウィーン帰りのピアニスト富岡紀香の気まぐれ日記

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ウィーン帰りのピアノ弾き&せんせい♪東京⇔時々北軽井沢。

先日、発表会の会場の下見に行ってきました。

明るくて雰囲気のよいホールで、受付スタッフの方の対応も丁寧!その場で予約をしてきました!ウインク生徒さん方には詳細をまたご連絡します!


さて。
前回のブログ

言語化(その①)
言語化(その②)

の続きです。

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生徒さんからの


「ブレスってなぁに?」

「裏拍を感じるってどう言うこと?!」

「それをピアノの技術的にはどう現せば良いの?!」


と言う的確な質問に、この感覚をどう言語化したら良いのかとフリーズし…滝汗



そしてフーリーズ中に、師匠に「想えば出来る!」といわれて腹をたてた過去の自分を思い出す。。


やはりわたしの師匠も、レッスンの時には一緒に隣で弾いてくれたり、歌ってくれたり、踊ってくれたりしたのです。(ぜーはーチーンいいながら。。)



やはりわたしも、その時、その場では出来たのです。


先生が隣でまったく同じフレーズを同じ息づかいで弾いてくれたり歌ってくれているのですから、頭で具体的に理解していなくても、とりあえず真似すれば、どれだけ間を空けて、どれだけここでゆっくりすればよいか、どのくらいの音量で弾けばよいかが考えなくてもなんとなくわかるからです。


だけど、、



家に帰って一人で弾いてると、アレレ?


理論やメカニズムや行程を習ったのでなく結果だけを習ったので、一人になると解らない。。


しかし、本来ならば、その過程を自分で試行錯誤しながら考えるのが「練習」ですので、わたしはそこを悩まなくてはならなかったのです…




当時のわたしは、


「こんな弾きかたもあるよ、あんな弾きかたもあるよ」


とか、


「こんな時にはこうすると良いよ」


とか、を先生の様々な経験の引き出しの中から、演奏の結果論ではなくて、考え方の行程や練習の工夫の仕方を具体的に『言葉』にして伝えて欲しかったんですね。



なので、

わたしは自分の経験から、自分の生徒さんには、「こんなかんじ」を、それぞれの生徒さんに合った言葉で、きちんと言語化して伝えなければならないといつも思ってはいたのですが、まだわたしの少ない言葉のボキャブラリーではそれが上手く伝えられていなかった様です。


やはりこの女性の生徒さんにご指摘いただいた通り、


わたしたちの様に小さい頃から音楽を専門に学んだ者にとっては当たり前の感覚(ブレスや「ウン(休符)」のような感覚)が解らない方もいるし、


感覚をすぐに運動方法としてイメージできるタイプの方と、具体的に理論化や数字化した方が理解しやすい方と、両方のタイプの方がいるので、どちらのタイプの方にもきちんと噛み砕いてわかりやすくお話ししなくてはならないのです!


「言葉」をもっと大切にして、ボキャブラリーをふやさなくては!と思いました。


勉強しなくっちゃ。滝汗



教える立場のわたしが生徒さんから教えてもらっちゃいましたね!!チューチョキ



ウィーンに留学したとき、「ここはどう弾きたい?」「どう考える?」「なんでそう弾いたの?」と、日本の大学のレッスンでは考えられないくらいに、レッスンで先生に曲についての自分の考えを喋らされました。


また、リハーサルなどで、同門の仲間の演奏を聴いた後にも「どう思う?」と必ず先生に意見を求められました。

「感覚を言葉にしなさい。言葉に出来ないものは弾けません!」

と、よく言われたものです。


はじめはドイツ語があまりよくわからなかったわたしでしたが、知っている単語を組み合わせて必死で言葉にしようとしたのを覚えています。


どんな事柄でもどんなジャンルでも同じだと思いますが、自分の気持ちや考えを具体的に言葉にして相手に伝える、コミュニケーションをとる、と言うことはスゴく大切なことです。



さて。

ブレスや、「ウン(裏拍や休符)」の感覚をどう言語化するか…


については、ご質問頂いた女性の生徒さんには、ちゃんと技術的な視点から具体的にお話ししましたが…



このブログを見て下さった方と、いつか語り合いできたら面白そうですね!




わたしの最終的な考えは…



「想えば弾ける❗」



なんですけどね…(笑)ウインク







とりあえず、おしまい。パー


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