先日、新一万円札の肖像画になる渋沢栄一ゆかりの埼玉県深谷市「渋沢栄一記念館」「旧渋沢邸・中の家」に訪れました。

 

 

渋沢栄一記念館 (←リンク先Googleマップ)

 

 

旧渋沢邸「中の家(なかんち)」 (←リンク先Googleマップ)

 

 

 

 

渋沢栄一に関する基礎知識はおろか、「新一万円札の人」という薄っぺらな情報弱者として見学させていただき恥ずかしい思いをしました。

安芸高田市の前市長石丸氏ではないですが、「恥を知りました・・・」

 

 

こういうところを見学するにはある程度勉強してから訪れた方がいいですね。

興味を持って訪れる観光の方がより理解が深まり良いとは思いますが、「鶏が先か、卵が先か」、後から興味が湧いてもいいんじゃないでしょうか。言い訳にしておきます(;^_^A

 

 

早速、地元の市立図書館に行き検索機で

「渋沢栄一」

とワード検索をして発行日の新しい順で貸し出されていない本をみつけたのが、

 

 

NHK大河ドラマ
『青天を衝け』ガイドブック
前編・後編

 

 

生憎、全3冊の完結編は貸し出し中だったので、一旦前編・後編の2冊を借りてきました。

 

 

2019年(平成31年)4月、日本銀行より新札の発行が発表され、同年9月にNHK大河ドラマ『青天を衝け』制作発表、2021年(令和3年)2月より10ヶ月全60話で放送されたガイドブックです。

 

 

渋沢栄一に関する蔵書は、100冊弱ほど図書館検索機でヒットしたのですが、いきなりベストセラー書『論語と算盤』を読むのは幼稚園児に漢文を読ませるようなもので、渋沢栄一の生涯に登場する人物を俳優でキャスティングされドラマ仕立てにされている『青天を衝け』が、渋沢栄一を知るための効率の良いプロセスだろうと考えたからです。

 

例えるならば文字だけの長編小説を読破よりも劇画が描かれた漫画の方が速読できると思います。

 

 

 

  登場人物関係図

 

 

渋沢家「中の家(なかんち)」「東の家(ひがしんち)」

渋沢栄一を主演・吉沢亮父市郎衛門(小林薫)、母ゑい和久井映見)が演じられています。

 

 

 

徳川将軍家(12~14代)

皇女和宮親子内親王・深川麻衣(元乃木坂46)のキャスティングほどはまり役だと思ってしまうのは私だけ?実は今、和宮につて勉強中なのでイメージ通りだと思いました。

 

 

 

当ブログでガイドブックに書かれた内容やあらすじをダラダラと綴るつもりはないし、「凄い」「素晴らしい」といった小学生の読書感想を述べてもしょうがないので、あえて感想を言うとしたら、それぞれの配役キャストの方々のインタビュー記事があるのですが、自分という主役がいて家族や親戚、友人といった脇役が陰で支えてくれることで人生というストーリーが築かれるのだと感嘆を受けます。

 

真実に基いたノンフェクションやドキュメンタリーは好きなんですけど、フィクションはエンターテイメント性が高すぎて架空の物事で真偽が定かでないので好きではありません。

もちろんこの『青天を衝け』も大河ドラマとあくまで「ドラマ」なので、忠実な歴史から創られたのではなく脚色されていることが多いのだと推測します。

 

 

幕末に生まれ激動の明治大正昭和を生き抜き、日本経済の基盤の創世をもたらした渋沢栄一、そしてその時代背景も同時に勉強するにも充分過ぎると感じられました。

義務教育において、重要視すべき時代なのではないでしょうか?

 

 

 

 

福沢諭吉『学問のすゝめ』にある名言

 

「天は人の上に人を造らず

人の下に人を造らず」

 

 

渋沢栄一『論語と算盤』にある名言

 

「真の富とは

道徳に基づくものでなければ

決して永くは続かない」

 

 

一万円札肖像画という共通点の偉人二人が残した人知を超越した名言、その誠実な言葉に心を打たれます。