こんにちは、とーるです。


本日2回目の投稿ですが…

クラウンモデルM586・10才以上用エアコッキングリボルバーで遊びました。定価4290円(税込)。通販サイトや模型店の店頭ではだいたい定価よりお安くなっていて、3000~4000円程度で手に入ります。

箱は訳あって4インチのものですが、実際に遊んだのは6インチモデル。箱から出して眺めるとこれはなかなか。10才以上用とは思えない美しいフォルムです。
いつもはスピードシューティングでの取り回しを重視して所有するリボルバーのほとんどが4インチバレルですが、6インチの見た目のバランスは本当に素晴らしいものがあります。
いつもの4インチのガスリボルバー。エアコキのフレームをベースとしていますが各所塗装により高級感がアップしています。

バレルに関しては、ホップはノーマルですがBB弾の直進性を向上させるカスタムを施しています。詳細は以下の記事や最後のおまけを参照願います。


概要としては、まず一度インナーバレルを取り外してフォーシングコーン入り口をテーパーリーマーで削って拡張し、シリンダーギャップの影響を抑える加工を行います。

また、インナーバレル出口もテーパーリーマーを使用して拡張し発射ガスの乱流を防止しています。

参照:

※上記削り加工をインナーバレルを取り外さずに行うとフォーシングコーンを固定するパーツが破損しやすいため注意
エアリボルバーにしてはなかなか安定した命中精度となりました。カスタムによりリボルバー特有のフライヤー現象は起きにくく、万が一シリンダーギャップを拾っても影響を少なくする事が可能です。

BB弾はイーグルの0.15gを使用していますが0.12gよりも安定性は上がります。使用弾は飛距離が許す限りなるべく重い弾を使うと良いと思います。

今回は5メートル程度の近距離でも10才以上用なので充分でした。



おまけ

【ホップバレルのカスタムについて】

ホップ搭載バレルの弾道はノンホップのような放物線ではなくターゲットまでスッとまっすぐ届きます。しかも10才以上用は初速が低いため視認しやすくて楽しいです。カスタムバレルのはフライヤーもなく快適です。

これまで私は、クラウンモデルの強いホップ機構こそが命中精度を下げる大きな要因になっているのだと勝手に予想していたのですが、最近はどうやらそうとも限らない事がわかってきました。

よく考えたらそれもそのはず。例えば東京マルイ等の可変ホップは特に珍しくも無い単純な構造ながら、クラウンの10禁など比較にならないほど強力なホップ最大状態でも命中精度は高いままなのですから…

ホップパッキンが不安定な回転を与えるのではなく、ホップパッキンにいつもランダムな角度で進入してくるBB弾が不安定なホップ回転の元凶なわけです。そしてその要因の1つとしてシリンダーギャップによる弾道変化が挙げられます。

元々、クラウンモデルのシリンダーとカートリッジのパーツはかなりルーズな作りで、カートリッジがシリンダー内でカタカタしたりします。それにも関わらず、フォーシングコーンの入り口はインナーバレルとあまり変わらない内径です。

カタカタ言うほど不安定なカートリッジから飛び出たBB弾は、内径の小さなフォーシングコーンとの大きなギャップによりインナーバレルに進入する前に壁に当たってしまいます。

そんな状態でホップパッキンにぶち当たってしまうと、いかにVホップだとか長掛けホップだとか高級な社外パーツを駆使しても、入って来る弾がとんでもない角度から進入してくるのですから命中精度が不安定になるのは当然です。

これを防ぐためには進入してくるBB弾の弾道を安定化させることが大切です。そしてそのための道は2つあります。

①、シリンダーの回転精度を上げ、カートリッジをきつくする。
②、フォーシングコーンの入り口をテーパー状に拡張して、滑るようにBB弾をインナーバレルへ誘導する。

①は東京マルイ(初期型24連発ガスリボルバー)やタナカのリボルバーの高い命中精度の核とも言える概念です。マルイもタナカも内径がタイトなフォーシングコーンですが命中精度は高いです。これはやはりシリンダー回転の加工精度の高さを示しています。しかし、シリンダー精度向上は個人で行うにはかなりの技術と手間が必要です。なによりカートリッジをキツくするとカートリッジ自体が外れにくくなりますのでスピードシューティングには向きません。おそらく最も命中精度が上がりやすいと思いますが、やはりカートリッジ式のリボルバーにはハードルが高い方法です(※)

②はマルシンのガスリボルバーではよく採用されています。①のシリンダー精度向上と比べて限界はありますが加工は圧倒的に簡単で、しかも加工するのはフレーム本体ではなくバレルだけで済むため失敗のリスクも小さくなります。ライブカートリッジ式リボルバーの命中精度を上げるならこれが最も手軽な方法です。

私は総合的な事を考えて②のカスタムを採用しています。

ということで今回は以上です。


いつも私の記事が少しでも誰かの役に立つと信じて成果を記事や動画にしております。全国のクラウンリボルバーファンの皆さまの力になれれば…


(※)追記:純正プラカートリッジで命中精度を上げる方法としてコチラの記事をご参照下さい。コメントを下さった方本当にありがとうございました。