なぜ、小学校トイレの“3K”は改善しないのか。課題は清掃の仕方にあり!?<一般質問報告②> | もっと小金井市を、おもしろく。~白井亨(小金井市議会議員)blog

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。小金井市を持続可能なおもしろいまちにするため、2013年市議会議員初当選。2015年12月市長選挙に出馬も惜敗。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。


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10月段階である保護者から、次のような訴えがありました。

 

『長男が学校で便をしたくなっても小学校トイレが汚いため、家に帰るまで我慢したのです。学校のトイレ事情はもう少し改善してほしい。』

 

小中学校トイレに関しては、過去にも、直近では昨年6月に宮下議員が小中学校トイレの洋式化、2015年11月に田頭議員が小学校トイレの清掃などの件について一般質問されていたようですが、子どもたちの感想は変わらないようです。

 

 

小学校トイレ利用について児童・保護者からの意見・要望は記録としてまとまったものがない

 

資料も要求したのですが、記録として取っているものはない、ということでしたので調整の上で提出いただいてません。答弁によると各学校長からの改善要望は出されてるし、現場の先生も子どもたちから学校トイレの改善を求める声は聴いているものと認識しています。…で、先ほどのような訴えが実際はどれくらいあるのか。自分なりに調べてみようと、アンケートを取ってみました。facebookアンケートですので基本的に知人やその周囲の方のみ対象になります(N数は68)が、「お子さんが小学校のトイレで汚い・臭いことが原因で我慢したことがありますか?(そのように聴いたことがありますか?)」という問いに対しては、4人に3人(75%)が「そういう経験がある」と回答しています。

 

 

 

 

 

「学校のトイレ研究会」というところが発行している「研究誌」の2年前に発行された19号に、さいたま市立病院小児外科部長の中野先生という方がこのトイレに関する子どもの健康障害について言及されています。

 

「親も気づかない子どもの便秘が増えている」

 

「小学校からはじまる便秘が増えている」

 

「本来は早起きしてご飯を食べ、うんちをするのが理想だけども、最近の子どもは朝時間的に余裕がないため、普通に出る子でも授業が終わる頃にうんちがしたくなって、自宅まで走って帰ってトイレに飛び込むのが普通になっています」

 

「最近はお稽古も多く、トイレに行く時間が取れない。規則的な排便習慣付けがしにくい状況にある」

 

…このように述べておられます。で、

 

「便秘が続くと、胃が圧迫されたり、固く詰まって腸閉塞に近くなったり、突然腹痛を訴えたり、便をもらしたりしてはじめて気づくこともある」

 

さらに

 

「救急外来に来る腹痛の子は、かなりの確率で便秘が原因」

(引用)学校のトイレ研究会「研究誌」より抜粋

 

とも述べられています。生活習慣が一因としても、臭い、汚い、暗い学校のトイレに行きたくないということも、これら健康障害の一因にもなっていると捉えることもできます。

 

 

 

 

 

小金井市小中学校トイレ・洋式化率 

34.2%

(多摩地域平均約49%) 

※2017年時点

 

 

ここで、抜本的な対策としては、やはりトイレの改修=洋式化、ということが挙げられるのですが、これについては先にヒアリングをして確認したところ、各小中学校で1つ洋式化および乾式のトイレを順番に整備中。小学校9校は完了し、中学校はあと3校という実施状況だということです。しかし、各学校に1箇所だけというのは十分とはいえない訳ですが…

 

今後の建替え・長寿命化対策とも関連してくると考えられます

 

 

 

Q.建替えまたは長寿命化を実施するとすべてのトイレが改修されると捉えてよいか。

 →A.トイレ改修に関しても1つの重要な視点である(そうです、と直接的に言わないのね…)

 

Q.また、どれくらいのスパンで建替えまたは長寿命化の全てが完了すると考えればよいのか。

 →A.相当な時間を要すると考えられる(2年に1校換算でも28年=30年スパンは必至)

 

Q.長寿命化計画が明確になった上で、優先順位が後になった学校は先にトイレの改修を別途計画することも視野にある、という認識でよいか?

 →A.時間がかかると想定された場合には関係各課と調整をはかりながら有効な方策について研究していきたい

 

 

 

 

ここで、短期的に取り組める対策として「清掃のあり方」を考えたいのです。

 

 

長寿命化計画策定を一旦は待つ訳ですが、何年も、もしくは何十年も待ってられないんですよね。それまで何もしないというわけにはいきません。そこで、清掃の手法を再考してはどうかと思うのです。現在、小中学校包括して1社に委託して各学校週1回清掃をしていると聴いております。昔は児童・生徒自身が清掃をしていたわけですが、今はやっていない。市内のある小学校は地域のボランティアが定期的に清掃しているとも聴きますが…。こういうこともあって、多摩26市の清掃の状況を議会事務局を通じて調査してみました

 

 

 

<多摩26市の清掃の状況>

  • 業者清掃は9自治体が1回以上(1〜2なども含む)
  • 小金井市と同様「週1回」は13自治体
  • 10自治体で一部の学校も含め何らかの児童による清掃を行っている
  • 小金井市を除く3自治体で保護者等ボランティアでの清掃も実施している

 

 

Q.端的に聴きますが、「週1回」では少ないのではないでしょうか?

 →A.他市状況をみても決して少ないとはいえないまでも、充分ともいえない

 

11月2日に緑小学校の50周年式典祝賀会が行われました。私は冒頭に紹介した相談を聴いてましたから、来賓控室の近くのトイレをわざわざ見に行ったんです。そしたらとてもキレイであまり臭わない。「ああ、キレイだな」という感想でした。ただ、あとでPTA関係者から実態を聴いたのですが、トイレが異様に臭い汚かったため、式典直前にPTA総出で必死に磨いたと。とても大変だったと。でも、それでキレイになった。

 

そして、後日、改めてPTAでボランティアを呼びかけ、式典時に清掃していない他のトイレを日を分けて清掃したらしいのです。関係者からの話によると、平日もやったらしいのですが、ちょうど業者が入ってた日で「そこやりましたよ」と言われたと。しかしあくまで親の目でみて不十分だと感じたので磨き直したらよりキレイになった、と。子どもたちの反応も良かったそうです(言い換えれば、保護者の皆さんの清掃で子どもたちも「変わった」という印象を持ったということですよね…)。

 

 

どこに問題があるのか?…業者、掃除の仕方、委託仕様そのもの、頻度…

 

一般的には「湿式」=網目の溝があるタイルの床ではなく洋式化とともに整備される「乾式」がいいと言われますよね。でも、そこが最も臭いがひどかった、と感想を聴いています。これはあくまで定性的な情報ですが。

 

業者そのものに課題があるのか、委託の仕様書なのか、掃除の仕方の工夫なのか、やれることは沢山あると思っています。壁にも色々臭いが付着していることがP&Gの研究なんかでも紹介されています。

 

 

 

Q.今できることを最大限、検討いただき改善に向けて取り組んでいただきたい。

 

A.排水管の老朽化によって尿石ができやすかったり、流す水の量によって尿石がたまったり、壁や床の目の隙間に雑菌が溜まって臭いがしてしまうなど・・・。他市の状況や議員の提案内容なんかも含め、工夫できないかどうか、考えてみたいと思います。

 

 

 

最後に、提出した調査資料の西東京の欄に対策の1つとして書かれてあるのが、「壁の色の変更」ですね。まずは清掃などで臭いの根本的除去にできる限り取り組んでいただくことが前提ですが、あわせて、他の工夫も組み合わせてより良い子どもたちのトイレ環境づくりを期待したいと思います(今回はキッカケなので、私も引き続きこの問題に取り組んでいきたいと思います)。

 

 

 

ご意見いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

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