保育の質、ビジョン、公立保育園の役割…全て「これから」の議論なのに民間移譲は進める?<日曜議会> | もっと小金井市を、おもしろく。~白井亨(小金井市議会議員)blog

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。小金井市を持続可能なおもしろいまちにするため、2013年市議会議員初当選。2015年12月市長選挙に出馬も惜敗。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。


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昨日は「日曜議会」でした。普段議会に来れない人がたくさん来てくれるといいなぁ…。でも少し年配の方が多かったような…。もっと広報に力を入れないとアカンですね…。

 

この日曜議会では、議長を除く23名の議員が15分の持ち時間で各々のテーマについて、行政に対して質問をします。15分だから「もう少し深掘りして聴きたいな…」と思いきや、終わってしまう感じです。だけど、延々と面白くない(自身が興味を持てないテーマ)で質疑が繰り広げられるのを聴くよりも、このようなダイジェスト的に市政の多様なテーマに対して各議員の取組み方なども確認できるのはいいですよね。ホント、いい取組みだと思います。

 

 

 

 

 

 

私は、保育ビジョン策定と公立保育園民営化を並行して進めることの矛盾について、質問をしました。

 

今定例会に市長提案されている補正予算(第5回)には、保育計画策定に関する予算が計上されています。私のみならず何人かの議員また保護者からも指摘されてきたことですが、小金井市としての保育施策に関するビジョンがないこと、保育に特化した計画がないという中において、公立保育園の民営化を進めるということが本当に子どもたちの最善の保育の実施になるのか?という問題提起でした。このような状況の中で、9月の定例会に西岡市長も保育ビジョンおよび計画の策定、そして市全体の保育の質維持・向上のためのガイドラインの策定に着手する発言があった訳です。それを踏まえ、今回予算計上されたというのがこれまでの経過でした。

 

しかしながら、あわせて議会および公立保育園運営協議会で問題視されてきたのは、

このビジョン及び計画策定と、公立保育園のH34年4月からの民営化を「並行して」取り組む、という市の考え方です。これがおかしいと思います。

 

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<以下、YOUTUBEを確認しての答弁メモ>

 

Q.民間移譲することが、その園の通う児童の最善の利益になるのか?

 

◯子ども家庭部長

まず、保育所に置きましては、児童福祉法に基づきまして、保育が必要な子どもの保育を行い、その健全な心身の発達をはかることを目的とする児童福祉施設であり、入所する子どもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の場でなければならないとされているところでございます。市といたしましても、保育の施策を行うにあたりましては、子どもの最善の利益を考えながら、行っていくものであり、民営化に進めるにあたりまして、運営主体が変わることに対する児童・保護者の不安のないよう、対応して参りたいという風に考えておるところでございます。

 

→至極原則的なことのみ。「子どもの最善の利益になる!」とは現段階で言えない様子

 

 

Q.そもそも現在、小金井市として「保育の質」についての定義はあるのか?

 

◯子ども家庭部長

本市といたしましては、現在保育の課題といたしまして、待機児童を抱えております保育の量という問題、さらに保育の質という課題、さらに保育のニーズの多様化等という課題の保育の課題を持っているという風に考えております。そういった点で今回、補正予算の中でですね、保育の質に関する部分も含めて計画をつくっていきたいというところが、現状の考え方でございます。

 

→要するに、「小金井市としての保育の質は定義づけられていない」ということ

 

 

 

Q.保護者側から求められてきた資料(ビジョン・考え方・なぜ民営化が良いか)の材料を示して、納得が得られたか?

 

◯子ども家庭部長

保育のビジョンにつきましては、本市ではのびゆく子どもプラン小金井にも掲げております通り、子どもの最善の利益を守りつつ、子どもの豊かな体験や仲間づくり、子育ち子育て環境を支援して整えていく基本的な考え方・目標というところを持っているっていう風に認識してございますが、保育に特化した計画というところに関してはなかなか保護者のほうにビジョンを示せていないという状況はございます。ま、そういった状況も踏まえまして、今回質に関する部分も含め、小金井市全体の保育施策に対して取り組むべき方向性を示すための保育計画を策定していきたいというところが考え方でございます。

 

→要するに、求められた資料も提示できていない。なぜなら「ビジョン」はこれから。当然保護者から納得の声もあがっていない

 

 

Q.(今後計画を策定するための)新たな協議体の中で公立保育園の役割も議論されるということでよいか?

 

◯子ども家庭部長

計画の最終的な構成の状況にもよるというところはございますけども、現時点で本市におきまして公立保育園の役割につきましては、現行の保育内容を維持・継承しつつ、今後も引き続き行政機関としての役割、地域子育て支援拠点としての役割、保育施設の拠点としての役割という考え方を持っておるところでございます。また、今回保育計画では市全体の保育施策として取り組むべき方向性を示すと考えておりますので、そういった状況の中で市の考えをお示しする場、そういったものはございましたり、市の考えを示した上でご議論いただくことも考えているという風に思っているところでございます。

 

Q.(公立保育園の役割については)これからの議論の対象になるということでよいか?(再確認)

 

◯子ども家庭部長

市全体の計画という形になります。当然、公立の役割であったり、民間園の役割、そういったこの計画の中でも議論される、していただかなくてはならない状況と担当課としては考えております。

 

→要するに、公立園の役割についての市の考え方は示すが、策定委員会で議論していただく=これから

 

 

Q.あらゆることが「これから」。ビジョン=あるべき将来像。そこを議論してから実現のために手段が決まっていくはず。だから、そのビジョンの策定と手段としての民営化が並行して進められることは矛盾しているのではないか?

 

◯子ども家庭部長

本市としましては、行革の中でも公立保育園の民営化の方針というものを持っているところでございます。当然、行政でありますので、当然、保育施策も含めて子どもの最善の利益を念頭に置きながら、かつ、やはり最小の経費で最大の効果をあげるという基本的な市の考え方もあるという風な状況はあるという風に思ってございます。今回ですね、市全体の計画であり、公立保育園に特化した計画とは考えてございませんし、民営化する・しないに関わらず市全体の保育の質、また、保育の計画という形で、必要という形で判断したというところで計画のほうを作成していきたいという風な考え方でございます。

 

→民営化を進めることと、計画策定は「別」だとでも言いたいのでしょうか

 

 

Q.3園民営化を前提で保育ビジョンを検討するのと、前提条件を凍結して検討すること、どちらが子どもの最善の利益になり、小金井市にとっていい保育をつくっていくことに繋がると考えるか。

 

◯子ども家庭部長

繰り返しの答弁となり恐縮ですが、我々行政としましては子どもの最善の利益を考慮していかなければならないところもございますし、当然行政を経営していく上で最小の経費で最大の効果をあげていかなければならないという、そういう考え方もあるという風な形でご答弁させていただきたいと思います。

 

→子どもの最善の利益と、行革が同列で捉えるというのが小金井市の考え方

 

 

Q.どちらが、計画策定に係る人にとってわくわくして取り組めると思うか?いいアディア、議論ができると思うか?

 

◯子ども家庭部長

現時点ではございますが、本計画の策定にあたりましては、策定委員会の中での所掌事項に基づき策定をお願いする考えでございます。そういった状況の中で市としてはやはり民営化という形の考え方は持ってございますけども、やはり議論もいろんなあの、計画策定にあたって、その委員さんのご意見、そういったものに対して我々としてはこうしなければいけないというところまでの考え方は持ってる状況ではございません。

 

→それでも民営化を並行して進めるんですよね

 

Q.保育検討協議会の議事録を読み返すと、何度と無く「公立や私立の枠にとらわれずに全体でよい保育の実現に向けて考えていくべき」ということが意見として出されてきた。民営化を前提という議論になった時に、これらの意見をも無駄にしてしまうことになるのではないか。「民営化を前提としたビジョン策定」という考え方を改めてもらいたい。

 

◯子ども家庭部長

やはり市としましては、やはり民営化という考え方を持っている部分に関しては変わりはございません。民営化に特化した、また、する・しないに関わらず、市として全体の保育、また、質のガイドラインといったものは必要という形で今定例会で出してございますので、そういったものも踏まえて策定委員会の中で議論していただきたい、という風に思っているところでございます。

 

→私は民営化そのものを否定してません。あくまで「ビジョン」ありきで手段を考えるべきであって、並行して進めることは論理的に矛盾していることと、将来に渡って小金井市の保育をより良いものにしていくために、プロセスをしっかり踏んで良き議論をできるように、ということです。全く噛み合わず、具体的な措置を考えないといけなさそうです。

 

 

 

 

 

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