もっと小金井市を、おもしろく。~白井亨(小金井市議会議員)blog

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。小金井市を持続可能なおもしろいまちにするため、2013年市議会議員初当選。2015年12月市長選挙に出馬も惜敗。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。


テーマ:

ご報告が遅くなりましたが、小金井市議会は閉会中ですが昨日は厚生文教委員会が開催されました。私自身も保育関係の質疑でたくさん質疑しましたが、10時からはじまった委員会は夕食休憩には入らず20時前まで…。それにしても陳情審査は午前中に終わったんですが守備範囲が広すぎです…。準備も大変ですがテーマが盛りだくさんだから資料もたくさん…。パソコンを持ち込めれば写真の資料や図書の半分は持ち込み不要になると思うんですけどね…。

 

 

保育関係の審査など委員会全体の詳細はまた後日整理して書きますが、今回はちょっと憤りを感じたことがありましたので、その件をクローズアップして皆さんにお知らせいたします。

 

 

◯「障害のある人もない人も共に学び共に生きる社会を目指す小金井市条例(案)」は、委員会開催の前日に議会へ提案

 

「障害のある人もない人も共に学び共に生きる社会を目指す小金井市条例(案)に対するパブリックコメントの実施について」という行政報告がありました。結論からいえば、2月19日までパブリックコメントをかけているこの条例案は、2月21日から開会する平成30年第1回小金井市議会定例会に上程をする予定だというのです。

 

以前から「平成29年度中に制定する」と言われており、当初は10月に制定を目指していたものです。しかし、調整が難航するなどしてなかなか案がまとまらず、年度内が厳しいかもと目されていました。担当職員とも会う度に状況を確認してたのですが、意見集約・調整・条例案の決定→リーガルチェックを踏まえて議会へ上程(提案)という流れを考えると、昨年中にパブコメを実施スタートしないと2月21日から開会する次の定例議会には間に合わないよね、と話をしていたところです。

 

ところが昨日の報告を受け今後想定しているスケジュールを質疑をしたところ、以下のとおりを想定している旨が述べられました。

 

2/19(月)迄パブリックコメント→庁内で意見集約・最終条例案の作成

2/23(金)自立支援協議会に条例案を示し協議し確定

2/28(水)庁議にかけ、上程の段取りへ

3/1(木)議会運営委員会で上程手続き

3/2(金)本会議で条例を上程・委員会へ付託

3/5(月)厚生文教委員会で審査

3/26(月)本会議で可決

4/1(日)施行

 

※次回の定例会に提案するのは困難という方針を覆し、上記のスケジュールを決めたのは1月19日だそうです。

 

◯「周知期間」設定せず、可決後即「施行」という愚行

 

普通は議会で条例可決→施行の間には「周知期間」が必要です。ただでさえ、これまで多様な市民の巻き込みが出来ていません。条例の第5条には「市民等の責務」が書かれてあり、差別の解消の推進に寄与する施策への協力が努力規定として入っているため、この条例の施行にあたっては事前周知を徹底して行う必要があります。しかし、前述したスケジュールでは、3月下旬に仮に議会で可決したとしてその施行はなんと4月1日を考えているというのです…。

 

以前から「当事者のみ興味・感心を抱くものにならないように」と指摘をされてきました。このようなテーマの条例や取り組みはそのようになりがちだからです。そのための周知の工夫にこれまで以上に頭をひねり、庁内を挙げて取組む必要があります。

 

例えば、世田谷区では以下のような横断幕が庁舎の最も目立つ箇所に張られてあります。既に施行されているものですが、事前に周知されていたのでしょう。小金井市ではこのような取組みも皆無なんですよね。

 

 

 

◯「絶対的な根拠」についての答弁は出てこず

 

…とはいっても、どんな仕事でも恐ろしいスケジュールをこなさなければならないことも日常茶飯事です。私もコミュニケーションツール制作やプロモーション支援をやっていた時代は、カトちゃんの二度見を地でいくくらい驚くスケジュール提示を受け、愚痴もこぼしながら対応してきました。そこで、質疑しました雰囲気(実際の答弁というよりは、やりとりのイメージであることをご了承ください)。

 

Q. そのスケジュールでやらないといけない、何か究極的な根拠はあるのか?

 (腹落ちできる根拠があるなら、それはそれで私は協力したい)

 

A. <答弁の要点>これまで2年半かけて協議してきた。この条例の制定を待ち望んでいる方がたくさんいる。一日でも早く施行したい。協議会の総意でもある。

 

(絶句…気を取り直して)

 

Q. いや、精神論とお願いを聴きたいのではなく、何か絶対的な根拠があるんでしょ?3月の定例会ではなく4月や5月に臨時会を開くこともできるし、6月の定例会で議決することもできる。これまでの経過や想いも理解している。ただ、数ヶ月遅れることで誰かの何かに影響があるのか?

 

A. (答弁はほぼ繰り返し)

 

正直なところ、もう少しもっともらしい理論武装をしてくるのだと思っていました。

 

それが、質疑をするほど精神論(頑張って周知するから)とか、「お願い」(何とかこのスケジュールでやらせてくれ)しか答弁として出てこないというのは、一体、小金井市役所はどうなってるんでしょうか…。課長に続き部長、そして最後には市長も喋ってましたが、さらに輪をかけて情に訴えるだけで、この強引なスケジュールで議決すべき(と判断できる)客観的な根拠が表に一切出てきません。

 

新福祉会館建設の市民検討委員会もそうだし、この条例もそうです。それまでの自分たちの仕事の不手際を市民に押し付けたり、市民を盾に結論ありきの後付けがあからさま過ぎたり、クオリティの低い事務執行が続いているのが気になります。

 

 

この条例に反対する議員は恐らく、1人もいないだろうと推測されます。議会でも多くの議員が待ち望んできた条例ですから。

 

 

しかし、少なくとも昨日の厚生文教委員会より事前に「このようなスケジュールを考えている」と委員に丁寧に説明にまわるべきでしょう(何日か前に担当と会った際に少しそんなことは結果だけは立ち話で耳にしましたが)。公開の委員会の場でこんな話したくないですよね…。関わってきた自立支援協議会の委員の皆さんたちの想いもあることはわかっていますから。

 

ただ、私たち議員は重要な条例だからこそしっかり審査をし、場合によっては多少の修正を加えることも視野に入れなければなりません。それが、我々の仕事です。
 

 

しかし、なぜこの条例を「4月1日施行」にしなければならないのでしょうか。質疑を聴いても根拠が全く出てきません。まさか、西岡市長の施政方針に「年度内に制定する」と書いてあることを何とか死守しようとしているからとは、考えたくないのものですね。

 

 

 【ご意見・お問い合わせなどなど】
■Twitter= https://twitter.com/shirai106
■mail= kogaomo@gmail.com
■白井とおるホットライン= 080-7006-8964
■こがおもWebサイト= http://kogaomo.com/
■facebookページ= http://www.facebook.com/kogaomo
■facebook= http://www.facebook.com/shirai106
※facebookの「友達申請」は基本的にリアルにお会いした方を対象としておりますが、その限りではありません。ご面識のない方でも併せてメッセージを頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

 

shirai106さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります