本日の為替を見ると

ユーロ:米ドル≒1:1

となっている。

誰がここまで想像できたか。

 

日本円は遅かれ早かれ、そもそも外貨を稼ぐネタが無くなりつつあるので

下がっていくのはわかったけれども、ユーロが下がるとは。

逆に言えば米ドルが非常に強い。

だからといって米国の経済状況はいいのかというとそうでもなく

やや制御不能になりつつあるインフレに引っ張られて金利を上げている状況。

本来なら日本も金利を上げるべきところ

借金大国日本は自らの首を絞めかねるのと住宅ローンへの影響を考慮し

上げられないのだろう。

ただ国債についてはそもそもインフレになればその分税収入が増えるので

相対的な価値は下がり、長期で見るとなんとか制御できそう。

しかし住宅ローン残高はおよそ2兆円。年利1%上昇で、200億円の金利が生まれる。

恐らく1%の上昇で耐えられない家庭は多く焦げ付きが発生する可能性があり

こちらは短期で影響がでるため、いじることができないのだろう。

が、例えば「こどもみらい住宅支援事業」なるものの予算額は500億円超。

これを考慮すると、200億円程度の金利上昇分は住宅ローン控除的に

国が補填してしまえば耐えうる。

ということを込みでやれば、

正しく物価上昇の世界に入れるのでは?と思ってしまう。

そうして金利差を無くせば、自然と円の価値も高まり

結果、インフレを抑制できるのでは?と考えてしまう。

とはいえ、色々なしがらみがあってそうもいかないのだろう。

 

与党さんにはせっかく大勝したのだから思う存分議論頂き

日本をあるべき方向へと導いてほしいと願う。