ちょっと待って! | プロコーチの戦略思考|高木鉄平

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今日もブログにきていてだきありがとうございます


最近よくこんなことを聞く


「好きな事だけをして生きたい」
「やりたくない事はやらない」


それも、子供じゃなくて、おとなが言ってる。


やばいな~って思う。

これって苦痛から逃れたい苦痛過敏症候群だよね。

子供たちは、そんな人生に逃げ腰な大人に憧れるだろうか?


もちろん好きな事だけをして生きるってのが不退転の決意と行動、勇気と冒険の宣言ならかっこいいけどね。


「誰かが私を幸せにしてくれるといいなぁ」
状態の人がほとんど・?・・。


動物と人間の大きな違いの一つは、火を避け逃げるか、火を操り火を自らの力に変えるかだった。


ストレスを全く排除した安全空間で人間は退屈になり、創造力をなくし、生きるエネルギーを失う


もちろん過激なストレスは危険だがストレスという事自体に過敏になって快適を求めすぎると、創造力と課題解決力と主体性を失い、リーダーに必要な資質が育たな?くなる。


軟弱ひ弱、ひょろひょろメンタルな大人になってしまう。


子どもが、
「嫌いだから食べない。」
「好きなものばかり食べている」と
どうなるだろう。


それでも元気そうにしている人はいるだろう。


でも、子供が小さい頃から、ママが、

「これはあなたの体が必要としているから、どうしたら美味しく食べられるか 一緒に色々挑戦してみようよ。」

と言って一緒に色々な調理を教えたとしたら。


「好きな事だけをして生きたい」は、

『どうやったら、この作業さえ楽しくてワクワクするようになるだろう?』
と変換してみるってのは、どうだろう?


もしかしたら、あなたも一度ぐらいは
「やりたくない」と思っていた事が、
「やってみたら結構楽しかった。」って事あるだろうか?


コーチングをしていて、
「算数が嫌い」じゃなく、
「無味乾燥的な単純作業みたいなのが嫌い」なだけだったり


「勉強が嫌い」じゃなく
「時間を費やす価値を感じらない事が嫌い」だったり


「会社が嫌い」じゃなくて
「あの上司とか、通勤ラッシュが嫌い」だったり


「練習が嫌い」じゃなくて、
「なぜ練習が必要なのかが納得できない事が嫌い」だったり


「待つのが嫌い」じゃなくて、
「待ったあとの報酬が十分に感じられない事が嫌い」だったり


結構あるもんだ。



「やりたくない事はやらない」
という人の多くは自分が本当に
『やりたくない』事の本質を知りもしない事が多い。


でも、そのやりたくない事こそが
自分に謙虚さや忍耐力、創造力や積極性、
リーダーシップ力をつけてくれるとしたら

積極的に行動し楽しみながらやりたくない事さえ、
楽しめる事になってしまうかもしれない。

では今日の質問です

どんな言葉を選んで生きていきますか?