トロントより
おはようございます
カナダ統計局から３月の雇用統計が発表になりました。３月という季節性もありますが、ちょっと気になる経済データとなっています。
雇用率
わずかながらですが、６カ月連続で下がっています。コロナで急激に減り、その後の回復も順調だったのですが、回復後のピークを過ぎた感じです。
失業率
当然、失業者が増えており、２月5.8％から0.3ポイント上がり6.1％となりました。昨年３月は5.1％でしたので、１.0ポイントも上がっていることになります。
失業率州別
オンタリオ州は6.7％と全国平均より高くなっています。BC州5.5％、ケベック州5.0％と比較すると高いですね。
トロント市で見ると、7.5％まで上がっています。これもバンクーバー5.5％、モントリオール5.7％と比べるとかなり高いレベルです。
失業者の人種別でみると、黒人の労働中心年齢で10.8％（男性10.6％ 女性11.1％）まで上がっており、貧富の格差につながっているようです。
一方、非有色・非先住民（いわゆる白人）の失業率は4.4％となっており、明らかな差が見れらます。
平等、公平公正を国の中心においているカナダですが、英国、フランスなど欧州からきた白人が建てた国で、白人社会が根強く残っているのは仕方ないのでしょうか。
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