トロントより、おはようございます。
急に気温が下がった土曜日です。
明日はもっと下がりそうな予報も出ています。
外出には上着が必要かもしれません。
今日は、毎年行っている交通法規セミナーを開催してきました。(またもや土曜出勤!)
昨年のこのセミナーのときには、前日朝、腰痛が悪化。ちょっと体をひねるだけでも激痛が脳髄に走る状態になり、救急病院に駆け込み、劇薬麻薬鎮痛剤を打ってもらい、一晩安静にしてからの開催という最悪の状態でしたが、今年はやや腰に痛みはあるものの、昨年のようなことはなく無事開催できました。
このセミナーはトロントに来られて間もない方への日本語によるオンタリオ州交通法規セミナーで、トロント市警交通専門官の説明に日本語通訳をつけて解説するもの。すでに8回目となりますが、今年は総領事館のご協力も得て、初の100名超えでした。場所は、300名収容できる旧・市議会議場。2時間半のセミナーでしたが、あっという間に過ぎました。所属する団体によるコミュニティーセミナーで参加無料。
このセミナーを始めた背景には、1992年秋から発行した日本とオンタリオ州の自動車免許相互協定があります。
お互いの普通自動車免許・Gクラスを試験なく書き換えることができる制度で、日本の普通自動車免許を取得から1年以上経過していれば、オンタリオ州のG免許に試験なく書き換えることができます。
となると、いかに勤勉な日本人といえどもオンタリオ州の運転法規を勉強する人はほとんどいません。日本の教習所で習った知識と日本で運転してきた経験で、当地でいきなり運転を始めますが、実際に運転してみると日本といろいろな面で違うことに遭遇します。また、日本ではペーパードライバーで済んでいたが、当地では車を運転せざるを得ない生活になり、不安が一杯という人(特に奥様)も多く、そうした方に日本語で理解していただくように始めました。
このセミナーアイディアを約10年前にトロント市警に持ち込んだところ、多いに賛同してくれ、トロント市警では初めてのコミュニティー向け交通法規セミナーとして、トロント市警ニュースにも取り上げられました。その後、他のコミュニティーも同じセッションを始めたところも出てきており、トロント市警のコミュニティーサービスの一つの目玉になっています。
あ!ちょっと仕事関係のことを書きすぎました。
今日の新聞では、やはりNAFTAと雇用統計が取り上げられています。
この見出しでは、もしカナダがNAFTA合意できない場合には、自動車関税がかけられると脅されていることを挙げています。
トランプ政権の常套手段ですが、さて、どこまでトルドー首相、踏ん張れるでしょうか。
昨日発表になった雇用統計でもちょっと衝撃が走っています。
失業率がカナダ全土ベースで0.2上がり6.0%に逆戻りし、オンタリオ州でも5.7%となりました。
中でも、オンタリオ州ではなんと80000人もの人が職を失ったと記録されています。
2009年リーマンショック後のリストラの嵐以来の多さです。
たしかに一ヶ月の変動としては多いように思いますが7月には66000人の増加があったことを考えると、たまたま振れ幅が大きくなっただけのような気がします。
今日の話題は、ケベック州のお話。
ケベック州はカナダの中でも特殊な州です。
教育、医療、税金の制度的な面でも他州と異なりますが、その背景には、フランス語文化があります。
フランス語が州の公式言語で、ケベック州でビジネスをする場合には必ずフランス語表記を求められます。
しかし、今、そのケベック州でもフランス語話者が減って来ているようです。
ケベック州には現在年間5万人ほどの移民を受け入れており、これまではその移民政策がうまく機能しており、労働市場の半数はそうした移民で埋められているそうです。
しかし、新移民の半数以上がフランス語を話すことができないためフランス語話者の割合が減少。ビジネスにもコミュニティーにも危機感が出ているようです。
また、新移民もフランス語ができないために他州(英語圏)に流出したり、職を得られないまま生活苦に陥っている人も多数いるようです。
そこで、こうした新移民をケベック州に定着させるために、州選抜移民制度で永住権を与えた新移民には3年間の無料フランス語コースを提供し、基礎レベルのフランス語検定に合格することを条件にしようという提案が出ています。
そして、もし、このフランス語テストに合格できなかった場合には、州外への強制退去を命じるとの案。例外としては、高齢者や学習障害者には期間延長や免除措置を取るとのこと。
さらに、移民受け入れ数を現在の5万人から35000-40000人レベルに縮小。
目標としては、質の高いフランス語話者を増やしたい、という狙い。
さて、この提案、実現するのでしょうか。
ますます、ケベック州の壁が高くなるようにも感じますが、ケベック州の人にとってはそれだけフランス語とその文化が大切ということなのでしょう。
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