レインツリーの国。。。 | かす☆かす☆かっすんの今日の出来事

かす☆かす☆かっすんの今日の出来事

世の中は楽しい事で満ち満ちてるやんなぁ・・って事やろね(^^

風邪が治って気管支炎ももうヒトイキ

・・・・と思ってたら
蕁麻疹を発症し、眠れない夜を2晩も過ごしたかっすんですオレンジ1ww



先日のあだち充の『MIX』に引き続き読んだ本。

有川浩著レインツリーの国
彩さんに攻撃されてちょっとシワができてるけどな(笑)
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ブログで仲良くしてくれてる方が有川浩の「阪急電車」を紹介されていたのと、
これまた、メッチャながーく仲良くしてくれてる方が僕のイメージ
この本に出てくる主人公、「向坂伸行」やと言ってくれまして・・・

そんな訳でこのを手に取りました水色ww



関西出身で屈託ない性格の健常者「向坂」と、
事故で聴覚障害を負ってしまった「ひとみ」がひょんなことから
ネットで出会い、を通わせていく・・というお話。


中学の頃に読んだ本の結末が納得いかずに悶々と10年を過ごしてた向坂。
今頃になって誰か感想を書いていないかと検索をしていたトコロに
自分とは違う切り口から興味深く感想を書いていたブログを発見するんやな。

そのブログタイトルが「ひとみ」が管理する「レインツリーの国」やねん。


どうしてもこの感想文にコメントを送りたい・・・
僕らでもそんなことしょっちゅうあるやんなっ
おもろいブロガーさんたちイッパイおるし青ww

そしてコメントのやり取りをしていくうちに「ひとみ」の感性
ドンドンと心が惹かれていってしまって、ついには
会って話がしたい」になってしまうねんなー。


なんだかんだあって会うことになる二人なんやけど
楽しいデートのハズが、どうにも噛み合わへん

なんでか言うたら、ほとんど聴覚のない「ひとみ」が
聴覚障害を隠して健常者のフリをしてたんやな。
それで辻褄の合わへん事が連発してしまうという・・・

向坂もその噛み合わなさにイライラしてくるんやけど
結局、補聴器が見えてしもてバレてまうねん。

そして、その出来事からのお互いに歩み寄ってみたり
一線を引いてみたりしてお互いの心を開きあうまでの
青春恋愛ストーリー



この物語のキーは「コミュニケーション」やと思うねん。

実際に面と向かって直接伝えなきゃいけないこと。
メールだからこそ言えるクサ~いこっぱずかしい言葉。

それらに心情を映しながら巧みに使い分けてお話を進めてるねん


ひとみの言動にイラっとするところもあるけれど、
同時に本心を想像させてくれる・・・有川さん、めっちゃ描写うまいです


そして主人公の向坂
この男、めーーーーっちゃええ男

終始関西弁なんもええんやケド、こんな清々しい男おるんかいなって。
とにかく一生懸命で優しくって、
すぐに凹むし思いのほか怒りんぼやったり

この男と一緒におったらめっちゃポジティブに生きていける
って男の僕でも思うようなキャラクター

そんな男と・・・僕が被ってるんですよね
ジャスさーーーーん(笑)


でも確かにこの向坂のメールの内容、行動、
気持ちの浮き沈みなど「あー、なんか僕やったら書きそう」とか
僕でも絶対にそう思うわ」などなど思うねん

その辺、結構リアルやねんな


最後はハッピーエンドなんやけど
今まで補聴器を隠すために伸ばしてた髪をばっさりと切り
イメチェンをしてしまう最後のシーンがすっごい気持ちいい

テンポもよくってものすごく読みやすい小説でした



んーーーーーー
この手の小説を読んだら若かりし頃に経験した恋愛のように
メッチャめんどくさいけどメッチャ一生懸命な恋愛をしたくなってまう

だれかメールでお互いを想うが故のケンカしませんかぁ(笑)



ラジオドラマレインツリーの国

お時間のある方は是非是非どうぞ~
ラストのやり取りにキュンキュンしちゃいますょ