いかん、単純に面白かったよ。きっと映画の裏に隠された愛とか空虚な若者心情とかを感じなければいけないのかもしんないけど・・そんなのはあんまり思わなかったなぁ~
とにかく可笑しくてお祭りみたいな映画でした。
お噺は・・
浮ついた話題でペラペラして現実味を感じられない江戸で、熱くて良い男の弥次郎兵衛とヤク中の喜多八はディープに愛し合うホモ。
クスリに耽りながら「おいらリヤルがとんとわからねぇ・・」という喜多さんに、DMのお伊勢様への案内に希望を見る弥次さんは喜多さんに旅に誘う。
そして二人はリヤルと自分を見つける旅に出ることになる・・・。
さすがに宮藤官九郎さんですね、笑いの壷を心得てらっしゃる、全体的にTVのバラエティやコントの笑いのエッセンスが凝縮してました。
クドカンがどこかで「次のオファがあるかどうか分からないんでやりたい事を全部詰め込んだ」って言ってただけあって、下ネタ、ベタ、不条理ネタのオンパレード。
出てくるキャラクターも面白い、俳優さんも上手く生かしてますよねぇ。
竹内力のお笑い好きのお代官も良かったし、松尾スズキさんの髭のおいらんは最高でしたねぇ。前日に松尾スズキさん監督の〝恋の門〟を観たばっかりだったんで何をやってるねん!って思いましたよ(爆笑
いままでテレビで見てクドカンの番組が好きな人にはおすすめですねぇ、映画の雰囲気と言うよりコント番組のノリです。こういう映画もありかもしんないですねぇ