ご訪問ありがとうございます。
【天 気】曇り 時々 晴れ
【月 齢】22.2 / 小潮
【認知症】普通？
【妄 想】通常？
何をどう書けば良いのか．．
平日の短時間で「ん？」と思う事があるという事は、
長時間いると、やはり色々ある物で．．
朝、自宅で色々あって、10時5分に実家に到着。
洗濯は終わっていた様だけど、干さずに洗濯機に残っている。
部屋まで行くと、倒れているように横にっている母。
だいぶ慣れてきたけど、でもやっぱりギョッとする．．
僕「来ましたよ」
母「ああ．．．寝よった．．．」
母「お昼から寝よったらいかんね。もう12時？」
僕「まだ10時過ぎですよ？」
母「ああ．．．」
かなりぼんやりしている。
補聴器は、左は着いているけど、右は着いてなかった。
ざっくり着けて、母にお任せ。
声？言葉？が、母に届いているのかいないのか．．
話し掛けても反応が無い事や、頓珍漢な答えが多い。
寝起きだからか、不調なのか．．
母が洗濯物を干し始めたので、少し手伝い。
僕「朝から精が出ますね？」
母「朝から精が出ても、お昼寝しよったらいかんね。」
母「みんなが、ごーごごーご寝よるもんじゃけん、こっちも眠なるんよね。」
泥棒ファミリーが、家族みんなで寝ているらしい。
それで母も釣られて寝ていた．．との事。
コーヒーを淹れてくれて、買い物前のお喋りタイム。
僕「お隣も息子さんが来とったよ。」
僕「おばさんが車に乗りよったけん、買い物に行くじゃわい。」
母「そりゃ、うんちがだいぶ出て困ったんじゃわい．．」
？
僕「いやぁ？買い物に行くんじゃなかろか？」
母「あれが上がったらええんよ？」
？
僕「何が？」
母「息子よ。」
僕「ああ、隣の息子さんかね。」
僕「ウチも今日はお買い物ですよ？」
母「（自分を指差し）うち？（僕を指差し）うち？」
僕「（母を指差し）うちですよ？」
母「何ばり言いよったら、買い物に連れて行ってもらえんなるね（笑）」
なんで？（笑）
母「言い難いんじゃけど、前に服買うたとこに連れて行ってや。」
母「パンツが１枚も無いけん、今、履いてないんよ。」
え？
洗濯して干したっきり、畳んでいないパンツや、
先週畳んでいた物の中からパンツを探し、母に渡すと、
母「これやコレは、お母さんのじゃないわい．．」
僕「あらほうかね。」
母「ほじゃけど、よう人の洗濯物の中に混ぜて干せらいねぇ．．」
嫌なニヤつきをしながら話す。
母自身が干した者の中にあったと伝えても、どうしても自分の物では無いと言う。
何はともあれパンツが出てきたので、履くように勧めると
母「ううん。今日はもうええわい。」
いやいやいやいや．．
履こうよ。是非履こう。履いて下さい．．
僕「いかんいかん、履かないかんよ。」
と、パンツとパッドを渡して、僕は一時退室。
履けたと言うので部屋に戻る。
母が、母の隣の部屋を指差して
母「朝からずっと居る。」
僕「さっきパンツ取りに行った時、誰も居らなんだよ？」
母「ううん。居るんよ。」
僕「さっき台所で待ちよった時も、誰も居らなんだよ？」
母「歌が聞こえよるんじゃけど．．」
母「ほしたら、お昼でも買いに行ったんじゃわい。」
僕「あ、今朝目薬入れた？」
母「うん。」
僕「ふたつとも？」
母「ううん。そうだいぶは入れんわい（笑）」
と言って笑う。
僕「ヒアルロン酸とピンクのやつ、入れた？」
母「うん。両方入れたよ？」
僕「ふたつ入れた？」
母「うん。」
最初は何か勘違いしたのかな？
ま、いいか。
買い物に行こうと玄関に行くと、何故か玄関の一部が濡れている。
実家は、屋内に洗濯機を置くスペースがない。
それを無理矢理、屋内に置いて使っているので、お水や排水のパイプを
洗濯の都度、水道に繋いだり、お風呂場に突っ込んだりしている。
洗濯機の片付けをした時に、多分お水が落ちたんだろうな．．
と思いつつ靴を履くと、靴の中がびっしょびしょ．．
うげ．．．
ま、まぁ．．仕方ない。仕方ない。
母はケロッとしてたので、何事も無かった事にして買い物へ。
下着を買って、いつものスーパーへ。
道中の会話はまずまず良い感じ。
母「今日は目の調子がええわい。」
僕「そりゃよかった。」
母「最近いっつも、壊しよったり建てよったり、
工事しよる所ばっかりじゃったんじゃけど、
今日はそんなとこはひとつも無いて、普通に家に見える。」
僕「よかったよかった。」
なんだろう。
ガチフロで目ヤニが減ったのが良かったのか、
ガチフロの副作用で、眼圧が上がる事があるらしいので、
それがプラスに働いているのか．．
色々聞いても、僕が見ている景色と同じだったので、良しとしましょう。
買い物はまずまず。
ちょっと待って
が、なかなか待ってもらえなくて少し困ったのと、
時々軌道修正が必要なくらい。
最近では、かなり安定したお買い物ができた。
自宅も普通に認識できて、鍵も問題なく開錠。
色々お喋りしつつのお昼ごはんタイム。
笑いながら食べたのが良かったのか、まずまずの食欲。
食後、うちの地域のサービスの、“みまもりヤクルト”を持って来て、
僕に飲めと渡す。
僕「これはお腹にええけん、婆さんが飲みや。」
母「あんた飲まんのじゃったら．．」
母「あれ？、そこにお婆さん居らなんだ？」
僕「おらんよ？」
母「おらん？」
僕「うん。おらん。」
母「ほしたら、お母さんが飲も。」
と、グッとヤクルトをあおっていた。
今日は母はお風呂に入る日。
母の入浴中に、色々とお掃除とお片付け。
お昼の洗い物が出来てなかったので、ざっと洗って、
シンク周りの掃除と、トイレ掃除をこっそりと．．
母が出て来そうだったので、こっそり部屋に戻って待機。
母「あれ？寝よらなんだん？」
僕「うん。サッパリしましたか？」
母「サッパリしました。」
血流が良くなって、少し頭が冴えて理解力が上がったのか、
補聴器なしでも、少し大きな声で会話が通じる。
でもまぁ、補聴器を着けてもらわねば．．
母に補聴器を渡して様子見。
左はＯＫ
右も悪戦苦闘しつつ．．入った様子。
珍しいな。
お風呂上りは、両方ダメな事が多いけど、
今日は両方とも自力で成功。
僕「凄い凄い。よくできました。」
母「左は結構着けれるようになったなぁ思うけど、右はなかなかじゃねぇ。」
僕「今日は右も着けれましたな。」
母「ほうよ。」
母「あんたは、歯ぁ入れとるかね？」
突然の飛び火（笑）
僕「忘れました（笑）」
母「それみとぉみ。」
母「人に忘れるな忘れるな言うけど、自分も忘れろがね（笑）」
と言い笑う母。
僕「いや違うんよ（笑）」
僕「今朝は朝から仕事でばたばたしとって、そっちに気ぃ取られとったんよ。」
母「何かに気ぃ取られとったら、忘れるねぇ。」
僕「僕も婆さんの事は言えなくなりましたね（笑）」
母「そうですよ？（笑）」
しばらくゆっくりしていて、時計を見たら16時。
今日は16時～16時半頃には帰りたい。
そろそろごみを纏めて．．と思ったら、母がテレビに夢中になって動かない。
やんわりとゴミの話を持ち出すけど、どうにも動かない。
あーだこーだと、楽しそうに相撲番組を観ているので、
中断させるのも可哀想な気がして．．
番組が終わり、ゴミの取り纏め。
そう言えば洗濯物が干したまま．．
すっかり忘れてた。
僕「あれ、先週から干しとる洗濯物、どうする？」
母「明日また干そわい。」
僕「もう乾いとるよ？」
僕「降ろして持ってこうか？」
母「持って来て、ストーブの前に追い取ったら乾かい。」
僕「いや、もうすっかり乾いとるよ？」
取り込んで持って行く。
先週から室内干ししている物を持って行く。
母「向こうのが混ざっとるけんねぇ．．」
洗濯をする度に、服や下着が減っていく．．
ズボンを洋服と見間違えて
「こんな服持ってない。これは向こうの」
と言うので、目が離せない。
母が「向こうの」と言うたびにフォローを入れて見直してもらう。
今日は殆ど「自分の物」認識が出来た。
僕「今日洗うたんも、もう綺麗に乾いとるけど、ついでに畳む？」
母「今日は洗濯してないよ？」
ん？
いやいやいやいや、僕の靴と靴下の、尊い犠牲を無駄には出来ない．．
僕「朝来た時、洗濯してましたよ？」
僕「僕が来てから干しましたよ？」
母「あら、ほうじゃったかね？」
洗濯物を母の部屋に持って行って畳む。
母「あら、今日は全部、ワタクシのでした。」
僕「それは良かった。」
時計を見ると、17時30分を過ぎていた。
遅くまで居る前例を作ると、それが当たり前になってしまう。
母は「夕食も食べて帰れ」と言うけど、食べて帰ると、それが当たり前になる。
食べて帰ってあげたいのは山々だけど．．
まだ色々と折り合いがついていない。
僕「すまんけど、ちょっとせないかん事もあるけん、帰りましょうわい。」
母「ほうよ。アンタも自分の事もあるけんね。」
そういう母は、少し寂しそう。
ごめんよ．．
胸が痛む。
痛むけど、帰る。
僕「明日はまた、7時半頃きますので。」
母「お願いします。」
実家を後にした。
今日は随分しっかりしてたのか、全然しっかりしてなかったのか、
よく分からない１日でした。
洗濯物を畳んでいる間も、色々喋って大笑いしてたし、
会話も時々怪しいけど通じるし．．
妄想も多いけど、まぁ許容範囲だし。
色々あったけど、良しとしましょうか。
また１週間、頑張りましょうかね。
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